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キャリア・プログラム科

 概要

発達障害のある方を対象に、6か月間の訓練を行っており、まず各種の訓練を通して自分の強み・弱みやその原因と対策を考え、対処方法を学んでいきます。そして、複数回の職場実習を通して職場適応力と問題解決能力を高めるとともに、PCの知識と技能や各種事務作業のスキルを身に付け、職場での業務に対応できる人材の育成を目指します。

キャリア・プログラム科1日の訓練の流れ(PDF:243KB)

 

応募資格・・・・・次の(1)~(4)を満たす求職者であること。

 

(1)公共職業安定所で「障害を有する求職者」として登録している発達障害者の方で、入校時に満18歳以上の方

注※発達障害であることを確認できる「医師の意見書」(出願時から6か月以内のもの)が必要です

(2)障害又は症状が固定しており、かつ介助なしに当校における日常生活ができるとともに通校ができる方

(3)職業訓練を通して職業的自立が可能と認められる能力と意欲がある方

(4)集団訓練に適応できる方

訓練内容

問題解決技法

問題解決技法では、問題や課題に対しての解決方法の考え方や、自身の課題に対して対処法や補完法の考え方を学びます。

 

 

 

 

主な内容は

  • SUM(ステップ・アップ・ミーティング)というグループワークでの課題解決方法を学ぶ
  • ナビゲーションシートの作成により個別の課題改善方法を学ぶ

等です。

就労継続力強化

就労継続力強化では、就労場面において必要な社会生活スキルを知り、就労時間に合わせた生活リズムの整え方や、就労継続するためのストレスとの付き合い方等を学びます。

 

 

 

主な内容は

  • 労働習慣、職業準備性について、ケースワーク、ビジネスマナー
  • 生活習慣・生活リズム(食事、睡眠)、身だしなみ、余暇の楽しみ方、暮らし方
  • ストレスマネジメント・ストレス対処法、リラックス方法、アサーショントレーニング

等です。

 

就労生活技能演習

就労生活技能演習では、発達障害の方が苦手とする社会スキルを身につけることを目標とし、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)として様々な場面を想定して、その場に合ったコミュニケーション能力の習得を目指します。具体的には、会社での場面を想定した内容や訓練生の日常を観察して必要と思われるスキルを場面設定し、ロールプレイ方式で実施します。

 

 

パソコン演習

パソコン演習訓練では、PC資格への挑戦や様々な課題を通して、実務で必要な基礎的なパソコンスキルを習得します。

 

 

 

 

主な内容は、

  • WordやExcelなどのビジネスソフトの基本操作訓練
  • ビジネス文書に関する基礎知識の学習及び作成練習
  • 上記を基にした日商PC各種検定試験の実施

です。

個別作業実践

個別作業実践では、作業スキルの上達が目的ではなく、職場を想定した環境設定の中で、様々な作業を実践し個々の作業特性(作業速度・持続性・正確度・集中力・応用力等)を把握し、進路の参考にするとともに、手指の操作性を高めるものです。また、職場を意識した報告・連絡・相談というコミュニケーション力の習得も目指します。

 

 

主な内容は、

  • 製造業務:計量、袋詰め、ラップ、検品、組み立て
  • 流通作業:ピッキング、郵便物・社内メール仕分け
  • 事務作業:ファイリング、事務用品取り扱い、職場内清掃
  • MWS:ピッキング、数値チェック、作業日報集計

等です。

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協働作業実践

協働作業実践では、会場設営や要約筆記等、手先を使った細かな作業から身体を使った大きな作業まで幅広く体験し、職種選択をはじめ自分自身の活かし方を探ります。また、会食企画運営などの共同作業を通しての人との関わり方やチームワークの取り方を経験します。これら各種作業を通して対応能力を体験的に習得します。

 

 

就職活動準備

就職活動準備では、就労することの意義と自らの特性を知り、社会人として職場での基本的なマナーを学びます。

 

 

 

 

主な内容は、

  • 就職ガイダンス:働く意義や働き方について学ぶ
  • 自己分析:自分カタログの作成
  • 求人票の見方や探し方を学ぶ
  • 応募書類作成:履歴書、自己PR書、職務経歴書、送付状、お礼状、封筒の書き方
  • 面接練習

等です。

職場実習

まず、専門校の訓練を通じて自分の強み・弱みを明確にして、自分の課題に関する原因と対策、対処方法を学んでいきます。

その上で、企業や事業所において実際に仕事行う職場実習に複数回取り組み、職場適応能力と問題解決能力を高めるとともに、就労に向けた意欲の向上や仕事への適性を見極めていきます。

職場実習を行った後には振り返りを行い、自分の課題やその対策を検証しながら、自分自身の残された課題を整理し、さらにステップアップを目指します。

基礎体力養成

基礎体力養成では、毎朝のラジオ体操と発声練習を通して、声の出し方、滑舌や表情筋のトレーニングをします。また、ウォーキングやリラクゼーション(呼吸法、ストレッチ等)を通して社会人として必要な基礎体力も養成します。

 

 

週に2度体育があり
  • 体力テスト
  • 筋力トレーニング(腕立て伏せ・腹筋等)
  • 各種球技(卓球、バドミントン、バレーボール等)

を行います。

 

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商工労働観光部京都障害者高等技術専門校

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