ホーム > 暮らし・環境 > 食生活・消費生活 > 京都府消費生活安全センター くらしの情報ひろば > カセットボンベとコンロは同じメーカーでないと危険?
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Q) 家庭用の卓上ガスコンロのカセットボンベには「専用の卓上コンロで使用してください」と表示されていますが、コンロとボンベのメーカーが違うと危ないのですか?
卓上コンロは、ボンベをレバーやマグネットで接続すると、先のノズルが押されてガスが出る仕組みになっています。
以前はメーカーがそれぞれ独自の基準で作っていたため、ノズルの長さなどが異なり、違うメーカーのボンベを使うとガスが出にくくなるケースがあったそうです。
ところが、1995年の阪神大震災の被災地で都市ガスが止まり、卓上コンロの需要が増大した際、火がつかないという苦情が数多く寄せられました。
これを受け、日本工業規格(JIS)が見直され、1998年にボンベの各部の寸法較差を大幅に小さくするよう規格が変更されました。
カセットこんろは「液石法」(液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律)上の特定製品に指定されており、国の定める指定検査機関(JIA-日本ガス機器検査協会)の検査に合格しなくては販売は許可されません。その検査規定においては、カセットボンベはカセットこんろの部品として位置づけられていて、カセットこんろとボンベは互いに使用しても良い相手を指定、表示しなくてはならず、その上で検査され、安全が確認されています。
指定されたボンベを使用しなかった場合、まれにではありますが火が付きにくかったり、正常な機能が発揮されない場合がありますので表示に従うことが望ましいでしょう。
お問い合わせ
府民環境部消費生活安全センター
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階
電話番号:075-671-0030
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