食物アレルギーについて
食物アレルギーってどんなもの?
卵料理、パン、うどんなど、私たちが普段何気なく口にする食品でも、人によっては下痢、発疹、喘息による呼吸困難などの症状(食物アレルギー)を示すことがあります。
食物アレルギーは、食品中に含まれる特定のたんぱく質(アレルギー物質)が体に吸収される際、通常なら有用な栄養素として認識されるべきところを、体質によっては有害な異物として認識してしまい、これを排除しようとして起こるものといわれています。
どんな食品で起こるの?
たんぱく質は肉や魚をはじめ、ほとんどの食品に含まれていますが、たんぱく質の種類により、アレルギーを起こしやすいものとそうでないものがあります。
一般的には卵、牛乳、小麦を含む食品に対してアレルギーを起こす患者が多いと言われており、その他にもえびなどの甲殻類、背の青い魚、りんごやバナナなどの果物、ピーナッツ(落花生)、そばに対するアレルギーが報告されています。
どの食品がアレルギー物質となるかは、同じ食物アレルギー患者でも個人毎に異なってきます。自身や家族で原因食品を把握できる場合もありますが、不明な場合は病院で血液検査などを行うことによって診断してもらうこともできます。
どうすれば避けられる?
アレルギーを起こすことが分かっている食品を摂取しないようにすることが第一です。
しかし、アレルギー物質はごくわずかでも体内に入ると症状が出てしまいますし、その食品にどのような原材料が使われているかを外から見ただけで全て把握することは困難です。
こうした消費者の健康被害発生を防止するため、代表的なアレルギー物質を含む食品については、これらを含むことの表示が義務づけられています。
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かにの7種については、ごく微量しか使用していない場合でも加工食品や食品添加物の原材料欄への表示義務があります。(えび、かにの表示義務は、平成20年6月3日から開始ですが、平成22年6月3日までは、猶予期間が設けられております。)
上記7種以外にも、いか、さば、牛肉、やまいも、りんご、ゼラチンなど、18種類の食品について原材料欄への表示が推奨されています。
表示の方法としては通常の原材料と同様に記載する場合と、原材料欄の最後に「原材料の一部に○○を含みます」と記載する場合があります。また、直接その食品に使用していなくても、「同じ工場で○○を含む製品を製造しています」等、任意で注意喚起をしている場合もあります。
命に関わるほどの事態をも引き起こすことがある食品アレルギー。ほとんどの人には関係のないものかもしれませんが、昔に比べて患者も増加傾向にあります。自分や周りの人たちを守るため、一度注意してみてはいかがでしょうか。
