悪質住宅リフォームに関するアンケート調査結果の概要について
悪質住宅リフォームが社会問題化していることから、被害防止対策の基礎資料とするため、上記のアンケートを実施しました。
記
1 調査概要
(1)目的
高齢者等社会的弱者を狙った悪質住宅リフォームが社会問題化していることから、くらしの安心推進員に見守り活動を依頼し、被害防止対策の基礎資料とする。
(2)調査日
平成17年8月
(3)調査対象
くらしの安心推進員 100人
(4)回答者数
93人
2 調査結果のポイント
- 隣人、家族等身近なところで悪質住宅リフォームの勧誘について話を聞いたことがある推進員は48人(52%)であった。また、推進員本人も29人(31%)が勧誘を受けていた。
- 勧誘を受けた48人のうち、35人(73%)は「断った」が、13人(27%)が「被害にあった」とした。
- 訪問時、業者の最初の説明は「無料点検です」が24人と半数を占めている。被害にあった13人のうち「無料点検です」が8人と突出していた。
- 勧誘方法は「やさしく親切」と感じた人が17人(35%)、「このままでは危険と不安をあおられた」が15人(31%)であった。
- 被害にあった13人のうち、誰かに「相談した」人は6人(46%)で、このうち消費生活科学センターに相談した人は2人であった。被害にあった場合の対応は「業者のいうとおり支払った」が9人(70%)で、「クーリング・オフをした」は2人(15%)であった。
3 今後の対策
アンケート調査の結果、多くの方が勧誘、被害を受けているが、消費生活科学センター等に相談された人は少なく、多くが潜在化しており、今後とも積極的に啓発活動(見守り活動)を推進する必要があり、次の対策を講じる。
- 福祉関係団体(在宅介護支援センター協議会、社会福祉協議会、民生児童委員協議会、老人クラブ連合会)と連名のリーフレットを10万枚今回作成し、高齢者等社会的弱者に対してきめ細かな啓発活動(見守り活動)を強める。
- 電話機の近くに貼る「消費生活で困ったときの相談先の電話番号」と玄関に貼る「悪質な訪問販売お断り」シールセットを2万枚今回作成し、福祉関係団体と連携し「見守り活動」に活用する。
調査結果の概要
<悪質リフォームの勧誘を受けた経験>
「身近なところで勧誘についての話を聞いた」が48人(52%)
身近なところで勧誘についての話を聞いた」が48人(52%)で、「聞いたことはない」が45人(48%)であった。勧誘を受けた人の内訳は推進員本人が29人(推進員の31%)、隣人が10人、家族が5人の順であった。
<勧誘を受けた際の対応>
勧誘を受けたことがある48人のうち、「断った」が4分の3、「被害にあった」が4分の1
勧誘を受けた際の対応は、「断った」が35人(73%)、「被害にあった」は13人(27%)であった。
<訪問時の業者の最初の説明>
訪問時、業者の最初の説明は「無料点検」が50%、被害にあった人では62%
「屋根など無料点検」が24人(50%)と一番多く、被害にあった13人では「屋根など無料点検」が8人(62%)と突出していた。
<業者の勧誘方法>
勧誘方法は「やさしくとても親切」が35%、「このままでは危険と不安をあおられた」が31%
「やさしくてとても親切」が17人(35%)と一番多く、「このままでは危険と不安をあおられた」が15人(31%)であった。
<被害にあった場合の対応>
「相談した」は、46%、消費生活科学センターへの相談は「被害にあった」13人中2人。
「業者のいうとおり支払った」が70%、「クーリング・オフした」は15%
被害にあった13人のうち、「相談した」人は6人(46%)で、内訳は家族3人、隣人1人,消費生活科学センター2人。「業者のいうとおり支払った」が9人(70%)で、「クーリング・オフをした」は2人(15%)であった。
<身近なところでできること等>
声かけをするが27%、肉親が見守るが21%
順位を付けて複数回答を得たところ、地域でできることは、1番目は、声かけをするが27%、肉親が見守るが21%、話し相手になるが16%、口コミで情報を提供するが10%となっている。
推進員の意見
- 被害の具体的な事例を伝えて、未然防止したい。
- どこに相談したらいいかわからないと思うので、相談窓口を書いたシールを届けたい。
- 外出したときに地域で起こっている情報を入手するようにする。
- 口コミ、話し相手になる、パンフレット等を配るならできる。
- 悪質業者が来たらその足で近所の高齢者のところに行き、情報を伝える。
