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7月10日第664号

1.ご用心 災害に便乗した悪質商法
~国民生活センターからの注意喚起~

地震、大雨などの災害時には、それに便乗した悪質商法が多数発生しています。
悪質商法は災害発生地域だけが狙われるとは限りません。災害に便乗した悪質な商法には十分注意してください。
また、義援金詐欺の事例も報告されています。義援金は、たしかな団体を通して送るようにしてください。
なお、以下で紹介する相談事例やアドバイスは一例です。

<相談事例>

工事、建築

  • 日に3~4回訪問され、屋根の吹き替え工事契約を迫られた
  • 屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた
  • 豪雨で雨漏りし修理してもらったがさらにひどくなった

寄付金、義援金

  • ボランティアを名乗る女性から募金を求める不審な電話があった
  • 市役所の者だと名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた

災害をきっかけ・口実にした勧誘トラブル

  • 屋根の修理工事を火災保険の保険金の額で行うと言う業者が信用できない
  • アンケートに答えたら補償金が受け取れると言われた

<消費者へのアドバイス>

工事、建築

  • 修理工事等の契約は慎重に
  • 契約を迫られても、その場では決めないで
  • 契約後でも、クーリング・オフができる場合がある

寄付金、義援金

  • 不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断って
  • 金銭を要求されても、決して支払わない
  • 公的機関が、電話等で義援金を求めることはない
  • 寄付をする際は、募っている団体等の活動状況や使途をよく確認

お困りの際には、一人で悩まずお近くの消費者センター等(消費者ホットライン)にご相談ください。

  • 消費者ホットライン:局番なしの188(いやや)番
  • 警察:全国共通の短縮ダイヤル「#9110」、最寄りの警察本部・警察署の悪質商法担当係

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/disaster.html(外部リンク)

2.「保険金の手続きをサポートする」と勧誘する住宅修理に注意
~国民生活センター・見守り新鮮情報第322号より~

災害に便乗した悪質な商法として、損害保険を使って住宅修理をもちかける事例が報告されています。契約の際は十分にご注意ください。(平成30年11月再掲)

<内容>

来訪した事業者に「家屋に壊れたところはないか。損害保険で負担なく修理が出来る」と言われたので、数年前の大雪でベランダの屋根がゆがんだことを話すと、調査員を手配すると言うので申込書にサインした。申込書をよく見たら「保険金額が、見積金額より安くて工事が困難な場合は、30%の手数料を払う」と記載されていた。手数料の話は聞いていないし、不審なので申し込みをやめたい。(70歳代・女性)

<ひとこと助言>

  • 自然災害による住宅修理について「保険金が使える」と勧誘されても、損害保険金が実際にいくら支払われるのか、また、そもそも保険金が支払われるかどうか分かりません。まずは自身が加入している保険契約の内容を確認し、契約している保険会社や代理店に相談しましょう。
  • 住宅修理とは別に、保険金を請求する手続きをサポートするという契約をさせられ、その手数料を請求される場合がありますが、保険金の手続きの手数料は損害保険の補償対象とはなりません。
  • 「自己負担はない」と住宅修理の勧誘をされても、本当に負担なく必要な修理が出来るかどうか分かりません。その場ですぐに契約せず、修理の必要性や契約内容を十分に確認し、家族や周りの人にも相談しましょう。
  • 不安に思ったときは、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen322.html(外部リンク)

3.熱中症 室内でも水分補給はこまめに
~国民生活センター・見守り新鮮情報第366号より~

<事例1>

起床時から脱力感があり、動くことができなかった。しばらく様子を見るも症状が改善せず、救急車で運ばれた。(60歳代)

<事例2>
エアコンをつけず、扇風機をつけた状態でぐったりしてしまい、救急車で運ばれた。(90歳代)

<ひとこと助言>

  • 室内でも熱中症が起きており、注意が必要です。
  • のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう。
  • 室内にいるときは、日光を遮る、風通しを良くするなど、室内が高温にならないようにしましょう。また、無理せずエアコンや扇風機を上手に使って室温を調節することも大切です。
  • 家族など周りの人は、積極的に声掛けを行うなど、様子に変化がないか気を配りましょう。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen367.html(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

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ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp