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7月27日第596号

1.平成29年度京都府における消費生活相談の概要について
~京都府消費生活安全センターからのお知らせ~

この度、平成29年度の京都府の消費生活相談窓口における相談の概要を取りまとめましたので、お知らせします。
今回の結果を踏まえ、今後とも、消費者被害の未然防止や迅速な救済・回復、拡大防止に向けて、市町村や関係団体とも連携しながら取り組んでまいります。

1.京都府の消費生活相談は前年度より減少5,061件。約3割が高齢者からの相談

平成29年度の京都府(消費生活安全センター及び各広域振興局)の消費生活相談窓口で受け付けた相談件数は5,061件で、前年度より減少(前年度比89.9%、㉘5,630件)過去5年間は5千件台で推移
高齢者(65歳以上)からの相談件数は1,456件(33.2%(無回答を除く))で、うち詐欺的な手口に関する相談は213件(14.6%)と前年度より増加(前年度比117.0%㉘182件)
市町村を含めた府内の消費生活相談窓口で受け付けた相談件数は17,924件で、前年度より微減(前年度比94.5%、㉘18,962件)

2.インターネットなど情報通信に関する相談件数が突出(全体の約5分の1)

相談内容別では、アダルト情報サイトや出会い系サイト等に関する「放送・コンテンツ等」(1位)が突出して多く、全体の13.5%(㉙682件㉘955件前年度比71.4%)
また、「インターネット通信サービス」(インターネット接続回線等)(4位)、「移動通信サービス」(携帯電話等)(6位)も多く、これら情報通信に関する相談件数の合計は1,063件で、全体の約21.0%
さらに、トラブルになりやすい商法・手口では、身に覚えのない代金の請求など「架空請求」が多く、ワンクリック請求に関する相談は激減

公的機関を装ったはがきによる料金の架空請求が出現

前年度大きく増加した架空請求は、依然高止まり(㉙372件㉘379件前年度比98.2%)の状況であり、さらに、全国的には、公的機関を装ったはがきによる料金の架空請求が増えているため、引き続き注意が必要です。

ワンクリック請求に関する相談は激減

アダルト情報サイトや出会い系サイトにアクセスしたところ、いきなり「登録ありがとうございます」などの表示が出て高額な料金を請求されたなどといった「ワンクリック請求」に関する相談が激減(㉙109件㉘320件前年度比34.1%)。これは、啓発により不用意にアクセスしない・クリックしない・あわてて業者に連絡しない・利用料金の請求を受けても言われるままに支払わないなどの対処法が浸透してきた等が考えられます。

3.京都府の取組

このような相談状況を踏まえて、京都府では、高齢者の消費者被害防止のため地域ぐるみの見守り活動を強化するとともに、今年度、府内各地で、市町村・警察等と連携して「特殊詐欺・悪質商法撲滅(ゼロ)キャラバン事業」を実施します。また、府民のネットトラブル対処能力を強化するため、ネット被害防止のためのアクティブラーニングコンテンツ(体験型学習ソフト)を警察と共同で開発し、平成31年4月から被害防止教育に活用します。

<詳細>京都府消費生活安全センター
http://www.pref.kyoto.jp/shohi/news/press/2018/7/soudangaiyou29.html

2.気をつけて!「キャッシュカードを預かる」という電話は詐欺
~国民生活センター・見守り新鮮情報第313号より~

<内容>

警察を名乗る男性から、「コンビニで、あなたの銀行口座から50万円引き落とされたのでカードを止めた。すぐ代わりの者を行かせるのでキャッシュカードを預けるように」という電話があった。電話を切らないうちに男性が訪ねてきたのでカードを渡し、暗証番号を聞かれ、教えた。3日後、銀行のサポートセンターから不審な引き出しがあると連絡があり、口座から250万円ほど引き出されていることがわかった。(80歳代・女性)

<ひとこと助言>

  • 警察や公的機関、金融機関の職員等が通帳やキャッシュカードを預かったり、暗証番号を聞き出したりすることはありません。このような電話がかかってきたら、すぐに電話を切りましょう。
  • もし訪問されても、絶対に通帳やキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えたりしてはいけません。
  • 少しでも不安に思ったら、すぐに最寄りの警察やお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen313.html(外部リンク)

3.司法書士の日記念 市民公開シンポジウム
「司法書士による 相続・遺言のススメ」
~京都司法書士会からのお知らせ~

<とき>
平成30年8月4日(土曜日)13時30分~17時00分(13時00分開場)

<ところ>
メルパルク京都5階「京極」の間
JR京都駅(烏丸中央口)から東へ約1分

<講演会>演劇とセミナー

  1. 演劇「相続あるある笑劇場―こんなときどうする!?―」
    NPO法人子育ては親育て・みのりのもり劇場所属
    どらりん劇団
  2. 司法書士による相続・遺言セミナー
    司法書士 下市幸則氏
  3. 新しい資産承継 信託の紹介
    司法書士 安田聡碩氏
  4. 相続税のおさえておきたいポイント
    税理士 山﨑登志雄氏(近畿税理士会園部支部)

相談会の開催はございません。

<入場料>無料

<定員>200名(予約優先)※来場者には粗品進呈

<申込み>
京都司法書士会http://siho-syosi.jp/(外部リンク)
TEL:075-241-2666(月~金9時00分~17時00分)
FAX:075-222-0466

<詳細>京都司法書士会
http://siho-syosi.jp/topics/doc/20180627.pdf(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp

電話(消費生活相談):075-671-0004【平日午前9時~午後4時】
電話(事務専用):075-671-0030
ファックス:075-671-0016
kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp