ここから本文です。

ガラス食器類の破裂

Q) 強化ガラスのフタをしてステンレス鍋で調理していたところフタが破裂してバラバラになった

A) 耐熱ガラスと強化ガラスは違う

一般的に食器に使われているガラスはソーダ石灰ガラスと言われるもので、ソーダ灰、石灰石、ケイ砂を主原料として作られます。強化ガラスとは、主に成形したガラスを熱処理して表面に圧縮歪層をつくることにより、機械的・熱的強度を増大させたものです。耐熱ガラスはホウケイ酸ガラスといわれるもので、ソーダ石灰ガラスに比べて熱膨張が小さく耐熱性に優れているという特徴があります。

耐熱ガラスには、(1)直火用(2)オーブン用(3)電子レンジ用(4)熱湯用があり、また結晶化ガラスを用いた超耐熱ガラスも鍋などで製品化されています。従って、強化ガラスであっても必ずしも耐熱ガラスほど熱に強いとは言えません。

強化ガラスでは、割れ方が普通のガラスと違うものがある

強化ガラスには、(1)口部強化(2)全面物理強化(3)全面イオン強化の三種類があり、全面物理強化のガラスは普通のガラスと違った割れ方をします。相談のあった鍋のフタのように「突然破裂してバラバラになる」という割れ方は全面物理強化に特徴的な割れ方です。破片が細片となって激しく飛散する場合があるので注意が必要です。口部強化や全面イオン強化のガラス、耐熱ガラスは一般的なガラスと同じような割れ方をします。また「バリバリ音をたてて裂けたように割れる」ことがあり、これは強化ガラスや耐熱ガラスに多く見られるようです。

ガラス製品の破損は、大きな衝撃力が加わること以外に表面に付いた小さなキズに熱衝撃や機械的な衝撃力が加わっておこることがあると考えられています。はじめの小さなキズがどの時点でどのようにしてついたかを確認するのは非常に難しいことです。

ガラス食器の選び方・使い方

ガラス食器には、一般的なガラスと、耐熱ガラスや強化ガラスなどがあります。家庭用品品質表示法で強化ガラスの強化の種類や耐熱ガラスの耐熱仕様区分が表示されることになっていますので、購入するときは、表示を確認し、特性や種類、使用方法を知って目的にあったものを選びましょう。耐熱ガラスでも「オーブン用」や「電子レンジ用」だけの表示の製品は直火にかけないようにしましょう。

また、使うときは、キズをつけないように気をつけましょう。クレンザーや研磨剤入りナイロンたわしで洗うと細かいキズがつき、破損の原因になります。強化ガラスでもキズがつきにくいわけではないので気をつけましょう。どこかにキズがついたものは、洗うことでも力がかかり危険ですので絶対に使用しないようにしましょう。また、鍋を火にかけているときガラスの鍋ぶたをずらしてのせると特定の箇所に熱が強く当たって割れる原因になりやすいので注意しましょう。

(参考:「消費者被害注意情報No.30」国民生活センター 「理化学辞典第5版」ほか)

お問い合わせ

府民環境部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?