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丹後広域振興局

【報告】平成30年度「認知症セミナー」

「安心して老いることのできる地域に」

平成30年9月15日(土曜日)、野田川わーくぱるで「認知症セミナー」を与謝野町との共同開催で実施しました。

写真:受付の様子写真:与謝野町長

参加者

243名(内訳:一般170名、医療・福祉・行政関係者(医師含む)63名、オレンジロードつなげ隊10名他、スタッフ除く)

内容

第1部:与謝野町オリジナル認知症啓発DVD完成お披露目

写真:与謝野町DVD集合写真

与謝野町版DVDは、認知症疾患医療センターをはじめとする医療・介護の関係機関、丹後地域オレンジロードつなげ隊、認知症地域支援推進員、与謝野町等が協力し、認知症への理解と関心を高め、認知症の方を支える地域づくりを目的に作られました。

与謝野町を旅するご老公(与謝野黄門)一行がある騒動をきっかけに認知症への気づき、不安を抱えながらも皆で支えていこうとする活劇と、認知症当事者の出演から「認知症になることは恥ずかしいことではなく、隠すことでもない、自分らしくありのまま生きていく。」と言うメッセージが込められました。

DVDは福祉関係者らに配布される予定です。また、希望者は購入することも出来るとのことですので、希望者は与謝野町役場福祉課0772(43)9021までお問い合せください。

なお、以下関連リンクの「与謝野町オリジナル認知症啓発DVD閲覧先(動画サイトYouTube内)」からご視聴いただくことができます。
注※ご視聴にあたり、通信料が発生する可能性があります。あらかじめご了承ください。

「与謝野町オリジナル認知症啓発DVD閲覧先(動画サイトYouTube内)」(外部リンク)

第2部:基調講演「認知症について知っておきたい基礎知識」

京都府立医科大学附属北部医療センター病院長(認知症疾患医療センター長)中川正法氏

写真:中川氏

認知症のタイプは様々で、原因となる要素を取り除けば治るものもあります。アルツハイマー型では経験した事象そのものを忘れてしまうという特徴があり、外見上では全くわかりません。症状は身近な家族に対して出やすく、体裁は良いので、すぐには気づきにくいです。一般的に、薬物療法や非薬物療法、介護など様々な治療法を組み合わせて行われます。糖尿病や運動不足、うつなど7大危険因子が基礎にあるとアルツハイマー型認知症になりやすくなります。

介護する側は、自分一人で抱え込まず、自身のケアも必要です。ご近所の力も利用し、地域で認知症ケアに取り組むことが大切です。

地域でも認知症に関する認識が高まりつつあり、認知症高齢者の運転による交通事故などの社会的な問題にも提起されるようになっています。交通サービスには地域差が大きいため、一概に自主返納を勧めることはできませんが、医師が診断書を書いてしまうと、強制的に運転出来なくなってしまうので、なるべく自主返納した方が良いでしょう。運転経歴証明書が発行され、各自治体のサービスが受けられます。

第3部:パネルディスカッション「与謝野町で広がる認知症の取り組み」

コーディネーター認知症地域支援推進員(グループホームふれあい)桑原さわ江氏

与謝野町における認知症施策や状況などの説明、町内で活動・活躍されている支援者の話、また、認知症当事者家族として、診断当時の心境や状況、介護をされていて思ったこと・感じたことなどを報告いただきました。

与謝野町地域包括支援センター社会福祉士・・・小山桂子氏

認知症サポーター養成講座、認知症初期集中支援チーム、SOSネット、認知症カフェ、認知症ケアパスについて説明されました。

シルクカフェ(特別養護老人ホーム与謝の園)・・・中西さつき氏

認知症初期対応型カフェとして、与謝の園が毎月第2、4水曜日に開催しています。与謝野町内の明石地区、温江地区、香河地区で順番に開催しています。運動や脳トレ、おやつ作りなどを通して利用者の変化に気遣い、相談にも乗っています。

認知症カフェ見守り事業(みんなのうち加悦奥)・・・吉田真規子氏

みんなのうちサロンという認知症カフェを開催しており、自主的な活動として定期的に地域の民生委員さんと一緒に高齢者のお宅へ訪問し、様子を伺うことも行っています。

小規模多機能型居宅介護施設(ふれあいホーム神宮寺)・・・小籔利恵氏

地域密着型の小規模多機能型居宅介護施設が提供しているサービスについて、分かりやすく説明されました。

認知症当事者家族・・・飯澤嘉代子氏

母が認知症と診断されてからの年数はわずかで、「認知症初心者」であり、「介護初心者」です。今まで出来ていたことが出来なくなっていく母の姿を目の当たりにするのは、かなり辛いこともあるし、同じ繰り返しが毎日続くことに苛立ち、辛く当たってしまったこともあります。その時、母が「こんな私でごめんね」と言い、自己嫌悪に陥ったこともありました。

ケアマネさんの言葉かけやショートステイの利用により少し余裕が出来たこと、日に日に変化する症状に不安が募ることなど、ゆっくりと噛みしめるように話されました。

認知症当事者家族・・・磯山富美氏

母が認知症になり、介護を10年ほど続け、少し前に亡くなりました。介護保険を利用し、仕事も続けながら介護出来たことは周りの支えあってのことと思います。留守番という役割を持ってもらう事で、少し責任感を持って生活をしてもらえていたのではないかと思います。仕事から帰って来たら、1日の出来事を話したりして本人の世界観に同調していました。

日置医院院長・・・日置潤也氏

認知症サポート医という立場から、携わる関係者の機能や役割を説明されました。多職種で連携することの大切さ、当事者やその家族を支える仕組みについて、地域を巻き込んだ支援体制の大切さをお話しされました。

写真:パネルディスカッション

リフレッシュタイム・啓発コーナー他

  • 加悦谷高校生合唱部によるアカペラミニコンサート
  • 認知症カフェ「サポートい輪や」によるカフェブース
  • オレンジロードつなげ隊による「メッセージひまわり」の啓発活動
  • 認知症初期対応型カフェ(与謝野町管内)の紹介展示
  • もの忘れチェックと相談

参加者アンケートより(抜粋)

認知症啓発DVDについて

  • ご本人がいきいき生活されているのが良かった。地域全体で支え合うのは大切だと改めて感じた。
  • 身近な景色の中、見慣れた人たちの活劇と、本人や家族の生の声や姿がとても心に響いた。
  • 若年性認知症もあるのだという事も知れて良かった。
  • 「だんにゃーで」その言葉通りのDVDでした。見ている間に不安が安心に変わっていきました。温かかったです。

基調講演について

  • 実際に認知症疾患医療センター長の先生の話を生で聞くことはとても貴重でありがたい。
  • 認知症とはすごく大変な病気なんだと思っていましたが、しっかり理解し、地域の方にも協力して頂きながら、恥ずかしいことではないんだなと思いました。
  • 認知症と物忘れの違いがはっきり分からなかったのが、講演ですごく分かりやすく話してくださったので良かったです。私には関係ないと思っていましたが、参加させていただき来て良かったと思います。
  • 病院に行きやすくなった。認知症の母にどう対応したら良いかの一助になった。

パネルディスカッションについて

  • 家族だけで介護をするのではなく、相談窓口がある、相談することによりその方に合ったサービスを受けられることがよくわかりました。“だんにゃ~で”のフレーズがすっごいいい言葉、あたたかい言葉で好きです。
  • 町にこんなにたくさんの支援の場があることがわかり、大変心強く思えました。
  • 家族の人の話は胸に刺さりました。仕事だとその間だけで済みますが、家族はずっと一緒にいなくてはならず、本当に大変なんだろうと感じました。
  • 支援者側と当事者家族のお話とても考えさせられる話でした。よりよいサービスを受けるため、いろいろなサービスの利用方法があることを知り参考になりました。
  • 与謝野町の取組みがわかったが、この情報を町民の方へどのように発信するのか、利用促進につなげるのかが今後の課題であると思われる。
  • 当事者家族の方を中心にしたディスカッションができると良かった。

グラフ:参加者年齢70歳代29%、60歳代24%、40歳代14%、80歳代12%、50歳代11%、35歳以下8%参加動機のグラフ:興味があった59、今後のために45、仕事や業務にいかしたい30、認知症の家族がいる16自身が認知症になったら周囲に知られてもよいかのグラフ:知られてもよい83、知られたくない14、わからない31家族が認知症になったら周囲に知られてもよいかのグラフ:知られてもよい102、知られたくない9、わからない14周囲の協力は必要かのグラフ:家族の支えや介護保険の利用だけでは不十分なので必要50.4%近所にいたらどう行動したいかのグラフ:近所に住む隣人として何かできる事があれば協力したい67.9%

従事したオレンジロードつなげ隊の感想

  • これまで何度かセミナーに参加しましたが、今までのになく大勢の方が来場され、また関係者以外の方も多く参加されていたように思い、それだけ関心のあることと捉えていただけていると感じました。
  • 与謝野町民の温かさを感じ、高齢者、認知症の方を支える熱意が伝わってきました。

お問い合わせ

丹後広域振興局健康福祉部 丹後保健所

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-4368

tanshin-ho-tango-kikaku@pref.kyoto.lg.jp

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