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シンコイカ(スルメイカ)の丸干しの作り方

丹後では、春~夏にかけてスルメイカの幼魚(シンコイカ)がたくさん漁獲されます。今回は、指ほどのサイズのシンコイカを使った丸干しの作り方を紹介します。

調理手順等はあくまでも一例ですので、参考として御利用下さい。

下処理

  • スーパーや魚屋さん等で、新鮮なシンコイカを入手します(入手方法については、京都(丹後)の魚の入手方法をご覧ください)。
  • 丸干しとは、丸のままの魚介類を干した干物のことをいい、メザシなども丸干しの一種です。丸ごと干すので特に下処理はせず、さっと水洗いして汚れを取ります。

シンコイカを洗う

 

塩味をつける

  • 干物に塩味をつける方法として、「振り塩(直接塩を振りかける)」と「立て塩(あらかじめ作った塩水に漬ける)」がありますが、今回は「立て塩」で味をつけていきます。
  • 魚の種類や脂ののり方によって塩分濃度や時間は変わります。目安は5~15%(1リットルの水に塩を約50~150g)で、20分~1時間ですが、基本的に、脂が多い魚ほど塩が回りやすく、脂が少ない魚ほど回りにくいため、色々な濃さで試行錯誤してみましょう。特にイカ類は塩が回りやすいので、今回は約10%で10分間漬けました。

立て塩

 

  • 漬け終わったら水道水で軽く表面を洗い、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ります。

干す

  • 干し網の上に重ならないように並べていきます。干し網はひさしのあるベランダなど、直射日光が当たらない風通しのよい日陰に干します。干し網を使うことで、ハエやカラス、猫から干物を守ることができます(ホームセンターや釣具店などで販売しています)。

重ならないように並べる風通しのよい日陰に干す

  • 表面がべたつかなくなったら裏返し、カラカラになるまで乾燥したら完成です。

シンコイカの丸干し

 

  • 出来上がった丸干しは、冷蔵庫など湿気のない場所で保存します。軽く炙り、おやつやお酒のあて等として楽しみましょう。

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