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がんばる京の商店街&グループ 賀新商丹の会

<意欲的商業者グループ支援事業から>
それぞれのアイデアを活かし、物語形式で手作りイベントを展開

賀新商丹の会 広瀬久士さん
八木町商工会 経営指導員 八木真澄さん

意欲的商業者グループ支援事業に選ばれた「賀新商丹の会」について教えてください。

八木町商工会の会員に意欲的商業者グループ支援事業についてお知らせしたところ、女性会、青年部、商業部から事業に取り組みたいという意見がありました。その3つのグループが一緒になって結成したのが「賀新商丹の会」で、昨年4月頃から活動を始めました。
会の名称は「臥薪嘗胆」をもじった造語で、平成 18年(2006年)1月に南丹市が誕生することから新年や賀正の“賀”、商売の“商”などで語呂合わせして「賀新商丹の会」としました。

地域の商工事業者の中では後継者不足や経営者の高齢化が進む一方、外部の環境を見ると大型店の出店だけでなく通信販売・インターネット販売など、目に見えないライバルも出現しているなかで、女性会、青年部、商業部がそれぞれのアイデアを組み合わせて活性化に取り組みました。

事業テーマは「八っちゃんの木々(もくもく)物語」ですが、どんな内容ですか?

子どもたちが参加しやすいようにイベントを第1章、第2章というストーリー仕立てにしました。第1章は「世界にたったひとつの贈りもの」と題した手作り雑貨の店「Peek’a boo」。昨年の11月23日から12月20日の期間限定で、商店街の空き店舗を会場に、女性会のメンバーが手作り石鹸やマフラー、ビーズアクセサリーといった小物120アイテムを販売。クリスマスリース(クリスマス用に花や葉、枝などを組み合わせて作った輪状の飾り)やオーナメント(ツリーなどにつける飾りや装飾)などの手作り体験教室も行いました。
また、オープニングにはバイオリンコンサートも開催しました。商店街の対象のお客様は比較的高齢者層が多いのですが、同じ商店街の中でお客様の奪い合いをしても仕方がないので、この店ではもう少し若い年齢層を狙いました。そのお陰で亀岡市や日吉町などの周辺からもお客さんが集まり、新たな顧客を呼び込むことができました。うれしいことにもっと続けてほしいとの声もあり、大変な好評を得ました。

続く第2章は、11月23日から1月14日まで商業部が中心となり、商店街の共同駐車場で「ライトアップイルミネーション八木」を行いました。200本のペットボトル越しに光が漏れるよう工夫したのですが、これは環境に配慮して廃棄物を有効利用できないかということから考え出されたアイデアです。開催期間が長かったので、クリスマス用のベルをかたどった板を取ると、正月用の竹の照明になる仕掛けにしました。日頃は夜になると人もまばらな商店街ですが、期間中はちょっとした夜の観光スポットになり、防犯上の意味でも役に立ったと思います。

第3章は青年部が大晦日に「八木町最後のビンゴ大会」を開催しました。イルミネーションのある共同駐車場が会場で、テレビやゲーム機などの賞品を獲得しようと子どもから年配者まで大勢集まりました。最後にパック入りの餅を100個ほど撒いたのですが、この餅撒きが特に人気がありました。

事業の成果から、今後の展望をお聞かせください。

参加した女性会員の中には近年町内に移り住んできた人もおられ、今回のイベントが人と知り合うきっかけになったと思います。今後は、商店街やポイントカードの会など地元団体と連携してさらに盛り上げていきたいと考えています。次回のイルミネーションはプラネタリウムのように立体的な形にしたいですし、南丹市の地域資源を活用し、例えば建設業者の方の協力を得て、美山町の雪おろしの雪で彫刻やアートの展示などの開催ができれば、と思っています。

会員たちにとってこうした取り組みを行うことはある意味で素人ですが、そういうメンバーでも頑張ってやればこれだけの集客ができると証明され、非常によい刺激になりました。会員には専門性を活かし、目標をもって諦めないで頑張っていただきたい。そうしたモチベーションを上げる意味でも、このような事業は大事な手段ととらえ、今後も常にモチベーションを上げていかなければと考えています。

八木町最後のビンゴ大会

ピークアブー

「まいんどKyoto」2006年3月号掲載