京都三条会商店街振興組合
子育て広場
同商店街の周辺には近年マンションが建ち並び若い世帯も増えてきている。そのためか同商店街の一角にある公園には若いお母さんが集まって、小さな子供たちを遊ばせている姿が目立つ。「幼い子供たちが被害者となる悲惨な事故や事件が相次ぐ中、商店街としても孤立しがちな子育て中の若いお母さんや子供たちに何かできないかと今回の事業に着手した」と上田理事長は事業の目的を話す。
オープンしたのは昨年の10月。当初はガランとした空き店舗であったが、カーペットが敷かれ装飾なども施され、アットホームなスペースになっていった。 11月には同商店街で行われた京都パープルサンガJ2優勝記念・商店街フェスティバルに訪れたサンガの3選手が同広場を訪問。小さなファンたちと楽しいひと時を過ごした。
保育士役として連携した平安女学院大学短期大学部のある大学生は「実際に子どもたちや保護者の方々とお会いすることができて、とても勉強になりました。今後に生かしていきたいです」と話していた。
「子育て広場」は笑顔がいっぱい!
京都三条会商店街振興組合事務局 山崎登志代さん、中桐誠子さんの寄稿
昨年10月2日より始まりました「子育て広場」もこの2月で終わりを迎えます。
始めた時は、「長いなぁ」と思いましたが、気が付くと「あっ!」という間の5ヶ月でした。
最初は小さい子供がたくさんいる中でとても疲れましたが、回を重ねるごとに顔見知りの子供もでき、その子供たちの成長を見るのが楽しみとなりました。
「寄るつもりがなかったのに、子供がどうしても行くといってきかない」と笑顔で入って来られる方、遠方からバスを乗り継いで来て下さる方、雨の日でも雪の日でも来られる皆勤賞の方、「こんな場所がほしかった!」と言って下さる方、そんな声を聞けた時、この事業を行って本当によかったなぁと実感します。
平安女学院大学短期大学部の生徒さん達にとっても、学校で学んでいる事が実践できる良い場所になっていると思います。
その日に行う内容は、生徒さん達が考えてくれるのですが、絵本読みや手遊びの時間になっても、子供達が折り紙やお絵かきに夢中で、絵本読みや手遊びに全く興味を示してくれず、てこずっている場面もありました。子育てを経験している私達から見て、歯がゆいことも多々ありましたが、これから保育士に、また将来、お母さんになるであろう彼女達に、この上ない機会を提供できたと自負しております。
核家族化が進んでいる昨今、子育て中の若いお母さん方は、いろんな事で悩み、心配事を抱え込み、相談する場所が無く、孤立しがちです。
この事業は、そういったお母さん方に同じ立場の仲間や子育ての先輩方との出会いの場を提供し、交流を深めてもらうのが目的でした。
初めは、お母さん同士がなかなか話しをできずにいましたが回を重ねるごとに輪ができ、それぞれの悩みを打ち明けたり、子育ての情報交換をしたりと、本来の目的を十二分に果たせたと思います。
また、会場に商店街の個店のサービスチケットコーナーを設けた事により、対人販売に抵抗を感じて、スーパーでしか買物をしたことの無かったお母さんが、個店へ足を運んでくれるようになりました。これも大きな成果だと思います。
平安女学院大学の生徒さん達と、毎回当番を決めて受付のお仕事を引き受けて下さった組合員様のご協力もあり、この事業は素晴らしい結果を残す事ができました。
たくさんある商店街事業の中で、これほどお客様に感謝された事業は初めてです。この経験を生かし、今後もお客様に喜ばれる事業に取り組んで参りたいと思います。
京都商店街振興組合連合会発行「商店街振興情報」2006年2月号より
