丹後広域振興局

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公共工事の流れを見てみよう

国(国土交通省など)からの補助金をもらって行う「補助事業」と都道府県や市町村などの地方公共団体が自らの予算で行う「単独事業」をまとめて「公共事業」といいます。もちろん、国が自ら行う工事も公共事業です。

それでは、どのようにして公共事業が進んでいくのか、ここでは道路の改良工事を例にしてその流れを説明します。

住宅の数が増えたり、観光地として発展し自動車の交通量が増えると、そこを歩く人と自動車、自動車と自動車等の事故が多くなったり、渋滞が増えるなどの問題がでてきます。

そのようになると、道路の近くに住んでいる人の生活や交通の流れに悪い影響が出てきます。

そこで、人と自動車が安全に通行するため、車道の幅を広げたり、歩道をつくったり、カーブを緩くする(これらのことを「改良」といいます。)などの対策が必要となります。

ここからが、「土木事務所の仕事」の始まりです。

ステップ1(役割分担:道路計画課)

まず、車の走る数(「交通量」)を調べたデータにもとに、将来的に自動車が通行する量(交通量)を予測して、ここにはどのような道路が必要かを考えます。

次に、自動車が安全に通行しやすい法線(道のカーブや直線の組み合わせのこと)を考え、工事をするためのもととなる計画を作ります。

これらの計画が決まったら、地元の人(そこに住んでいる人、土地をもっている人など)に、その道路の工事がなぜ必要なのかや工事の進め方などについて説明し、工事に必要な土地の買収や建物の移転などについて理解をしてもらいます。

ステップ2(役割分担:用地課)

次に、土地の買収建物の移転などについての費用について交渉し、土地を買って京都府の土地にします(「登記」といいます)。・・・ 用地の取得って?  

ステップ3(役割分担:総務契約課)

続いて、そこで行う工事を発注し、建設会社と契約します。

ステップ4(役割分担:道路計画課)

工事がきちんと進んでいるか、できているかを 監督 します。

ステップ5(役割分担:企画調整課)

工事が設計・契約の内容のとおりできあがったか 検査 をします。

ステップ6(役割分担:総務契約課)

検査で問題がなければ京都府のものとして建設会社から受け取ります。工事目的物の引き渡しといいます。

ステップ7(役割分担:施設保全課)

出来あがった道路について、皆さんが安全で快適に使用できるように 道路パトロール や点検を行います。異常があれば速やかに修繕します。

ステップ8

施設が古くなって大規模な修繕が必要な場合は、現地の調査、設計、契約、工事といった今までの流れのような作業を繰り返していきます。(河川や砂防などの工事の時は、「道路計画課」が「河川砂防課」になります。)

子供たちへ

公共工事は、皆さんの貴重な税金を使って行っていることから、その工事が本当に必要なのか、経済的であるか、将来にわたって維持管理がしやすいかなど、いろいろな点を十分に考えて行っています。

公共工事で作ったものを粗末に扱うと、壊れたものを直す費用やきれいにする費用も全て税金で行うことから、お父さんやお母さんが納めている税金が無駄に使われてしまうことになります。自分のものではなくても、大切に使わなくてはなりませんね。

普段からそういうことを考えながら、道路を見たり、公園で遊んだりすると、また違ったことが見えてくるかもしれません。

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