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第29回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第29回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果

 開催日時

平成30年1月29日(月曜日)13時00分~15時00分

場所

京都府丹後土木事務所 第2・3会議室(宮津市吉原2586-2) 

出席者

【委員】9名(1名欠席)
川合 茂(国立舞鶴工業高等専門学校名誉教授)
池上 甲一(近畿大学農学部教授) 
田中 俊文(公募委員)
長谷川 達(元京都府立丹後郷土資料館学芸員)
藤本 英子(京都市立芸術大学美術学部教授)
槇村 久子(関西大学社会安全学部客員教授)
松島 格也(京都大学工学研究科准教授)
森田 愛子(公募委員)
矢島 正枝(和歌山大学観光学研究所研究員、講師)
【その他(要綱第2条第2項に基づき、出席を求めた者】 
三輪 浩(国立舞鶴工業高等専門学校教授)

(欠席委員)
東山 憲行(宮津市立吉津小学校教頭)

【一般傍聴】 0名
【報道関係】 1名

議事

1.二級河川佐濃谷川水系のパブリックコメントの結果等(平成29年台風18号による被害について(PDF:3,634KB)平成29年台風21号による被害について(PDF:2,944KB)これまでの検討委員会(PDF:107KB)二級河川佐濃谷川水系河川整備計画(原案)のパブリックコメントの結果等(PDF:208KB)二級河川佐濃谷川水系河川整備計画(原案)修正内容(PDF:3,579KB)二級河川佐濃谷川水系河川整備計画(案)(PDF:2,492KB)分派部における流量・流砂量配分とその制御について(PDF:1,025KB)

2.一級河川由良川水系由良川下流圏域河川整備計画の進捗点検について(平成29年度由良川下流圏域河川整備計画進捗点検(PDF:2,181KB)

結果

1.二級河川佐濃谷川水系河川整備計画(案)について、了解された。

2.一級河川由良川水系由良川下流圏域河川整備計画の進捗点検について、報告した。

主な発言内容

1.二級河川佐濃谷川水系のパブリックコメントの結果等

【委員】
 近年、同じ場所に長く降る大雨や、想定以上の台風による被害が発生している。従来のような整備計画で対応可能であるのか。

【事務局】
 ハード対策には限界があるため、ハード対策とソフト対策を組み合わせて近年の災害に対応していく。

【委員】
 今回の台風でも見受けられるが、木が倒壊しやすくなったり、土石流が発生しやすくなったりしている気がする。砂防と河川整備との連携はどれぐらい進んでいるのか教えていただきたい。

【事務局】
 河川としては、河川整備が中心になるが、砂防との連携については、総合的な流域管理として、関係者や市と調整しているところである。

【委員】
 「水位が計画高水位となった場合、溢水までどの程度余裕があるのか」という質問で、整備計画水位の上に余裕高0.8mを設定しているとあるが、余裕高の設定方法を教えていただきたい。

【事務局】
 洪水時は水面が波のようになっており、また流木等も考慮して余裕高を設けている。余裕高は流量に応じて、河川構造令で定められている。佐濃谷川では、河川構造令により、0.8mと設定している。

【委員】
 佐濃谷川の分派については、分派部に水制工等を設けることで、流量をある程度、計画どおりに配分することができるが、河床変動等により、流量が変動するため、モニタリングを実施し、河道の維持管理に努めることが重要である。

【委員】
 分派部における水の流れは、水制等の人為的な構造物で、ある程度流れを制御できるが、土砂堆積の制御はかなり難しい。特に、分派部については、土砂が堆積することで流積が確保できなくなると、水の配分にも影響が生じる。そのため、モニタリングをして、土砂を撤去する等の対応が必要である。また流積を確保する意味での堤防のかさ上げや河床掘削があるが、河床勾配が変わると流れがかなり変わるため、河床掘削をする時の縦断河床勾配には注意が必要である。さらに洪水時よりも低水時の方が期間的には非常に長いため、河川における生物の生息空間として、環境面への配慮も必要である。

【委員】
 中州が分流で生じているが、中州自体が水没することを想定する必要はないのか。水没した時に流れが変化することではないのか。

【事務局】
 洪水時は普段よりも水かさが増し、川底に土砂が堆積することで中州が生じることがある。平水時には中州が水の流れを阻害するように見えるが、水の流れをモニタリングし、必要に応じて浚渫等の維持管理で対応する。

【委員長】
 二級河川佐濃谷川水系河川整備計画(案)は妥当であると認めてよいでしょうか。

【全員】
 異議なし。

2.一級河川由良川水系由良川下流圏域河川整備計画の進捗点検について

【委員】
 B/Cについて、前回と今回とで数値が大きく変動していることについて、わかりやすい説明が必要である。

【委員】
 委員会での事業進捗における報告だけでなく、今後、整備状況の報告があれば、進捗点検(事業評価)の判断がしやすい。

【委員長】
 平成29年度由良川下流圏域河川整備計画の進捗点検について、報告を受けたということで、今回は閉めたいと思います。この次は、今回の委員会における発言を踏まえて、何を審議するのかについて、審議内容の焦点を絞って説明していただくようにお願いします。

お問い合わせ

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