丹後広域振興局

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公共工事のIT化

皆さんもよく知っているように、世の中はすごい早さでIT化やデジタル化が進んでおり、当然のことですが、京都府でもどんどんIT化を進めています。

では、土木事務所に関することでは、どのようなIT化が進んでいるのでしょうか。

ITについては、少しむずかしいことばもあります。このページの一番下にことばの説明を入れてありますので、分からないときは、そこを見てね!それでも分かりにくいときは、インターネットでしらべてね!上手に検索できるのも一つのスキルです。

内部のIT化

それでは、土木事務所でのIT化を説明します。
まず、土木事務所の内部について少し説明します。 

職員は、クラアイアントのパソコンを使っており、全てサーバーに接続されています。

いろいろな情報やデータを共有(共に使うこと。)して仕事をしています。

その結果、あちこちに行かなくてもいろいろな資料を見て、効率的にしごとを行うことができます。

また、担当者が出張などでいない場合でも、資料が探せるなどのメリット(利点)があります。

紙ファイルであるとロッカーや机の中など、どこにあるか探すのに苦労することがあります。

クライアントとサーバーのつながりにより、データの共有(きょうゆう)ができ、効率的(こうりつてき)なしごとができます

サーバーの中にデータがあれば、探したいタイトルなどを「検索」という機能を使うことで、簡単に探し出せます。紙でとじてあると、いろいろなロッカーを探さないといけませんが、IT化がされていると移動する必要がなく、大変便利です!

対外的なIT化

次に、対外的なことを説明します。

府民をはじめとする外部の人とのIT化については、

ホームページなど

電子データのダウンロードについては、ホームページに申請書類などを掲載しておき、わざわざ土木事務所に来なくても、そこからダウンロードすることができるようにしているものです。

京都府では、電子申請などの取り組みも進めています。

道路情報などの提供については、道路の通行規制や積雪の情報、また、雨量・水位のデータなどをインターネットで見ることができます。リアルタイムな情報を見ることができ、交通や防災に役立っています。(携帯電話でも見れます。)

電子入札

電子入札は、入札(工事などをおこなう業者と金額を決める行為)をインターネット上で行います。

これにより請負業者の移動コスト、時間コストを減らせます。

また、多くの業者が入札に参加しやすくなるため、談合を行いにくくし、公平・公正な競争を行うことができます。

電子納品

電子納品では、いままで紙で出していたものをCD-Rなどの電子媒体で出すものです。

  • 成果品(出来上がるもの)をペーパーレス化(紙に打ち出さない)ができる
  • 保管スペースを少なくできる
  • 情報を共有化(みんなで見やすくする)できる
    などの多くのメリット(利点)があります。

請負業者から見ると、日頃からデータを電子で作成するため、わざわざ土木事務所まで書類を持ってこなくても、電子メールで送り、大幅な時間短縮ができます。(例えば、京丹後市から土木事務所まで来てもらうと、往復1時間以上かかりますが、メールであると数秒で届きます。)

また、写真は今までのフィルムカメラからデジタルカメラに変わります。

みなさんもよく知っているように、デジタルカメラはフィルムを使わないので、たくさん撮ってもフィルムカメラのように資源を消費(しょうひ)しません。

ただし、扱いを間違えたりすると簡単にデータが消えてしまいますので、日々のバックアップが大切です。

IT化は地球環境にやさいしい

こうしたIT化の取り組みは、人の移動コストが減らせるだけでなく、地球環境にも優しいのです。

なぜでしょうか?

まず、一つには紙に印刷する場合は、紙を製造する必要がありますが、これは森林の伐採、不要となった紙の焼却処分など、二酸化炭素が増えやすくなります。

また、人が移動するには自動車を使います。その結果、CO2(二酸化炭素)やNOX(一酸化窒素)など有害なものが排出されます。電子メールなどの活用はこうした環境にやさしいだけでなく、運転による事故の減少にもなります。

このように、ホームページの充実、電子入札、電子納品、電子メールの活用といったIT化を進めることは、地球環境にやさしく、人の移動の負担を減らすなど、大変多くのメリットがあるのです。

IT化を進めるためには

少し問題なのは、パソコンやインターネットを使う人のスキル(能力)が必要ということです。

パソコンがきらいだ、苦手だという人が多いとうまくいきません。

そのため、あなたたちもがんばってITスキルを磨くことが大切ですね。

土木事務所の職員もあれこれと苦労しながら、府民に満足していただけるように、しごとの効率をどのように上げるか、日々、工夫しながらがんばっています。

大切な税金を使って仕事をしているのですから、いかに効率的に適切にしごとを進めていくかが大切であり、IT化は欠かすことのできない技術です。

みなさんも地球環境のことを考えて、がんばってITスキルをあげましょうね。

ことばの説明

IT・・・Information Technologyの略、情報伝達技術のこと。

クライアント・・・一般に何らかのサービスを提供する側を「サーバ」、これに対しサービスを提供される側を「クライアント」と呼びます。

電子入札・・・入札は以前は紙媒体で行っていましたが、それをインターネット上で行うこと。

電子納品・・・工事等の成果品(出来上がった書類)を電子データで納めること。一般的にはCD-Rに書き込みます。

談合・・・競争入札の際に、複数の入札参加者が前もって相談し、入札価格や落札者などを協定しておくこと。この行為い)は犯罪です。

スキル・・・訓練して身につけた技能のこと。

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