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10月23日第673号

1.排水管の点検や洗浄の勧誘にご注意!
-「無料点検」のはずが洗浄の勧誘!?「料金3,000円」のはずが数万円に!?-
~国民生活センターからの注意喚起~

全国の消費生活センター等には、排水管や排水桝等の洗浄サービスに関する相談が寄せられています。こうした排水管等の洗浄サービスに関する相談は、2015年度から2018年度にかけては1,700件前後を推移していましたが、2019年度には2,000件を超え増加しました。

<相談事例1>

今日、自宅に突然事業者が訪問し「排水管の無料点検を行っている」と勧誘された。無料であるなら、と軽い気持ちで点検を依頼した。事業者が排水管を点検したところ、「詰まっている。当社ならば高圧洗浄を1万3,000円で行っているがいかがか」とすすめられ、その場の雰囲気でよく考えないまま契約してしまった。事業者は「明日高圧洗浄に来る」と言い、名刺だけを置いて帰っていった。しかし、契約書もなく信用できる事業者なのか心配になってきた。代金はまだ支払っていないが、キャンセルすることはできるだろうか。(2020年3月受付、80歳代・男性)

<相談事例2>

「通常3~5万円の高圧洗浄が3,000円」と記載されたチラシが投函されていた。以前、下水管が詰まったことがあったので、今月電話で事業者を呼んだ。事業者はマンホールを開けると「詰まりに対応する作業が必要で、1mあたり6,000円で8mの作業になる」と言った。また、木の根の除去作業も必要と説明され、料金は2,000円になると言われた。合計5万円は高いと感じたが、了承して作業をしてもらった。事業者が改めて訪問し費用を支払うことになっているが、やはり高額で納得できない。どうすればよいか。(2020年4月受付、70歳代・女性)

<その他の相談事例>

  • 「近所を回っている」と事業者が訪問し排水溝の点検に応じたら高圧洗浄を勧誘された
  • 訪問した事業者に勝手に排水管を確認され「大変なことになる」と洗浄を勧誘された
  • チラシを見て高圧洗浄を依頼したら頼んでいない箇所まで勝手に洗浄された
  • チラシを見て高圧洗浄を依頼したら依頼箇所以外も点検・洗浄された

<消費者へのアドバイス>

  • 「無料で点検する」等と勧誘してくる事業者に安易に応じないようにしましょう
  • チラシに表示されている料金の条件や内容は慎重に確認しましょう
  • 事業者の説明をうのみにせず、必要がない契約はきっぱり断りましょう
  • トラブルになったときには消費生活センター等に相談しましょう

消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201015_1.html(外部リンク)

2.誰でも簡単に稼げる!?ネットでのもうけ話に注意
~国民生活センター・子どもサポート情報第162号より~

<相談事例>
SNSから、簡単に稼げるというサイトにアクセスした。「1週間に1回5分の作業をするだけで誰でも簡単に稼げる」との説明があり、個人情報を登録した。同様のサイト二つにそれぞれ約2万円ずつデビットカードで支払った。塾費用を稼ぎたいと思い、マニュアル通りにやってみたが収入を得ることはできなかった。(当事者:高校生・男性)

<ひとことアドバイス>

  • 簡単にお金を稼ぐ方法等と称する情報(いわゆる情報商材)がインターネットで販売されており、中学生や高校生からも相談が寄せられています。
  • 副業サイトやSNSなどで「誰でも簡単に稼げる」などと説明されますが、楽に稼げるうまい話はありません。
  • 広告や説明と違って情報の内容に価値がない、収入が得られないという相談がみられます。情報商材は購入するまで内容を確かめることはできません。安易な購入はやめましょう。
  • 未成年の契約は、取り消しができるケースもあります。困ったときには、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。(消費者ホットライン188)

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support162.html(外部リンク)

3.体力や体調に合わせた運動を!フィットネスクラブ等でのけがに注意
~国民生活センター・見守り新鮮情報第376号より~

<事例1>

スポーツクラブでトレーナーの指示に従って反復横跳びをしていた際、体のバランスを崩して後ろに倒れ、左手を骨折した。(70歳代・女性)

<事例2>

体操教室で片足スクワットを行っていたところ、バランスを崩してしまい、横にあったポールに左手首をぶつけてしまった。激痛を感じて病院に行ったところ、骨折していた。(70歳代・女性)

<ひとこと助言>

  • 高齢になると身体機能が弱くなり、認知機能やバランス感覚も低下するため、運動中の事故やけがが起きやすくなります。無理をせず、自分の体力やその日の体調に合わせた運動をしましょう。
  • インストラクター等から指導を受けるときは、運動経験や持病等を伝えた上で、自分のレベルに合った指導を受けましょう。
  • フィットネスクラブ等を選ぶ際は、万一の事故の発生を考えて、スタッフが常駐している、AEDを設置している等、安全管理が整った施設を選ぶと安心です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen376.html(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp