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キノコについて

日本には、4000とも5000とも言われるほど、沢山のキノコが存在しています。そのキノコを生活の仕方で簡単に分類すると、

  • 枯れ木に生えるキノコ(木材腐朽菌)
    枯れた木に住みつくキノコで、木材の成分を養分として生活しています。(木材を腐らせます。)
    これらのキノコは、人工栽培が簡単にできるものが多くシイタケ、ナメコ、エノキダケなどの身近なキノコがこの仲間です。
  • 腐った落ち葉などから生えるキノコ(腐生菌)
    落ち葉や枯れ草などの地中の有機物を養分として発生するキノコです。
    カラカサタケやモエギタケがこの仲間です。
  • 樹木の根にくっついて共生するキノコ(菌根菌)
    木の細根にくっついて、お互いに必要な養分などをやりとりしながら共同生活を営むキノコです。
    マツタケやホンシメジなどがこの仲間です。

*その他に寄生菌と呼ばれるものもあります。
有名なものでは、生きた昆虫に寄生する冬虫夏草があります。

シイタケ栽培の流れ

1,シイタケ原木の伐採

シイタケ原木はクヌギ、コナラ(ドングリの木)などが一般的で、原木伐採の最適期は、 植菌する前年の11月頃です。

2.菌打ち(植菌)

3月が適期です。遅くとも桜(ソメイヨシノ)の花が咲くまでにはすませます。(植菌した原木をホダ木とよびます。)

3,仮伏せ

シイタケの菌を原木に活着させる工程です。
タテ積みやヨコ積みをし、こもや日覆ネットで覆うなど、保温と保湿により完全に菌を活着させます。
5月から6月頃までおこないます。

縦積み

横積み

4,本伏せ

雑菌が入らないように、完全にシイタケ菌をまん延させる工程です。
落葉樹と常緑樹の混交で、チラホラと日がさし、水はけが よく、風通しのよい林内が適地。
完全に菌がまん延したホダ木を完熟ホダ木とよびます。

5,ホダ起し

シイタケの菌糸がまん延したホダ木を、シイタケが発生しやすく、採取しやすい環境へ
移動させる 作業をホダ起し また、その場所をホダ場と言います。
ホダ場は、本伏せの場所よりもやや湿気が多く、風当たりの少ない、排水の良い、常緑広葉樹と落葉樹の混交林が最適。

このような山があれば一番良いのですが・・・

菌が完全にまわった完熟ホダ木は、割と強いもので、庭でも管理は可能です。
できるだけホダ場の条件に近いところを選びます。

  • 日はチラホラとあたる程度。
  • 風が通りぬけしないところ。(乾燥しないように)
  • 雨が十分あたるところ。
  • そこそこ湿度がたもてるところ。

このようなところに、低く立てかけておいてください。

6,発生

春(3月頃)と秋(11月頃)に発生しますが、気象条件によっては春だけの場合もあります。

・・・ちょっとヒント・・・
発生の時期に次のようなことをすると、発生しやすくなります。
ホダ倒し: 降雨中にホダ木を地面に倒すことにより、充分な水分の供給とホダ倒しの刺激により発生を促す作業です。
しけ打ち: 降雨中か降雨直後にホダ木の木口を木づち等でゴンゴンとたたき、その刺激で発生を促す作業です。
浸水: 冷たい谷水や井戸水に一昼夜浸けておき、その後、室内で立てかけて置いてください。水分補給と低温刺激で発生を促す作業です。
(かなり確実な発生が期待できる方法です。)

7,採取

いよいよシイタケの採取です。次のようにして、もぎ取ってください。

  • ホダ木の樹皮をはがさないように、
  • ホダに手を触れないように、
  • キノコの柄の元に指先をかけ、ホダ木に押しつけるようにひねる。