ここから本文です。

第4回新総合計画策定懇話会の開催結果

日時

平成31年4月12日(金曜日)午前10時00分から正午まで

場所

ルビノ京都堀川地下1階平安の間

出席者

委員

松本座長、淺井委員、伊豆田委員、稲垣委員、伊庭委員、奥野委員、櫛田委員、郡嶌委員、齋藤委員、佐竹委員、徳岡委員、鳥屋尾委員、中川委員、布部委員、原委員、久本委員、牧委員、松井委員

事務局

西脇知事、松本企画理事、稲垣政策企画部長、勝目総務部長、加藤政策企画部副部長、田中政策企画部企画参事、石澤計画推進課長

配布資料

議事内容

将来構想についての主な意見

  • 「時代の潮流」の「(5)成長を支える交流基盤の進展」で挙げられている交流基盤が交通インフラ(ハード)に限定されていますが、それで良いのでしょうか。NPOや観光振興におけるDMOなど、ソフトの組織も一つの大事な交流基盤なので、入れていただくほうが良いのではないかと思います。
  • 「時代の潮流」の「(1)人口減少と少子高齢社会の本格化」では、京都府の人口推計について、「合計特殊出生率が令和22(2040)年に2.07まで上昇するとの前提で試算して」とあります。平成27(2015)年の「京都府人口ビジョン」ではそのように記載されていたかもしれませんが、現時点では非現実的であり、最初に同じように記載すると京都府の決意表明のようにも聞こえてしまいますので、これはなかったことにして、今後どうするかというビジョンを出すべきだと思います。
  • 推計は夢物語ではなく、現実的なものであるべきだと思います。今回の計画によって例えば合計特殊出生率を0.1ポイント上げるなど、現実を踏まえた案を出さないと何をやるのかが見えません。将来構想の冒頭なので、メッセージとして出す必要があると思います。
  • 「時代の潮流」で様々な試算が出てくるというのは違和感がありましたし、何が言いたいのか読む人がわからないのは確かだと思いますので、現状を認識する上で、データは事実として示すだけで十分だと思います。それよりも、知事が取り組んでおられる「子育て環境日本一」の先に何があるのか、人口減少を緩やかにするのか、人口減少を食いとめるのか、あるいは他地域からも来てくれる魅力ある京都をつくって人口を維持するのか、というところがまさにビジョンになると思うので、そこを明確にするべきではないでしょうか。「包摂と参画」という言葉を使われたのは非常に良いと思っています。誰もが安心して暮らせる、そういう社会をつくっていくことが一つのキーワードでありますし、また、府民が守られる、与えられる、包み込まれるというところに加えて、府民も一人ひとりが社会に参画することで社会がつくられるということを文章で明確にしていただけたらと思います。
  • 「20年後に実現したい京都府の将来像」の「一人ひとりの夢が実現できる京都府」はむしろ全体のテーマになるのではないでしょうか。それぞれの施策が具体的に書かれている中で見出しとしては大き過ぎるので、京都府の将来ビジョンのキーワードにしてしまうほうが分かりやすいと感じました。
  • 「20年後に実現したい京都府の将来像」の「スマート社会で豊かさを実現できる京都府」で、ターゲットが高齢者という文言が気になりました。そうではなく、今まで足りないことをスマートというIT、IoTでカバーしながら、全体的に豊かになりつつも、高齢者はそれを意識しなくても恩恵を受けて、生活基盤が良くなったり、サービスを受けられたりするということだと思います。そういうことを意図されているならば、表現を変えられたほうが良いのではないでしょうか。
  • 「時代の潮流」の「(1)人口減少と少子高齢社会の本格化」について、特に京都府の南部では都市化がこれからもどんどん進んでいくと思うのですが、特にけいはんなを見ますと、30年経って人口は増えていますが、これからの20年を考えると既にオールドタウン化してきているところが結構あるのではないかと思います。例えば、周辺の八幡市や木津川市でも同様ですので、必ずしも人口増加ということで楽観視はできませんし、そういう現象も少し捉えておくほうが良いのではないかと感じました。
  • 北部と南部との格差が過小に捉えられているのではないかと感じます。とにかく格差を感じている者にとっては格差が解消されないと全然豊かさも実感できませんし、府民である希望も見えてこないわけです。「格差解消も含め」のような書き方ではなく、格差をまずなくすこと、それぞれが豊かさを実感して、様々なことが平等に享受できるような京都府を目指す必要があると思います。
  • 京都府の持つ強みと同時に、京都府の持つ弱みというのもあると思います。強みがある意味ではシーズになると思いますが、府民がこの構想を考えていく上においてはニーズというのもあると思います。市町村のヒアリングなどで、そういうニーズや格差などの弱みを把握した上で計画が策定されているということを見せることが非常に重要だろうと思います。ぜひとも強みも弱みも知った上で、あるいはシーズとニーズをきちっと踏まえることで、より現実感覚を持った構想になるのではないかと思います。
  • 第1次中間案(たたき台)なので、これから磨き上げるものだと思います。これまでの議論や委員の意見は、若干強弱がありますが、網羅的に取り上げられていると思います。しかし、この計画が誰のためにあるのかと考えると、最終的には府民の方一人ひとりに読んでいただき、理解いただくということが大事だと思います。そうなりますと、先ほど、将来構想の「時代の潮流」などに意見がありましたが、いきなり現状をたくさんの数字で述べられたときに、府民の方はおそらく2~3ページで、もうこの計画を読む気にはならないと思います。将来構想では、何をしたいのかという「20年後に実現したい京都府の将来像」から書かくべきで、「夢があるなら計画を見よう」と府民の方も興味を持って手にとられると思います。
  • 知事は就任以来、常に子育て環境日本一、新しい産業、文化の新しい展開という順番でおっしゃり、府民の支持を得られたと思います。知事の将来構想は、京都の強みを生かすということだと思いますが、1が文化の力、2が人とコミュニティ、3が地球環境、4がスマート、5が一人ひとりの夢となっており、順番が違います。分かりやすさの一つとして、体系的に考えたらどうかと思います。これから議論するのかもしれませんが、基本計画の7本柱20戦略があり、これも前文の5本の柱と整合性がないので読みにくいですし、府民の方の記憶に残りにくくなると思います。これから磨き上げると思いますが、このような冊子を作ると、なかなか府民の理解を得られないということを意見として申し上げたいと思います。

基本計画についての主な意見

  • 戦略1「希望あふれる子育て」について、子どもを産んでしまったら、あとはお任せと書いてあるように感じます。そうすると、親はどうしたら良いでしょうか。企業も受け入れられると書いてあるだけで、例えば地域の役割が自分の何か仕事になるとか、子育てというより子どもを真ん中にしている戦略だと感じます。子育てという意味では親も同じですから、親が地域なり、社会に貢献していく生きがいができるようなことを補足すると、「子どもを産みたい」という道につながると思います。
  • 戦略1の4年間の対応方向に「結婚や子育てに対する若者の意識や行動を変えていきます」とありますが、4年間で京都の若者の意識や行動をどう変えるのかがわかりません。「みんな結婚しろ」「全員結婚したい」と変えるとか、「みんな子どもを産む」と変えるということではないと思います。「変えていきます」とはどういうことでしょうか、できるのでしょうか。この辺の書き方を全面的に直したほうが良いと思います。
  • 学生の立場として感じたことですが、4年間で子どもを産むとか結婚するとか、確かに大学生活の中では実感しづらいところはあると思います。ただ、将来を考える時期でもあるので、その時期に課題となっていること、現状として男女の格差であったり子育ての意識であったり、そういうところをSNSでも情報が入ってくる時代なので、男性の方が子育てに協力してくれないだとか、結婚したらこういう課題があるということを、大学生でも何となく理解はしています。このようなことに対して、京都府の行っている対策や、住み続けていれば結婚や、将来暮らしていくときに役立つ情報を受信でき、課題がなくなっているということを実感できるようにすることが必要だと思います。
  • 戦略1に関する部分ですが、先日京丹後市の産婦人科の医師が亡くなられて、市内の病院の産婦人科で出産ができない状態になりました。人口減少社会において、お産機能のない地域というのは考えられないことだと思います。大問題で早急に解決する必要がありますが、医師にトラブルがあった場合に出産機能が途絶えてしまう地域だということは、非常にマイナスイメージを与えていると思います。市立病院なので、市にしっかりとやっていただきたいと思いますが、京都府においても、子育て環境もですが、出産環境というか、安心して子どもを産めるという部分にもっと着眼していただきたいと思います。今回、急遽医師の不幸によって転院を余儀なくされた妊産婦がたくさんおられたことは、大きな波紋を呼んでいます。ぜひ出産環境の手厚い支援なども考えていただきたいと思います。
  • 戦略1ですが、例えば「子育てに対する若者の意識や行動を変えていきます。」ということは、もちろん大事ですが、普段の生活の中で子どもを育てにくいと感じますので、「社会全体で子育てをしていきましょう」という意識に変える必要があると思います。例えば、ベビーカーで電車に乗ったら嫌な顔をされます。海外では、子どもがいたら普通にさっと手伝いをしてくださる方がたくさんいるのに、日本では邪魔者扱いをされるというのが現状です。京都や日本の将来のためには、いかに子育てが重要なことであるかを認識し、子どもを産んでくれた若い人たちに、「ありがとう」と思えるぐらい、「子どもをみんなで育てる」という社会となるよう、意識改革を行うことが必要だと思います。
  • 具体的に子育てをしていきたい、子どもを産みたい、京都で産みたいと思ってもらうようにするには、例えば中学生まで医療費無料というように、本当に分かりやすいことを全面に出すと、京都で育てたいという気持ちになると思います。また、京都は府、市ともに教育レベルは非常に高いので、それをもっとアピールすることが必要だと思います。さらに、今後どうするのか、さらに伸ばしていくという成長戦略をもう少し分かりやすく簡単に、一目見て分かるようなキャッチーな感じで書いたほうが良いと思います。
  • 戦略5「災害に強い地域」ですが、先ほどの「20年後に実現したい京都府の将来像」の「地球環境に適用した強靱でしなやかな京都府」というところで、せっかく「しなやか」や「強靱」という言葉を使っているので、「災害に強い」ではなく、「災害の復興」のようなことも踏まえて、京都府は災害に備えることを方針としていますので、単に強いというよりは、「しなやか」や「強靱」といった言葉を使ったほうが良いと思います。
  • 26ページ、「府市町村の危機管理体制を充実し、災害発生時の対応力を強化します」というところについて、実現したい将来像の中に復興ということも入っていますので、「対応力」だけではなくて、「災害から立ち直れる力」というような記載をしたほうが良いと思います。
  • 将来構想の中で、外国人の方にたくさん来てほしいとありますが、京都の一番の弱みとして、良いインターナショナルスクールがないということがあります。おそらく世界の企業で京都に来たいというところもあると思います。世界の企業を呼んでくるためには、留学生や外国人のことを考える上で、京都に良いインターナショナルスクールがあるということが重要なポイントだと思います。
  • 戦略10や日本中全体の話だと思いますが、留学生が子どもを連れてきて困るということがあります。京都にはいくつかありますが、いわゆる教育方針が徹底したような、例えばバカロレアでやれるというのは、高校というよりは小学校からやらないといけないと思います。
  • 戦略5ですが、24ページは「住民への認識が課題になっています」とありますが、昨今増えている海外旅行客や留学生への対策が不十分だと思います。昨年の台風被害の際もかなりインフラとホテル、空港のことでも混乱が起きていました。もう少し情報提示、避難勧告指示、避難場所などを多言語で提供する必要があると思います。
  • 戦略10「留学生・外国人が生き生きと暮らせる社会」と戦略13「魅力ある観光」ですが、留学生や外国人と海外からの観光が書かれているページで、これは京都市の話なのか京都府の話なのかというのが分かりにくく、読んでいて少し混乱します。観光を増やすのであれば、京都市への観光ではなく、その人たちを京都府にどう持っていくのかというところが先に書かれているほうが、京都府の施策と分かりやすいと思います。
  • 戦略3「安心できる健康・医療と人生100年時代」について、メニューは色々あるのですが、これから人生100年時代というと健康寿命の延伸や一人ひとりが取り組むことがすごく増えてきたり、健康意識を上げたりということが社会全体にとっても重要だと思うので、もう少しそのニュアンスを強めたほうが良いと思います。
  • 14ページに、「医療ツーリズムの実施」という文言があります。本来、医療は社会保障で、国民、府民の健康のために行われるものですが、医療ツーリズムとなると、多分に営利性というニュアンスが強くなります。そうすると、府民のための施策なのかということが議論になると思います。病院の経営戦略として考えていただくのは良いのですが、京都府の施策の中に医療ツーリズムというのは、少し慎重に考えていただいたほうが良いですし、そういう視点から考えると、むしろ記述されないほうが良いと思います。
  • 戦略11コミュニティが大切にされる社会について、「地場産業の購入等により、地域を支える仕組みを構築する」とあるが、「作ったら買ってもらえる」という意識では地域が疲弊していくので、「地場産業で仕事を創出する」という意識をもつことが大切です。ニュアンスの違いで大きく違う意味となるので、検討していただきたいと思います。
  • 戦略11に、「小中学生をはじめそれぞれの地域が地域をより良くするため、地域コミュニティの大切さに触れる機会を創出します」とあるが、問題なのは、「小中学生をはじめそれぞれの世代が地域をより良くしていくという意識がない」ということです。よって、「小中学生をはじめ、コミュニティ教育の実践の場として、地元を使ってコミュニティの大切さに触れる機会を創出します」というふうにしていただいたほうが、子どもたちにとってコミュニティというものが大切だという教育にも繋がるものだと思いますので、検討をお願いしたいと思います。
  • 戦略2夢を実現する教育について、施策の対象が子どもになっていますが、今すごく大人のリカレント教育が注目されており、今後大人の学び直しの市場は大きくなっていくものだと思います。京都の文化を学びたいという大人の意識が高まっているということもあるので、その意識の高まりと京都の文化力という強みをくっつけた教育というものを一つの京都府の特徴として、子どもだけでなく、大人も勉強しているというところを打ち出せれば、他府県とは異なる京都らしさになると思います。
  • 戦略2について、私はこの教育のところ、とても上手に書いているなという印象を受けました。ただ、タイトルのところにについて、「夢を実現する教育」だけではなく、京都の学校は「安心で安全な環境をつくる」ということを非常に大事なポイントとしていますので、そういった文言を入れることができないか検討いただきたいと思います。
  • また、現状分析、課題のところについて、特に不登校やいじめの問題に関しては、京都はとても丁寧に取り組んできておりますので、現在の書き方では、「いじめが多いですよ」と読めてしまうので、その辺のニュアンスは配慮する必要があると思います。
  • 戦略2のところ、又は戦略9の障害者が暮らしやすい社会に関わってくるかと思いますが、虐待を受けた子どもたちへのケア、ソーシャルワーク的なアプローチが欠けていると思います。被虐待児、愛着障害の子ども達も発達障害に似た表情を見せることがありますが、接し方はそれぞれ変わってきますので、教育の場にソーシャルワークの視点が必要だと思っております。被虐待児等を障害児として一括りにするのは少し乱暴だと思いますので、検討をお願いします。
  • 戦略19成長・交流・暮らしの基盤づくりについて、暮らしの基盤づくりの現状分析・課題、4年間の対応方向・具体方策、このいずれも交通施設について記述されていますが、この交通でどことどこを結ぶのかということが全く触れられておりません。現在の市街地や集落が維持されることを前提に、交通施設を結びましょうという発想だと思いますが、今後人口減少社会が進んでいく中で、現在の土地利用の在り方のままで良いというのは無理があると思います。市街地や集落の再編は踏み込まざるを得ない問題だと思いますので、その点は展望を入れるなど何らかの形で言及していただきたいと思います。
  • 戦略17文化力による未来づくりについて、小学校に優れた芸術家、工芸家等を派遣し、体験活動を行う「京都市式文化体験プログラム」ということが書いてありますが、子ども達やいろいろな世代の方に京都の良さを知っていただくということはすごく良いことだと思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。
  • また、高齢者で文化や歴史に詳しい方と子ども達が接する機会を設けることで、地域コミュニティを活性化させていくこともできるので、子育ての観点からも施策に入れていただきたいと思います。
  • 戦略13魅力ある観光について、京都市にプラスして府域全体の周遊・滞在型観光を進めることについて実現したい姿に記述されておりますが、これは府と市も共存でき、地元の方も助かるので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。
  • 戦略13について、京都市内に観光が集中しており、地元住民がバスに乗れないなど、オーバーツーリズムによる観光公害が問題になっておりますが、これを解消するという文言を入れていただくと分かりやすいのではないかと思います。
  • 戦略13について、「観光と地域社会との共生」ということで、20年後に実現したい姿としては記述されていますが、具体的な方策には観光振興施策しかないため、地域との共生に向けた施策を検討いただきたいと思います。
  • 戦略13について、地域の歴史や文化資源を支える人材である、地元の中学生や高校生を観光の取組に参画させることが必要ではないかと思います。参画させることにより、地元への愛着も増し、地域の活性化にも繋がることになると思うので、そういった視点を入れるよう検討いただきたいと思います。
  • 他の委員からも意見がありましたが、こういった総合計画を議論する際に、人口減少の問題はすごく大きな問題であるので、そこはしっかりと展望を示す必要があると思います。20年後又は40年後を見据えた時に、維持が困難だと思われる集落が府内にも幾つか存在している中で、いわゆるバラ色のビジョンだけではなく、厳しい現実も見据えたビジョンを示すことが次代を担う府民の方には必要であるので、どのように計画に記述するか検討が必要だと思います。
  • コンパクトシティというのは、政策として従来から実施されており、成功しているところもあるが、転居を伴うものであり、動かない人も出てくるなど、様々な問題が出てきております。これは人口減少社会の進展により、今後益々深刻化することが予想されることから、コンパクトシティに対するビジョンを示す必要があると思います。また、ビジョンを示す上では、20年後にしっかりと総括することを意識して、現実的なビジョンを検討いただきたいと思います。
  • 国では単純労働についても外国人労働者を入れていこうという方針であり、外国人労働者の文化と地域コミュニティの調和をどのように図るかという観点が必要となります。人口が少ない地域で一気に外国人労働者を入れて人口を増やそうとした場合に、コミュニティや文化に対する影響は大きいと思いますが、それをどう支援するのかという点が計画の中では示されていないので、検討いただきたいと思います。
  • 戦略1「雇用の安定・確保と人材育成」で、ひきこもりの方々について体系的な人材育成を進めると記載されていますが、これまでに行ってきた施策のブラッシュアップがされてないために上手く成果が出てないのではないかと思います。施策を拡大するのではなく、施策を実行して課題を見つけ、今後どのように変えていかなければならないのかというところまで掘り下げないと、最終的により良いものまで辿り着けないと思います。民間企業はいつもそれを考えていますので、計画でもそこを具体的にお示しいただきたいと思います。
  • ひきこもりの方々について、体系的に人材育成を進めることは大変大事なことですが、全体をもう少し強化したほうが良いと思いました。全世代に向けて、生涯教育の話も含めて記載したほうが分かりやすくなるのではないでしょうか。
  • 新しいハードについては戦略19「成長・交流・暮らしの基盤づくり」で、既存のハードについては戦略5「災害に強い地域」で分けて記載されていますが、切り分けて考えていいのだろうかと疑問に感じます。戦略19で、既存と新設のインフラ整備をこれからどうしていくか、人口減少時代を踏まえた最適なインフラの整備や維持管理のあり方を取り上げていただいたほうがよいのではないかと思います。
  • 短い文章は理解しやすいのですが、違う種類のものがたくさん入っていると、府民にとって分かりにくくなりますので、前書きのようなものを入れて全体をつなぐと読みやすくなると思います。


お問い合わせ

総合政策環境部総合政策室

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4389

sogoseisaku@pref.kyoto.lg.jp