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3月30日第580号

1.幼児がハンドスピナーの部品を誤飲
~国民生活センターからのお知らせ~

近年、ハンドスピナーは幅広い年齢向けの手遊び道具として登場し人気です。
ハンドスピナーとは、一般的に、中央にあるベアリングという軸受け部品と、そこから放射状に広がる複数の突起やおもりから構成されています。その本体中央を指で挟み、本体を高速に回転させて使用する商品です。

米国では、「10歳女児がハンドスピナーの部品を飲み込み手術により摘出するといった誤飲事故が発生した」との報道があります。また、CPSC(米国消費者製品安全委員会)は、ハンドスピナーの小さな部品による子どもの窒息や、電池の誤飲による消化管のやけどについて注意喚起を行っています。

一方、国内では、一般社団法人日本玩具協会が、国内外におけるハンドスピナーの安全性への懸念を踏まえ、ST基準の新たな要求事項として、回転中に外れる可能性のある付属部品がないことや、「人や動物、物に向けて投げないこと」などの注意表示を求めた追加要件を設けたところです。

このような状況の中、医療機関ネットワークには、2017年8月にハンドスピナーの部品による誤飲事故が2件寄せられています。

<国民生活センターに寄せられた事故情報>
ハンドスピナーの金属製の部品3つを誤飲。1つ誤飲しているところを保護者が目撃し、2日後受診。腹部のX線撮影にて大腸内に1つ、胃もしくは小腸内に2つ異物があることを確認した。翌日、2回の排便により3つの部品が排出された。(1歳3カ月・男児)

<消費者へのアドバイス>

  • 誤飲や窒息のおそれがあるので、乳幼児には絶対に触らせないようにしましょう。
  • 遊ぶ前に部品の突出やゆるみがないかをチェックしましょう。
  • 万が一誤飲した場合には、医師の診断を受けましょう。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180315_1.html(外部リンク)

2.懸賞で当たった日帰りバス旅行で高額な商品を買うはめに
~国民生活センター・見守り新鮮情報第304号より~

<内容>
よく利用している通販サイトから、「無料日帰りバスツアーに当選した」というパンフレットが送られてきたので、友人と参加した。最初に毛皮工場に立ち寄り、会議室のようなところで高額な毛皮製品を勧められた。いろいろな商品を試着した後に、再度、気に入った商品の試着を勧められ、購入してもよい雰囲気になり、約80万円の毛皮のコートをクレジットで契約した。その直後から後悔し、夜も眠れない。クーリング・オフして契約をやめたい。
(60歳代・女性)

<ひとこと助言>

  • スーパーマーケットや通信販売会社などの懸賞で当選し、無料または格安のバス旅行に参加したところ、途中で立ち寄った施設で高額な宝石や毛皮製品等を勧められたという相談が寄せられています。
  • その場の雰囲気にのまれたり、旅という非日常の中で気分が高揚したりしてつい購入してしまうケースが見られます。冷静になり、本当に必要なものかをよく考えましょう。必要なければきっぱりと断ることが大切です。
  • 要件を満たせばクーリング・オフ等が出来る場合もあります。困ったときは、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。(消費者ホットライン188)

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen304.html(外部リンク)

3.消費生活センター等をかたる不審な電話やはがきにご注意ください!!
~消費者庁からのお知らせ~

消費生活センターやこれに類似した名称をかたる者から、不審な電話がかかってきた、自宅にはがきが届き身に覚えのない料金の支払いを要求された、という相談が寄せられています。

都道府県や市町村等に設置されている消費生活センターは、相談者から電話をかけるか、相談者に来所いただくかで相談を受け付けているので、消費生活センターに相談をしたことのない方に電話をかけたりはがきを送ったりすることはありません。

消費生活センターの相談料は無料であり、どのような名目でも、消費生活センターから消費者の皆様にお金を請求することは絶対にありません。

連絡してきたのが本物の消費生活センターなのか、少しでも疑問や不安を感じたら、電話やはがきで指定された電話番号ではなく、消費者ホットライン「188(いやや!)」番にお電話ください。

<詳細>消費者庁
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_010/(外部リンク)

4.観桜祭ー重要文化財・京都府庁・旧本館ー
~京都府からのお知らせ~

今年も京都府庁旧本館において、「観桜祭(かんおうさい)」を開催しています。桜満開の旧本館で、府民協働による多彩な展示やイベントを楽しめます。

<開催期間>平成30年3月24日(土曜日)~4月8日(日曜日)10時~17時
<イベントの例>

  • 旧本館ガイドツアー:期間中の土曜・日曜11時00分~
  • 屋上緑化「京てらす」・太陽光発電施設
    休日特別公開:4月7日(土曜日)10時~15時
    (平日公開時間9時~17時)
  • ちーびずkimono体験カフェ:10時~17時(有料)

他にも、楽しいステージや展示、体験があります。詳しくは、ホームページをご覧ください。

<詳細>京都府
http://www.pref.kyoto.jp/sisan/news/kanousai2018.html

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp

電話(消費生活相談):075-671-0004【平日午前9時~午後4時】
電話(事務専用):075-671-0030
ファックス:075-671-0016
kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp