ここから本文です。

第3回京都府高次脳機能障害者支援プラン検討会開催結果

日時

平成23年8月30日(火曜日)午後5時から午後7時

会場

ルビノ京都堀川2階金閣の間

出席委員(敬称略、順不同)

中川 正法(京都府立医科大学大学院医学研究科神経内科学教授)
村井 俊哉(京都大学大学院医学研究科精神医学教室教授)
井上 重洋(京都府立心身障害者福祉センター附属リハビリテーション病院長)
冨田 素子(京都博愛会病院リハビリテーション科部長)
山根 寛(日本作業療法士協会副会長(京都大学大学院医学研究科教授))
牧 圭子(NPO法人高次脳機能障害支援つくしの会理事長)
沼津 雅子(南丹圏域障害者総合相談支援センター「結丹」GM)
中村 悦雄(京丹後市健康長寿福祉部長)
花木 秀章(井手町高齢福祉課長)
藪 善文(京都府健康福祉部副部長)

概要

1)あいさつ

2)議題

(1)プラン中間案の素案について
事務局説明

(2)主な意見等
・支援の流れにおいて、見立てのところで、一旦切れてしまうように見える。また、「外来リハ」という言葉に対する認識のズレがあるため整理する必要がある。
→「見立てる」ところに「外来リハ」があるので混乱する。「見立て」は、各段階で外来リハ、精神科デイケア、生活訓練事業所等が各々に関わっているよう(何をするのかを示すよう)にすればよい。
・精神科デイケアは、退院する段階(退院と同時)の比較的早い時期から関わっている。
・「安らぐ」機能の精神科デイケア、グループワークは既存の仕組みにおいて、どのように充実させるかが課題である。
・精神科デイケアは2つの機能を持っており、医療的な場で支える人と、他者と関わりながら生活習慣を身につける訓練があるため、各々対象者のレベルに応じて行うべきである。
・生活習慣を身につける生活訓練は、全員が上手くいくわけではない。上手くいかなかった人をどのように支え続けていくかが重要。
・生活訓練と就業支援は、区切らずに重なる形にしてもよい。
・訓練(リハ)は、医療なのか、福祉なのか、内容・役割を明確に整理する必要がある。
→精神科デイケアは、医療としてSST等基本的な生活技能を身につける。(医学的リハ)
つくしの会のような生活訓練事業所(通所型)は、社会生活を身につける。(社会的リハ)
・福祉で支えていくためにも、医療的な見立ては必要。地域(相談支援事業所)において、適切な医療的見立てが必要な人もいるため、医療との連携は必要不可欠。
・アウトリーチ支援は、生活訓練時期からではなく、もっと早い段階から(機能訓練から在宅に戻る段階~就労支援まで)関わる必要がある。
・既に、潜在化している人(このシステムにのらない人)や回復に至らない人も想定すべき。
・訓練する人及び場所が不足しているため、人的及び場所の確保が必要。
・京都市や京都大学などの施設を活用し、オール京都府で連携していくことはできないか。
・現状では、高次脳機能障害への支援ツールが少ないため、先ずは府の施設をモデルにした支援システムの理想形を示していく必要がある。
・事業所の生活支援員に対する研修(福祉的見立て)があれば、各地域に広がっていくのではないか。また、同時に診断書の書き方等の医師に対する研修(医療的見立て)も必要である。

お問い合わせ

健康福祉部障害者支援課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4597

shogaishien@pref.kyoto.lg.jp