京都府森林審議会森林保全部会の議事要旨

1　開催日時

平成18年5月30日（火曜日） 　午後3時から5時まで

2　場所

京都市上京区室町通出水上ル近衛町38　オムロン研修センタ

3　出席者

【委員】
武居部会長、奥田委員、北原委員、吉田委員、（音日委員欠席）

【参考意見陳述人】
村上興正、堀本尚宏

【事務局】
森林保全課：小林課長、森井主幹、磯本担当係長、他森林保全課職員、中丹広域振興局農林商工部職員

【傍聴者】0名

4　議題

（1）林地開発許可案件の適否に関する事項

5 審議内容（結果及び主な意見）

（1）審議結果

ア　林地開発許可案件の適否に関する事項
　林地開発許可案件については、やむを得ないものと認める。

イ　附帯意見 
　開発行為をしようとする森林の区域の隣接地に希少動物が生息しているため、生息状況について調査等を行い把握するとともに、生息環境への影響をできる限り抑制するように配慮しながら開発行為を施行するよう事業者を指導すること。
　採石行為跡地における植生の回復及び緑化を適切に行うよう事業者を指導すること。 

（2）主な陳述内容

• 本件の和江谷は、希少動物の繁殖にとって良好かつ重要な森林である。
• 岩石採取区域が尾根を越えない範囲であれば、影響は少ないと考える。森林面積の減少による影響は、モニタリング調査を行い実際の希少動物の繁殖状況を把握する必要がある。繁殖に重要な時期についても工事上の配慮をすることが必要である。
• 採石が終了した箇所は、適切に植生の回復や緑化をすべき。
• 岩石採取区域から希少動物の繁殖上重要な場所を除外すべきだが、それができないのであれば、採石と併行して、周辺における放置森林の手入れなどによる環境の改善等の代替措置を講じることが必要である。
• 森林の減少に伴う代償措置について慎重に検討する必要がある。

 

 

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