丹後広域振興局

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令和元年度丹後地域保健医療協議会(丹後地域医療構想調整会議)(令和元年11月25日開催)の審議概要について

開催日時

令和元年11月25日(月曜日)19時から20時40分

開催場所

セントラーレ・ホテル京丹後(羽衣の間)

出席機関

与謝医師会、北丹医師会、医療機関(6病院)、京都府丹後歯科医師会、丹後薬剤師会、京都府看護協会、京都府訪問看護ステーション協議会、京都府老人福祉施設協議会、京都府介護老人保健施設協会、全国健康保険協会、京都府介護支援専門員会、宮津与謝消防組合消防本部、京丹後市消防本部、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町、京都府(医療課、丹後保健所)

審議の概要

(1)地域医療構想の取組の推進について

(説明)

  • 国公表の公立・公的医療機関の再検証から地域医療確保に関する国と地方の協議の場、地域医療構想に関する自治体等との意見交換会、そして知事の国への要望までの経過を説明。
  • 京都府としては、2025年の必要な病床数については、地域の実情を踏まえ、急性期から回復期への転換を検討する一方、総病床数については現状を維持する。また、地域医療調整会議においては、病院の役割分担や病床機能のあり方について丁寧に議論していくことなどを説明。

(意見等)

  • 近接する病院の定義について、病院の性格も全然違うので、完全にそういうものではないと思う。最近発表された統計によると、公立病院はかなりの赤字と聞く。民間病院はほとんど黒字。平均の病院長の年収は、いわゆる公的病院よりはるかに多くて、なおかつ黒字。今の公的病院のあり方が間違っていると内心思っている。
  • 本来上から言われるのではなく、我々から提言していかないけない。どんどんと情報を発信していけたらと思う。

 

(2)医師確保計画の外来医療計画について

病床機能報告の京都方式による分析結果について

(説明)

  • 外来医療計画については、国の示したガイドラインに基づき策定することとなる。計画の記載内容について説明。
  • 管内各病院の平成30年度病床機能報告速報値について、京都方式分析結果を説明。今後も京都方式を進めていく旨報告。

(意見)

  • 人口が多いところには医者が多く集まる。結局人口が減っているところにはそれを食い止めることはできないのかなと思う。大きな病院があって、そこから開業されていくことぐらいしか策がないのかなと思う。
  • まず、在宅医療が10年後どうなるか。10年後はたして自分が在宅でききているかなと考える。ちょうど自分が開業したとき、地域の先生がつぎつぎと閉院された。その同じことが10年後起きるのではと懸念する。この地域で開業してもらおうと思ったら、開業する先生に夢を持ってもらう。わたしはこの夢があるからこの地域で開業するんだ、というような夢が見れるかどうか、そういう地域であるかどうか、より具体的に見せてあげられるようなことができたらと思う。
  • 病院の中堅以上クラスのかなりの部分は開業を考えている。多くの医者が講習会に行って、産業医を取ってきた。産業医を取ることは将来開業しようを考えている人。じゃあここなのか、じゃあ市内なのかというのを考えるので、丹後地域ならそれなりのメリットがありますよ、行政もサポートしますよということを京都府医師会と一緒になってやっていってもらいたい。具体的な診療科別の情報をサポートする方法もあるかと考える。
  • 行政にお願いしたいのは、若い人達が生活しやすいような環境をつくること。
  • わたしのところはたすき掛けの研修指定病院になって、都会から来る大勢の医師を指導している。その人達が将来また帰ってくるんではないかなと、そういう夢をいだいている。こういう無形の財産を築いていく。

  • 恐らく、京丹後市内で開業医が増えないというのは、ある意味均衡が保たれているというか、4病院がかなりの部分かかりつけ医の機能を果たしており、そのバランスのとれた中で、病院と診療所が責務をお互いに背負いながら地域医療を展開しているというところで、新規に入ってきずらい側面があるのかなと思ったりもする。病院としてのかかりつけ医の機能がかなりあたりまえの存在になっているというところ。夜呼ばれることもないし、病院を信頼しておればカンファタブルに心地よく開業できるよというその側面をアピールしていくのも有効な方法かもしれないと思う。
  • 歴史的にうちの病院は診療所の時代から大きくなってきているので、たぶんそれが開業医が少ない理由かなと思う。割と在宅にも出てたのでその辺もあって少なかったのかなと思う。先ほどの先生方がおしゃってたように、開業する先生は地域愛っていうのもかなりある。研修時代こちらにきていただいて、雰囲気を感じ取っていただく。ある程度熟成したら、以前勤めていた先生がもどってきてくださったというのもありますから、開業を手段という風に考えずとも、都会に行かれた先生ももどってきて、最後までこっちにいていただけるような感じになってきているので、時代も変わってきているのかなと思っている。いろんな意味でサポートしていただけたらと行政のほうにはお願いしたいと思う。

 

(3)高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について

療養病床等の転換意向について

京都地域包括ケア推進機構の取組について

(説明)

  • 来年度から市町村で取り組む高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施のスキームの説明と協力依頼
  • 療養病床転換に係る府内及び丹後管内の状況説明
  • 在宅療養あんしん病院登録システムへの登録促進の協力依頼及び在宅医療・介護連携の推進について説明

 

(4)丹後地域在宅療養支援連絡会議について

(説明)

  • 昨年度から丹後地域で開始した丹後地域在宅療養支援連携会議を中心としたネットワークの今年度の取組みと入退院時のゆるやかな連携のルールを記載したケア移行手引きを中心に報告
  • 在宅療養の状況として、自宅や施設での看取りの傾向を説明。

(意見)

  • 京丹後市内で初めて病診連携会議ができた。非常に多くの人々に集まってもらった。1回で終わるのではなく、継続していきたい。
  • 多施設他職種の参加で、有意義な会議であった。
  • いろんな意見を聞くことができ、ぜひ来年度も期待している。

 

  • (地域医療構想の取組に関して)地域医療構想を調べてみると、25の構想区域は人口が集中し、恐らく多くの医師と看護師がいる大病院もいっぱいある地域であって、調査等の対象から外れている。医師少数区域に多数区域からどうやってもってくるかは、表向きの表示にはない。京都府の責任において、地域の医療を守っていくことに最大限努力してもらいたい。

 

お問い合わせ

丹後広域振興局健康福祉部 丹後保健所

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