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平成30年2月13日放送「家庭における子どもの事故について」

☆NHK
今日は、家庭における子どもの事故についてお話しいただきます。
寒い日が続いていますから、普段、外で遊んでいる子どもたちも家の中にいる時間が多くなりそうですが、家の中で遊んでいるときに注意することはありますか?

★相談員
先月末に、ドラム式洗濯機の中に入った5歳の子が亡くなったというニュースがありました。洗濯機は動いていませんでしたが、ふたが閉まっており、閉じ込められて窒息した疑いがあるとのことでした。

☆NHK
つらい事故でした。以前にもドラム式洗濯機に入った子どもが亡くなったことがありましたね。

★相談員
はい。2015年にドラム式洗濯機に7歳の男児が閉じ込められて死亡する事故が起きました。ドラム式洗濯機は横向きにふたがついているため、洗濯物の出し入れに便利な一方、子どもが自力でも簡単に中に入ることが出来ます。

☆NHK
そうすると、子どもが勝手に入らないようにすることが大事ですね。

★相談員
はい。消費者庁は「使っていないときでも必ずふたを閉める、また、チャイルドロックがない洗濯機では、ふたにゴムバンドをかけるなどの工夫をするなど、注意や対策を呼び掛けています。そして、親の注意を理解できる年齢の子どもには、ドラム式洗濯機の中に入れば息ができなくなることなどの危険性をよく説明しておきましょう。

☆NHK
できる限りの対策をとっておく必要がありますね。ほかには、最近、どのような事故がありますか?

★相談員
はい、加熱式タバコの吸い殻を子どもが誤って食べてしまう事故が起きています。加熱式タバコは、タバコの葉の入ったスティックやカプセルを専用の加熱装置にセットして使用するものです。

☆NHK
最近、使っている人を目にすることがありますね。

★相談員
はい、従来のタバコと違って火の始末の必要がないため、使用後のスティックを直接ゴミ箱に捨ててしまいがちですなのですが、父親が捨てたスティックを1歳の子がなめてしまった例がありました。

☆NHK
加熱式タバコも従来のタバコと同じように、置き場所や捨てる場所に気をつけないと危険ですね。

★相談員
はい。加熱式タバコの使用前の1本分の葉には食べると中毒症状が現れるおそれのある量のニコチンが含まれているそうです。使用前も使用後も、子どもの手の届く場所に置いてはいけませんね。誤って食べたという事故の多くは、1歳5か月以下の子どもでした。

☆NHK
小さいお子さんのいる家庭では特に気をつけなければいけませんね。子どもが誤って食べた場合の注意点はありますか?

★相談員
口の中にタバコの葉が残っている場合はかき出しましょう。また、水や牛乳などを飲ませると、ニコチンが水分に溶け出し、体内に吸収されやすくなるため、何も飲ませずに、直ちに、医療機関を受診してください。

☆NHK
水などを飲ませるのは危険なのですね。これは知っておきたいことですね。

★相談員
はい。事故の種類は子どもの年齢によって、違ってきますが、いずれにしても、子どもは好奇心が旺盛で思わぬことをするものです。そして、子どもの事故は命につながりがちです。商品の特徴や取り扱いの注意点を知って、子どもが安全に暮らせるよう、大人は配慮していくことが大切です。

☆NHK
今日はどうもありがとうございました。今日の話もご家族や身近な方たちに是非話していただきたいですね。

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