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平成17年度 林業府民講座開催

伊根町太鼓山地域森林利用保全重点区域の一年の活動紹介

伊根町太鼓山地域とは

風車と森林
風車と森林
太鼓山からの夕陽
太鼓山からの夕陽 伊根町の太鼓山は、日本海に流れ込む筒川の源流域にあり、水を育み、海の資源を育てる貴重な森林地域です。
 しかし、現在森林所有者だけでは健全な森林を守っていくことは大変難しくなっていることから、京都モデルフォレストの理念のもと、府民みんなで森林を守る「森林利用保全重点区域」として、平成19年5月に指定されました。
 また、8月には太鼓山を含む約19千haの地域が「丹後天橋立大江山国定公園」に指定され、この優れた地域を保護及び利用していくことになりました。
 そんな太鼓山で行われた平成19年の活動を紹介します。

6月 「浦嶋エコローの森づくり」で下刈り体験


漁業者大集合
いっぱいの漁業関係の方が集まりました
下刈り実施
カマを手に山の中で下刈り実施 豊かな漁場を維持するためには、森林の健全な働きが大切です。それを実践するために、平成13年度から京都府内の漁業者を中心に5年間も植樹活動を行われ、3.4haの広葉樹が植栽されました。
 今年はその保育活動として、126名もの漁業者や林業者が集まり、下刈り作業を行いました。
 森林所有者だけでなく、様々な地域住民が協力した活動となっています。

9月 大学生による森の健康診断

森の健康調査
森の状態を知るために樹木を調べています
ササ刈り
ササ刈りをして、林床に光をあてます  京都府立大学の演習として、森林の状況を知るために「森の健康診断」を行いました。
 人工林と広葉樹林において、2班に分かれて木の種類や大きさを調べました。
 また手が入れられなくなった広葉樹林について、ササ刈りを行い、木の子供たちが生育できるようにしました。

10月 企業ボランティアによる森林整備

間伐体験
はじめての間伐体験(地元の方に指導してもらっています)
搬出
間伐した木を搬出します
ベンチづくり
間伐材でベンチづくり
ベンチ設置
ベンチ完成後、風車周辺に置きました 高齢化した地域を応援し、少しでも地域貢献することを目的に、製薬会社アストラゼネカ株式会社の社員29名が地元住民と一緒に、人工林の間伐作業を行いました。
 都市部の企業がこの太鼓山地域に訪れ、ボランティアによる森林活動を行うこの活動は2年目を迎え、今年は間伐作業に加え、運び出した材を利用し、ベンチをづくりました。
 さらに、駐車場周辺には、景観を配慮した広葉樹の植栽も行いました。
 今後も引き続き、活動が行われることが期待されます。

11月 里山林づくり体験ツアー

里山整備
放置された里山林で、広葉樹の伐採をしました
搬出中
伐った木は、みんなで持ち出します
きのこの菌打ち
切り出した木に、シイタケなどのきのこ菌を打ち込みます
巣箱の設置
子供たちが作った巣箱を付けて完成 京都府労働者福祉協議会のメンバーらが、設立50周年の記念行事として、里山林づくりの体験ツアーを行いました。
 参加した33名の親子らは、「風車の森」においてササ刈りや広葉樹の伐採を行い、その伐採した木に、シイタケやナメコ等のキノコの植菌作業を行いました。
 初めて木を切った人も多く、自然の中で心地よい汗をかきました。
 このような取り組みで少しでも多くの人に、体験をして森林の大切を知ってもらいたいです。

11月 アートな森づくり(3回シリーズ)

プランターづくり
プランターづくり(第1回)
プランター完成
様々なプランターが完成しました(第1回)
フクロウに挑戦
フクロウづくりに挑戦(第2回)
フクロウが完成
いっぱいのフクロウができました(第2回)
切り株にアート
切り株にいろんなものを彫っています(第3回)
絵を見て作製
絵を見ながら、フクロウをつくりました(第3回)
アート前の森
アート前の森(第3回)
アート後の森
アート後の森に変身!(第3回) 丹後モデルフォレストの普及啓発事業の一環として、3回シリーズのチェーンソーアートスクールを開催しました。
 のべ49名の参加があり、チェーンソーの基礎から実際に立木を伐採し、プランターやフクロウづくりの講習を受けました。
 3回目には、風倒木の根株を利用した様々なアートが作り出され、にぎやかな森になりました。
 この活動により、木材の利用だけでなく、木に親しみ、森での活動を楽しむ機会を増え、今後さらに府民が親しめる森のきっかけと太鼓山の新たな観光スポットとなることを望んでいます。

台風災害からの復旧

台風直後の森林
台風直後の写真
復旧した森
風倒木を処理し、植栽した現地 平成17から19年度まで
 平成16年に日本を襲った台風23号は、丹後地域に多くの風倒木被害を発生させました。これらの風倒木を早期に整理し、森林がもう一度健全な機能を維持できるよう、平成17年度から激甚災災害復旧事業に取り組んでいます。
 ここ太鼓山では、平成19年度までに約12haもの森林の風倒木を整理し、復旧(植栽)することができました。


10月から 森林を健全に(未整備森林緊急公的整備導入モデル事業)

未整備森林
伐採前の写真

間伐実施後の森林
伐採後の写真 今年重点区域では、モデル事業として整備が遅れている森林について、早急に整備し、公益的機能の高度な発揮を図るため、間伐及び搬出作業を行いました。
 当重点区域では、2ヘクタールの人工林の間伐を行い、約22立方メートルの木材を出材することができました。