白砂糖より黒砂糖が体によい?
白砂糖は薬品を使ってあり、また、成分としても黒砂糖や三温糖のほうがミネラルが多く、体によいと聞きました。どうなのでしょうか。>
答え
砂糖の白さは光の乱反射によるもの
砂糖は本来、無色とうめいのけっしょうです。白く見えるのは、光の乱反射のためで、雪が白く見えるのと同じです。
砂糖は、さとうきびのしぼりじるから作られます。不純物を除くために石灰や炭酸ガスを使いますが、作る過程で除かれるため、できた砂糖の中にはふくまれません。また、ひょうはくざいや染料で白くしているのではありません。
黒砂糖はさとうきびからしぼった汁をそのままにつめて作ります。
三温糖のうすい茶色は、白砂糖を取った後の液の加熱のうしゅくによるもの
では、三温糖はどうでしょうか。白砂糖を作るときに残った糖液には、実はまだ糖分が多量 にふくまれています。これをさらに何回もにつめて出来上がるのが三温糖です。三温糖がうすい茶色をしているのは、カラメル、つまり、加熱により糖分がこげたための色です。
ミネラルやビタミンはそれらを多くふくむ食品から
次に砂糖の成分を見てみましょう。3種類の砂糖の成分を次ページの表に示しました。カルシウム、リン、鉄、ビタミン類とも、黒砂糖が一番多く、次いで三温糖であり、上白糖はゼロに近い数値になっているので、栄養面で上白糖はよくないように見えます。しかし、1日栄養所要量と比べると、砂糖にふくまれるミネラルやビタミン類はもともとわずかです。ちなみに、家庭で1人1日に使う砂糖を20gとして、全部三温糖にしても、カルシウムは6mgです。これは、牛乳ならティースプーン1ぱい程度で、栄養所要量の1/100にしかなりません。
三温糖や黒砂糖は、料理の目的によって好みで使うのがよいでしょう。
主な砂糖100g当たりの成分ひかく
| 黒砂糖 | 三温糖 | 上白糖 | 1日栄養所要量 | |
| カロリー(kcal) | 352 | 380 | 384 | 2400 |
| タンパク質(g) | 1.7 | 0.1 | 0 | 70 |
| カルシウム(mg) | 240 | 30 | 1 | 600 |
| リン(mg) | 31 | 微量 | 微量 | 900 |
| 鉄 (mg) | 4.7 | 0.5 | 0.1 | 10 |
| ビタミンB1 (mg) | 0.05 | 微量 | 0 | 1 |
| ビタミンB2 (mg) | 0.07 | 0.01 | 0 | 1.4 |
(「四訂食品成分表」より)
正しいものに○、まちがっているものに×をつけてください。
- 砂糖をたくさん食べると、血液が酸性になる。
- 砂糖は骨の中のカルシウムをとかしてしまう。
- 摂取するカロリーが不足していても砂糖を食べると太る。
- 牛乳に砂糖を入れると牛乳のカルシウムがダメになる。
- 穀類を十分食べていれば、砂糖はまったく食べなくてもよい。
(参考:「月間消費者 94.8」「食生活 95.12」ほか)
正解 1× 2× 3× 4× 5○
