ここから本文です。

6月5日第661号

1.「新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン」の受付状況(第2報)
-通帳やキャッシュカード、マイナンバーなどは、絶対に教えない!渡さない!-
~国民生活センターからの注意喚起~

国民生活センターでは、「新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン」を5月1日(金曜)に設置し、31日(日曜)までの1カ月間で2,835件の相談を受け付けました。
特別定額給付金等の申請方法など給付金関連の相談件数は2,721件で、そのうち特別定額給付金等の詐欺が疑われる相談件数は51件でした。

<相談事例>

昨日、見知らぬ若い女性2人が自宅を訪ねてきた。女性は「姪の知人」を名乗り、「特別定額給付金の給付申請に必要なので通帳を預かる」と言われた。信用して銀行の通帳とキャッシュカードも見せたところ、通帳とキャッシュカ
ードを持って去っていった。印鑑は渡していない。(相談者:70歳代・女性)

<その他の相談事例>

  • 「給付金申請手続きを代行するのでマイナンバーカードを貸して」と電話があった
  • 自治体の職員から「特別定額給付金の申請を代行する」と電話があった
  • 自宅に自治体を名乗り給付金の手続きサービスをすると電話があった
  • 「給付金の受付番号が届いていない」と電話があり、振込先銀行口座を教えた
  • 「手続きを急いでいる方」と書かれた給付金申請書がポストに入っていた
  • 郵送で申請した直後にSMSが届き、口座番号や暗証番号を入力してしまった

消費者へのアドバイス

「給付金の手続きに必要」などとウソの説明をしたり、自治体や給付金申請手続きの代行などをかたり、自宅への訪問や電話、メール等により個人情報、銀行等の通帳や口座番号、キャッシュカード、マイナンバーカードなどの情報や金銭を詐取しようとする手口に注意しましょう

・暗証番号、口座番号、通帳、キャッシュカード、マイナンバーは「絶対に教えない!渡さない!」

・市区町村や総務省などが以下を行うことは絶対にありません!

  • 現金自動預払機(ATM)の操作をお願いすること
  • 受給にあたり、手数料の振込みを求めること
  • メールを送り、URLをクリックして申請手続きを求めること

【怪しいなと思ったらご相談ください】

  • 「消費者ホットライン 局番なしの188(いやや)番」
    最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
  • 新型コロナウイルス給付金関連消費者ホットライン
    電話番号 フリーダイヤル:0120-213-188
    受付時間 10時~16時(土曜、日曜、祝日を含む)

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200602_1.html(外部リンク)

2.新型コロナウイルス関連の消費生活相談の概要(2020年1月~4月)
~国民生活センターからのお知らせ~

全国の消費生活センター等が2020年1月~4月に受け付けた新型コロナウイルス関連の消費生活相談(2020年5月15日までの登録分)は27,469件で、1月155件、2月2,369件、3月9,973件、4月14,972件と増加しています。

<相談事例>

  • 【事例1】注文した覚えのないマスクが届いた
  • 【事例2】ネットでマスクを注文したが、届かない
  • 【事例3】結婚式場をキャンセルしたら、キャンセル料を請求された
  • 【事例4】結婚式場の日程変更を提案されたが、新型コロナウイルスが終息するとは思えない
  • 【事例5】スポーツクラブを退会したが、翌月分の会費を支払うよう説明された
  • 【事例6】ヨガ教室を休会したいが、休会費がかかると説明された
  • 【事例7】ネットで消毒用アルコールを注文したが、詐欺サイトのようだ
  • 【事例8】ネットでトイレットペーパーを注文したが、届かない
  • 【事例9】海外旅行をキャンセルしたが、全額返金してもらえないか(募集型企画旅行)
  • 【事例10】航空券をキャンセルしたところ、手数料を請求された(手配旅行)
  • 【事例11】ホテルをキャンセルしたら、キャンセル料を請求された
  • 【事例12】入居していない賃貸アパートの家賃を免除してもらえないか
  • 【事例13】居酒屋のキャンセルをしようとしたら、キャンセル料を請求された

<消費者へのアドバイス>

  • 利用規約等で解約条件やキャンセル料をよく確認しましょう
  • インターネット通販でのトラブルに気を付けましょう
  • 注文した覚えのない商品が届いたら、受け取りや支払いをしないようにしましょう
    (参考)
    「新型コロナウイルス感染症に便乗した身に覚えのない商品の送り付けにご注意ください」(消費者庁)
    https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/pdf/200415_1100_representation_cms214_01.pdf(外部リンク)
  • 新型コロナウイルスに便乗した悪質商法が発生していますので注意しましょう
  • 不安に思った場合や、トラブルが生じた場合、また「怪しいな?」と思ったら、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう

「消費者ホットライン 局番なしの188(いやや)番」
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200519_1.html(外部リンク)

3.ベビーカーの転倒事故!シートベルトは必ず締めましょう
~国民生活センター・子どもサポート情報第156号より~

<事例1>

駐車場のスロープを降りていたところ、ベビーカーが、掛けていた荷物に引っ張られるように手前に倒れた。子どもはシートベルトを装着しておらず、地面に転落した。外傷性くも膜下出血により7日間入院した。
(当事者:1カ月・男児)

<事例2>

片手でベビーカーを押していた。ベビーカーから手を離した瞬間、掛けていた荷物の重みでベビーカーが手前に転倒した。子どもはアスファルトに放り出され、頭と顔を打撲した。シートベルトは装着していなかった。
(当事者:3カ月・女児)

<ひとこと助言>

  • ベビーカーが転倒した際にシートベルトをしていないと、子どもがベビーカーから投げ出され大けがをするおそれがあります。ベビーカーに子どもを乗せたら、その都度、必ずシートベルトを装着させましょう。
  • ベビーカーは、ハンドルに荷物を掛けるとバランスを崩し、転倒しやすくなることを認識しましょう。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support156.html(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp