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第2回京都府食育推進懇談会の議事要旨

1 開催日時

平成18年8月11日(金曜日) 午後2時~4時まで

2 場所

平安会館 羽衣の間
京都市上京区烏丸通上長者町上ル

3 出席者

【懇談会委員】

今里滋座長、今村晋平委員、大谷貴美子委員、金杉民雄委員、鴨井優美委員、小森美津子委員、牧克昌委員、村松恵子委員、森川惠子委員、八木かつ子委員、湯川美栄子委員

【京都府】

小石原副知事ほか関係職員

【一般参加】

1名

4 懇談事項

京都府食育推進計画骨子について

【参考資料】

5 議事概要

(座長)

 事務局に説明を求める。

(事務局)

 京都府食育推進計画骨子について、資料により説明

(座長)

 委員に意見を求める。

(委員)

 テレビコマーシャルで、おじいちゃんがファーストフードを買いに行って孫に食べさせるというのがあるが、ライフステージに応じた取組に関わっていると思って見ている。
 孫を迎える世代は、自分の体を維持していくための管理という食育も必要だし、また、孫や子どもに食文化を伝えたり、野菜も食べなければという食育も大切と思う。だから、ライフステージ毎の目標に、「世代間の交流を図る」を入れることが必要と思う。女性や壮年期以上の方々の活動の輪は、今盛んに行われているので、孫や子どもに伝えていくことも地域の活動として取り組むことが必要と感じている。
 食育推進協議会の取組は、具体的なものがないと形だけ会議を開いてそのままになってしまうので、NPOなど既存のいろんなグループを掘り起こしながら、そのグループ が色々な食育の視点での活動を行うよう働きかけができればよいと思う。

(委員)

 受け身ではなしに、積極的な取組として、例えばファーストフードなどの各企業に行政からアドバイスをして、バランスのいい食事をする取組ができないか。ハンバーグだけではこういったものが不足しているので、こういうものを食べてくださいといったアドバイスや、カロリーとか栄養などの表示ができたらおもしろい。
 京都府食品産業協会の中の食文化・食育推進委員会で、今日の伝統食品を発信するため、行事をやろうと企画を検討している。
 また、「味の匠 京のフードマイスター」を実施しており、既に10名以上のマイスターを認定し、マークをつけてブランド化をやっている。
 企業としても、食育を進めていこうとしているので、アドバイスいただきたい。

(委員)

 食育の講演などに来られる方は熱心な方で、来ない方に問題が多い。このため、例えば、妊産婦さんに母子手帳が交付される時に、必ず食に関する授業を受けていただくとか、今ある「京都検定」のように、子ども向けの食に関する検定を検討してはどうか。
 大人向けだと「家庭料理検定」がある。包丁の使い方や京野菜の名前など何でもいいので、自分の努力でステップアップできる「仕掛け」を京都府が作るといい。
 大阪のアジアトレードセンターで、糖尿病食レストランがはやっていたり、一流のホテルでもカロリー表示するところが増えている。どこかアンテナショップ的な取組を京都府が後押ししてもおもしろい。
 また、食育の実践活動で、大根一本とか人参とか、そういうものは、公費で支払えないので、自腹を切ることが多い。そういう予算的支援をお願いしたい。少額でも、自由に使える部分を、後押ししてあげないと、実際の推進は難しいと感じている。

(委員)

 保育所、幼稚園とか職場では、栄養士さんなど食育を進める人が明確なので、見通しが立つ。
 家庭では、お母さんやおばあちゃんなど女の人が進めていく原点になると思うが、子育て中のお母さん達は、調理実習などを呼びかけてもなかなか来られない。熱心な方はどんどん取り組むが、熱心でない人には全く関係のないことであったり、小さい子どもを連れてでは長時間の調理実習ができないなどの問題もある。
 また、子どもも一緒にやりたいが、調理台が高く子どもが使えないという問題もある。子育てセンターなどに小さい子どもが使える施設を作ることもお願いしたい。

(委員)

 食育は、楽しく食事ができ、理解が進めば良いが、それだけでは理解されないのではないか。食育も、体育のように、学校教育の間は評価することが必要と思う。
 日本食、和食を中心にした食事はいい、というのは、私達は仕事柄知っているが、一般の人は気にしないと思う。だから、ある意味もう少し食に関する教育を、押しつけというか押し売り的なところも一部しないと、楽しいばっかりでは食育が進むのかなと思う。

(委員)

 総合学習の導入で考えたのは「生きる力をどうつけるか」であり、「もの」に感謝をすることである。料理、食事に対する感謝、単にその料理を出してくれた人だけではな く、もっと広げて、例えば、魚や肉、植物でも、あらゆる命をいただいて、我々が生きているんだということ、つまり私たち人間が生きているというのは、あらゆるものの命を自分の中に取り込んで生きていることであり、その意味で感謝することを子ども達に呼びかけている。
 資料に「心の食育の推進」、「豊かな人間性を養う」という基本理念があるが、我々自身の命は、太陽の光も水も含めて、恵みの中で生きているということで「いただきます」という大きな感謝の気持ちを持つことを学校教育の中でも展開しなければと思う。
 2点目ですが、総合学習で「京の食文化」について、京菓子、京漬物、京料理、お茶、伏見のお酒という5つに絞り、子ども達が、実際にお漬物屋さんへ行って、お漬物を作ってみるなどの学習をした。京料理では、祇園祭の前だったので、なぜ京都にハモ料理が伝わっているのか、というようなことなどが学習できた。
 今後は、京都の学校教育のカリキュラムに、食文化を調べる、体験するということを盛り込むことによって、食事に対する知識や心の問題についても深まっていくと思う。
 3点目として、朝食を食べてきているかも大きな問題ですが、今の子どもたちは、4食目が塾での食事、5食目が家に帰って宿題をやるための食事になっている。高学年の子どもたちが一日に食べる食事のバランスや量について、学校関係者だけではなく、塾の方々とも話をしていく必要があると考えている。

(座長)

 食育の中で、命をいただく、だから、ありがとう、という感謝の気持ちが大事だということですが、難しい表現をしていくと「食の倫理学」という部分が重要になってくるのかなと思います。食育推進計画の骨子(案)の中で、「心の食育の推進 食の大切さを理解し、食を通じて豊かな人間性を養う」というのが基本理念の2つ目に掲げられているが、そこを具体的にどうしていくのかということです。
 場合によっては、宗教者の協力などもいるのかなと個人的には思いますが、行政は政教分離の原則があるので、倫理学、「心の食育」という言葉で表現し、考えていくことが大事かなと思います。
 施策展開で、そこが充実していただければという要望です。

(委員)

 この計画の対象期間を平成22年までと切っている。計画の間だけが、京都府が一生懸命になって、22年になったら、もうそっぽを向かれていたというのでは、なんにもならない。
 リーダーを育てる意味で、手を挙げてやってやろうという人達を、講習会などで「あなた達をこういうことでお願いしますよ」っていう、知事からの委託書みたいなものをいただけるとか、そんな重いものでなくてもいいので、私達に使命感を得ながらやっていこうよ、という部分が欲しい。例えば、小さい地域の中で研修会を開けるシステムづくりみたいな施策を入れてほしい。お寺や公民館ですれば、長続きもするし、その中で人との触れあいの場にもなる。

(事務局)

 22年時点でもう一回問題を洗い直し、さらに新しい計画を作って、もっと前に進みましょうということで、目標を22年度までとしている。

(座長)

 京都府の山城地域の郷土食、伝統食の食ごよみがあるが、30ぐらいのいろんな団体、行政、農協などのネットワークで、立派なものが出来上がっている。
 他の地域でも、食とか農とか、あるいは伝統食、郷土食の保存など、食をテーマとした団体、そしてそのつながりがあるので、食育でもってどう再編をしていくのかを考えれば、食育のネットワークがつくれるのではないかなと思う。

(委員)

 計画のイメージで、食を巡る主な問題の中に、食の安心・安全という言葉がないのが気になった。
 それと、ライフステージに応じた取組の中で乳幼児期が抜けている。自立的に食生活を営む力と言うと、やっぱりゼロ歳児からである。乳幼児期は、適切な食習慣の形成時期なので、なんらかの形で表してほしい。
 また、「推進します」「増やします」という目標は抽象的で、具体的に何をどうすればいいのかと思う。
 先に施設整備の意見があったが、新たな施設では良いが、既存施設では改造が大変なので、他の工夫を考えた方が良いと思う。
 また、学校栄養職員が全員栄養教諭の免許を取得することが掲げられているが、免許の取得に止まらず、栄養教諭として採用されて意味がある。
 市町村や保育所で、栄養士が設置されていないところがあるので、増やす必要がある。また、中学校には栄養職員は少ないのではないか。
 宇治市では、小・中・高、養護教諭で虐待を早期発見していくというネットワークを考えている。食に関しても、いろいろなスタッフによる一生を通じたネットワークづくりを明確にしてはどうか。
 小学生の肥満など、小・中・高の児童・生徒の健康に関する追跡調査を行い、その情報を関係機関に的確に提供し、各機関が活動することも必要ではないか。

(委員)

 食事を作っている各家庭の親一人ひとりと話をし、変えるのは難しい。
 しかし、子ども達を変えることはできると思うので、子ども達がどう思っているかを調べ、専門家や団体の方のネットワーク、学校等を通して伝えていく必要性を感じた。

(委員)

 中学校1年生の社会人講師をしたときに、事前アンケートをとったが、大豆から豆腐ができることは知っていても、高野豆腐ができることは知らないし、みそ汁を食べている子どもが1人、2人しかいなくて驚いた。食事の内容も、ハンバーグなど横文字の料理か、たまにお造りかすき焼きぐらい、夜もお好み焼きなどやわらかいものばかりで、煮炊きしたもの、おばんざいのような日本食は挙がらず、知ってさえいなかった。
 地元の郷土料理である、ダシを入れず味噌味で小豆とナスとかぼちゃで作る「いとこ汁」を子どもに食べさせたところ「お母さんにも食べさせたい」と言って感動してくれた。
 先ほどの意見で、子どもの話を聞くとあったが、子どもは知識が少ないので何を答えればいいのか分からないのではないか。授業で朝ご飯の大切さを説明すると、すごく反応があったので、これは教え足りないだけだと思った。お母さん方自身もコーヒーにパン、よくてサラダを食べるぐらいで、ご飯の朝食が少なくお味噌汁も飲んでない状況を知り、これは伝えていく必要があると実感した。

(委員)

 絵を用いた嗜好調査で、子どもに好きな食事の絵を描かせると、ファストフードや洋食を描く。体に良い食事の絵では小学4年生でもほとんどの子が和食を描き、さらにご飯に味噌汁、五穀米まで描く子もいる。
 しかし、野菜料理を書かせるとサラダか野菜そのものしか描けず、煮物とかは全然描かない。テレビ等で和食が良いという情報は知っていても、焼き魚の置き方が左右反対の絵だったりするので、実際は食べてはいないのだろう。知識として体に良いものは知っていても、好きなものは別なので、知識をどうやって現実のものに変えていくかが重要である。
 欠食率を4パーセントからゼロにしようという国の食育基本計画の数値目標があるが、例えば、朝食を食べていない子どもはカルシウムが不足してキレやすいと言っても、カルシウムの錠剤を飲ませれば良いという問題ではない。その背景にある親の意識や家庭環境まで含めて目標を考えないと、単に数値をゼロにすることだけを考えると大きな間違いを犯すことになるので、数値目標の設定には注意が必要である。
 消費生活に関しては各都道府県でリーダー養成講座を開催し、認定証を渡してその人達が地元の老人ホーム等で講習をしておられるが、食育に関してもそういうシステムや 認定証を作ってはどうか。
 また、第1回懇談会の意見にもあったように、プロの料理人は調理技術はあっても食全体のことはわからない人が多いので、一定の研修を実施して認定証を渡すと意識が高まる。
 先程、検定と言ったが、例えば小学校卒業までに、卵料理を10種類マスターするとか、包丁を一定使えるようになるとか小学生から大人まで色々なレベルでの項目設定が可能であり、「食」に関心を持ってもらえる仕掛けづくりがいる。

(委員)

 子どもたちが食の知識を身に付けることが学校教育の役割と考え、食育の全体計画を作っているところである。食に関する指導目標を低学年、高学年に分けて定め、関連教科とリンクさせて、例えば、理科での植物の生育、道徳での命の尊重や自然の大切さ、社会科での米づくり等の学習を学校教育全体の中で、食育と関連づけて継続的に積み重ねていくため、各学校で食育基本計画を作成している段階である。
 給食での地元野菜の使用は、学校・教育委員会と農家だけでなく、市の食育検討委員会での商工会や市の農政課、JAとの協力によりルートを確保している。地元野菜の給食への使用を学校だけで進めることは難しいので、各市町村でルートや組織を作り、そういった組織が至るところにできれば、給食での地元野菜の使用が進むと思う。

(座長)

 食育推進計画骨子のライフステージ毎の役割の学校のところで、保育所、幼稚園、小中高の連携のもとで一貫した食育を実施する場合、例えば、先ほどの食育検討委員会の中に各レベルの学校が入っていくという形になるのか。

(委員)

 食育検討委員会は、今年度の初めにできたばかりで、まず給食への地元野菜の使用と各学校での食育の推進を検討している段階である。
 私たちの地域には中学校給食がないので、中学校の家庭科等の教育の中で小学校からの食育と連携して発展させていくことを考えないと取組が途切れてしまう。
 保育園と小学校との連携もなかなかとれておらず、小学校は小学校だけの食育カリキュラムとなっているので、連携し、一貫した食育をどう進めていくかを考える必要がある。

(座長)

 JAは府下の組織で統一的な取組が可能と思うが、学校教育の現場における食育に対してどういった協力ができるのか、また、行事食、伝統食や郷土食に接する機会の減少に対してJAあるいはその組合員で詳しい方を講師として、学校への出前講座が可能と思うがどうか。

(委員)

 JA京都中央会が作成した食農展開方針では、目標を「食文化の継承」、「地域に根ざした健康な食生活の実現」、「地場産を中心とした国産の農産物の消費による自給率の上昇」としている。
 先進国でこれだけ自給率の低い国は日本だけである。もし、食料の輸入が止まれば、一挙に食べられなくなるので、国内の農産物の消費拡大、特に京都の農産物の生産拡大を目標に食農教育を行っている。
 そのため、消費者との交流や出前授業をやろうという提案を中央会から各JAに行い、各JAが計画を作っている最中である。
 府が基本方針を策定して各市町村へ下ろしてもらい、地域毎に活動の場を設定してもらえば、各地域のJAが協力、支援することとしている。
 また、子どもの意見を聞くという意見もあったが、まず、大人が責任を持って教えた上でないとしんどいと思った。
 JAとしてお願いしたいことは、地元の農産物を食べて欲しい、学校給食に使って欲しいということ。そうすれば、輸送でのガソリン使用による環境への影響も少なくなる。
 京都府としても、他の予算を子どもの育成にシフトさせる等、地元産農産物の使用拡大を行政の施策として支援して欲しい。

(委員)

 食育推進計画の中に、流通のところを加えてはどうか。
 安さを売りにしているスーパーでも、食べ方が書いてあれば、消費者に伝わるし、子どもたちにこんな朝ご飯を食べさせたらいいですねみたいなコメント付きで、簡単なサラダの作り方とか、コーヒーとパンに添える副菜のようなアイデアの提供を流通事業者の方からできれば良いと思う。
 出前教室も大切だが日々の消費、流通の部分での働きかけにも力を入れることで、食育の情報が自然と伝わる。
 公の場で話し合う内容と、食材を買って調理する生活の場の内容・意識がかけ離れている感じがするので、そのかけ離れた部分を補う方法を考える必要がある。

(委員)

 学校給食に地元産物を使うのであれば、その食材を最高においしく食べさせてほしい。仮に小さく刻んだ万願寺トウガラシや賀茂茄子が一切れでも入っていれば、数値目標では「地元食材を使用した」ということを達成できるが、子どもたちに食材本来のおいしさは伝わっていない。
 学校給食では、同じ食材が一度にそろえられないという供給側の問題が生じたりする。
 また、安全性重視が行き過ぎて、一度茹でた野菜で野菜炒めを作ったりするのでは、質感のないべちゃべちゃの野菜炒めになり、食材の良さを殺してしまうことにもなる。
 学校給食で食材本来のおいしさを伝えることは、現実にはいろいろと難しい問題があると感じている。

(座長)

 「子どもの意見をもっと」という意見に対して反論がありましたがいかがですか。

(委員)

 うまく伝えられなかったので、誤解があったのかと思うが、子どもの意見を聞いて好きにさせるのではなく、子ども自身が、食に対する自分の将来や自分の健康に対してどう思っているか、が知りたいということである。
 専門家の力を借りて、子どもが受け身で教えてもらう方法もあるが、自分で考える力を付けてやりたいと思う。学校の家庭科では、履修時間が決まっており、「食」ばかりを勉強することもできないので、週5日制で空いている土曜日をうまく使って、まずは興味のある子どもたちから、料理の仕方など「食」に関していろんな勉強の場を作っていけるような方向を考えていければいいと思っている。

(座長)

 今、飽食の時代と言われるようにお金さえ出せば何でも買えるが、何でも買って何でも食べればいいというわけではなく、食べるものによって健康に重大な悪影響が及ぶ場合もあり、それを何も知らずに食べているケースが非常に多い。
 大人の場合は、新聞もあるし、いろんな情報に接しており、特に食に関心が高い方は様々な情報を集めてコントロールできる。
 しかし、子どもはそういう情報に恵まれておらず、一番危険にさらされるのは子どもかなという気がした。先ほど○○委員から「生きる力」をどう付けるかというお話がありましたが、今度は、「生き残る力」をどうやって付けるか、安心で自分の健康に良いものを選別できる力をどうやって子どもに付けていくかが重要である。食育に関して親としての重要な役割があるので、学校まかせではなくて、PTAの役割は大きいと期待している。
 まとめとして、私の直近の経験のお話をさせていただきたい。
 大学主催で、小学校の保護者・児童を対象に農場で開墾から始めて、作付け、収穫、そして収穫した野菜を料理人さんの指導を受け料理までするというプログラムを実施している。昨日、今日と、親子とも一生懸命頑張って作業し、立派な畝ができあがって、タマネギ、大根、人参、白菜の種を植えた。
 開墾からやると、自分達で作った畑、作った作物に対しての愛着が生じるので今後どういった感想が返ってくるのか楽しみである。草を抜くところからはじめて、土にはじめて触れ、ミミズやオケラを見るというこの経験が食育の一部になるかと思う。これは、大学と小学校の例であるが、こういった食育のネットワークの広がりが、これからの食育に大事ではないかと思う。今回のプログラムも小学校だけ、大学だけではできず、JA、PTA、農業者の方、大学の研究者、料理人さんのすべてでネットワークをつくることによってなりたっている。この輪の中から「生き残る力」を持った子どもたち、日本的な食の文化を継承して発展させてくれる子どもたちが育ってくれるのではないかなと期待をしている。

以上

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