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10月9日第672号

1.「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契
約しないようにしましょう!
-勧誘・契約が増える秋台風シーズンは特に注意してください-
~国民生活センターからの注意喚起~

<相談事例>

令和元年秋台風の影響で雨漏りをしていたところに、事業者から「火災保険の保険金で修繕ができる」と電話があり、訪問を受けた。事業者が屋根の損傷箇所を撮影し、約400万円の工事見積もりを出した。保険申請は事業者がすべて行ったが、「自分たちの存在は保険会社に伝えないでほしい」と言われ、少し不審に思った。その後、保険会社の鑑定人が家を診て、見積金額全額は出ないと言われた。契約時に違約金の説明はなかったが、書類をみたら工事をしない場合は違約金として保険金の5割を支払うと書いてあり、悪徳商法にひっかかったと思った。契約をやめたい。(2020年6月受付・40歳代、男性)

<その他の相談事例>

  • 工務店に壊れていない瓦を外す細工をされ「黙っているように」と指示された
  • 事業者の見積もりが杜撰(ずさん)で少額の保険金しか提示されなかった
  • 保険で修理可能と言われたのに保険金が下りなかった
  • 保険金で修理工事ができると契約したが、工事が杜撰だった
  • ポイントサイトでポイントが欲しくて保険申請サポートを契約してしまった

<消費者へのアドバイス>

  • 「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約しないようにしましょう
  • 加入先の保険会社や保険代理店に相談しましょう
  • うその理由で保険金を請求することは絶対にやめましょう
  • 不安に思った場合やトラブルになった場合は早めに消費生活センター等に相談すること

    消費者ホットライン「188(いやや!)」番
    最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201001_1.html(外部リンク)

2.格安をうたう家具や家電品等の模倣サイトにご注意!
-注文した商品が届かない!いったいどこと契約したの!?-
~国民生活センターからの注意喚起~

有名なメーカー等のWebサイトに非常によく似た作りで、正規サイトの価格よりかなり安く商品を販売する模倣サイトによるトラブルが増えています。
同様のトラブルは以前から衣服やスニーカー関連にみられたのですが、最近では家具や家電などが多い傾向にあります。
そこで、模倣サイトによるトラブル事例とともに、注意すべきポイントを紹介します。

<相談事例>

ネット広告に表示されていた有名な家電メーカーのサイトで掃除機を注文したが、その後、商品到着予定日を2日過ぎても届かなかった。サイトにあったフォームから問い合わせをしても返信が来ず、注文した商品の配送状況も確認
できないので、サイトの会社概要に記載されている問い合わせ番号に電話したところ、「それは模倣サイトだ」と言われた。どうやら正規のメーカーのサイトをそのままコピーした模倣サイトで、問合せフォームだけを変えたものらしかった。返金してほしい。

<模倣サイトトラブルにあわないためのチェックポイント>

【チェックポイント1】

  • 販売価格が大幅に割引されている。(安くないから正規だとは言えないが、あまりにも安い場合は購入を控える)
  • サイトURLの表記がおかしい。(正規サイトのURL表記と少しだけ異なっている、同URLの前後に別の文字が追加されているなど)
  • 事業者の住所の記載がない。または、住所の記載はあるが、場所を調べてみるとおかしい。(田んぼや畑、個人宅になっているなど)
  • 事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやフリーメールだけになっている。
  • 決済がスムーズにいかず、何度も入力させられる。
  • 利用規約等におかしな記載・不当な記載がある。
  • サイト内のリンクが適切に機能しない。

【チェックポイント2】

  • URLを入力してサーバ情報を調べられるサイトを利用し、当該サイト・サーバの情報に不審な点が無いか確認する。

【チェックポイント3】

  • インターネット上の当該サイトに関するトラブル情報を確認する。

【チェックポイント4】

  • 購入前に、当該サイトの運営事業者へ問い合わせを行い、返信内容等を確認する。(返信がない、日本語の字体・文章表現がおかしいなど)

<トラブルにあってしまったら>

すぐに最寄りの消費生活センター等に相談してください。海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)でも相談を受け付けています。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201001_2.html(外部リンク)

3.消費者力パワーアップセミナー2020(第1期)
-消費者力の向上を目指して-
~京都市消費生活総合センターからのお知らせ~

今回のテーマは「新型コロナと契約トラブルについて」です!
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、消費生活の相談窓口には、たくさんの相談が寄せられています。相談内容で最も多いのは、旅行やスポーツジム、結婚式などの解約料に関することや、イベントのキャンセルに関するものなどです。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の前後での相談状況の変化や、契約トラブルにどう対処すればよいかなどのポイントについて、分かりやすく説明します。
今回、1~3のテーマ内容はいずれも同じです。お好きな日程を選んで申し込んでください。

<日時>

  1. 令和2年10月27日(火曜日)10時00分~11時30分
    講師:渡邊孝子氏
    (消費生活相談員、CFPⓇファイナンシャルプランナー、1級FP技能士、京都市消費生活審議会委員)
  2. 令和2年10月29日(木曜日)14時00分~15時30分
    講師:森順美氏
    (消費生活相談員(国家資格)、消費生活専門相談員、NPO法人京都消費者契約ネットワーク理事・事務局)
  3. 令和2年10月30日(金曜日)10時00分~11時30分
    講師:森順美氏
    (消費生活相談員(国家資格)、消費生活専門相談員、NPO法人京都消費者契約ネットワーク理事・事務局)

<定員>
各回とも先着20名

<参加料>
無料

<会場>
京都市消費生活総合センター(地下鉄烏丸御池駅下車3-1、3-2出口すぐ)

<主催>
京都市・京都府、京都生活協同組合、特定非営利活動法人コンシューマーズ京都(京都消団連)

<申込み>
消費生活や消費者力向上に興味・関心をお持ちの方

<申込期間>
令和2年10月20日(火曜日)まで

<申込方法>
氏名、電話番号及び参加希望日を以下の申込先までご連絡ください。

<詳細>京都市消費生活総合センター
https://kyoto-soudan.jp/informations/powerup2020-1/(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp