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12月4日第676号

1.宅配便業者を装った「不在通知」の偽SMSに注意しましょう
-URLにはアクセスしない、ID・パスワードを入力しない!-
~国民生活センターからの注意喚起~

<相談事例1>

スマートフォンに宅配荷物の不在通知のSMSが届き、確認するためリンク先にアクセスした。すると何かダウンロードするような画面になったが、すぐ元に戻ったので静観していた。数日後、見知らぬ複数の相手から電話の着信があり、不在配達の荷物の受け取りについての申し出を受けたので「私は無関係だ」と伝えて電話を切った。
その後、電話番号を変更するため携帯電話のショップを訪れ、請求内容を確認したところ、SMSが届いて以降、私の電話番号から海外宛てにSMSが100回以上送信されているとのことで、通信料を1万円以上請求されていた。請求を取消してほしい。
(2020年8月受付:40歳代・男性)

<相談事例2>

数か月前にスマートフォンに宅配便の不在連絡のようなSMSが届いたので、記載されていたURLにアクセスした。その時に何を入力したのか明確には覚えていないが、氏名などの個人情報を入力して返信してしまったかもしれない。その後、約11万円がキャリア決済されていて、電子マネーが購入されていることが分かった。
(2020年5月受付:40歳代・男性)

<消費者へのアドバイス>

  1. SMSやメールで「不在通知」が届いても、記載されているURLには安易にアクセスしないようにしましょう。
  2. URLにアクセスした場合でも、提供元不明のアプリをインストールしたり、ID・パスワード等を入力したりしないようにしましょう
  3. 不正なアプリをインストールした場合にはスマートフォンを機内モードにして、アプリをアンインストールしましょう
  4. 偽サイトにID・パスワード等を入力してしまったら、すぐに変更しましょう
  5. 迷惑SMSやメール、ID・パスワード等の不正利用への事前対策をしておきましょう

    ・携帯電話会社の対策サービスやセキュリティーソフト等を活用しましょう

    ・ID・パスワード等の使い回しはやめましょう

    ・キャリア決済の限度額を必要最小限に設定するか、利用しない設定に変更しましょう
  6. 不安に思ったりトラブルに遭ったりした場合は最寄りの消費生活センター等に相談してください

消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201126_2.html(外部リンク)

2.意図せぬ手数料が!クレジットカードの初期設定がリボ払いだった
~国民生活センター・子どもサポート情報163号より~

<事例>

旅行の際に、カード会社に勧められてクレジットカードを作った。申し込む際、利用限度額の確認はあったが、支払い方法の確認はなかった。初めて届いた利用明細を見て、手数料が取られており、リボ払いになっていたことに気付いた。(当事者:学生・女性)

<ひとことアドバイス>

  • リボルビング払い(以下「リボ払い」という。)とは、あらかじめ設定した一定額を毎月支払うクレジットカードの支払い方法です。買い物を重ねても月々の支払いが一定額になる一方で、毎月手数料がかかる、支払残高が分かりにくい、支払いが長期化するなど注意も必要です。
  • クレジットカードを申し込む際は、リボ払い専用のカードである場合や希望していないのに初期設定で支払い方法がリボ払いになっている場合もあるのでよく確認しましょう。分からない点はカード会社に説明を求めましょう。
  • 利用明細を定期的に確認し、心当たりのない手数料が請求されているなど、不明な点があるときは、すぐにカード会社に問い合わせることも大切です。
  • 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support163.html(外部リンク)

3.京都くらしの安心・安全推進月間行事 第51回京都消費者大会
「ウィズコロナの消費行動を考える~消費者市民社会とエシカル消費~」見逃し配信中!
~京都府消費生活安全センターからのお知らせ~

去る11月29日(日曜日)に開催した「ウィズコロナの消費行動を考える~消費者市民社会とエシカル消費~」では、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけとして、人々の消費行動や企業活動がさまざまな転換点を迎える中、「ウィズコロナ」における持続可能な消費行動について、日頃エシカル消費につながる事業を展開されている方々による講演と座談会を開催しました。
現在、下記のYouTubeチャンネルで見逃し配信を行っていますので、見逃した方、もう一度御覧になりたい方は、ぜひアクセスしてみてください!

<配信URL>
https://www.youtube.com/watch?v=2xEExvLDoGU&feature=youtu.be(外部リンク)

<開催概要>
【日時】令和2年11月29日(日曜日) 13時30分~16時

【内容】
講演

  • 「消費者市民社会って何?コロナ禍の課題について」
    講師 弁護士・京都弁護士会消費者保護委員会委員長
    住田 浩史 氏
  • 「SDGs目標達成のために 地球温暖化防止の観点から」
    講師 NPO法人気候ネットワーク環境教育事業部長
    広瀬 和代 氏
  • 「一杯のコーヒーからできること」
    講師 小川珈琲株式会社取締役
    藤村 泰生 氏

座談会
「ウィズコロナの消費行動を考える」
住田 浩史 氏
広瀬 和代 氏
藤村 泰生 氏
川村 幸子 氏(京都生活協同組合副理事長)

【主催】京都府、京都市、NPO法人コンシューマーズ京都

<詳細>京都府消費生活安全センター
https://www.pref.kyoto.jp/shohise/gekkan021129.html(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp