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副読本「大手川改修・いろいろな工夫」HTML版

はじめに

台風23号で大変大きな水害のあった大手川では、現在、本格的な改修工事を進めています。

その中で、ワークショップなどにより地域の皆さんとともに、大手川改修について、いろいろと話し合いながら取り組んでいます。
皆さんに愛される川づくりをどのようにして進めていくかなどを話し合い、それを形にしていこうと取り組みを進めているところです。

台風23号での被害やワークショップの内容、改修工事の詳しいことについては、別に作っている「子供副読本(大手川改修)」を見ていただくとよく分かっていただけると思います。

子供副読本(大手川改修

是非、ご覧ください。(丹後土木事務所ホームページでご覧いただけます。)

工事を進める上で大切なこと

大手川改修では、多くの家が建ち並ぶ市街地の中心で工事を行うことから、工事の現場を多くの方に見ていただくことができます。

また、5年間で約5キロメートルの区間を120億円という大変多くの費用で工事を行うものです。

そこで考えました!

変わりゆく大手川の改修工事を皆さんにもっと身近に感じ、身近で見ていただこうということです。

それは何かというと、いろいろなものを分かりやすく現地で見ていただくことです。

これには丹後土木事務所の職員だけではできないことがあります。

工事をする建設会社の皆さんにも、その大切さをよく理解していただき、一緒になって良い公共工事を進めよう、愛される大手川の水辺づくりを行おうと頑張っていただくことが必要となります。

ですから、工事する人たちにも高い志を持って、大手川改修に係わっていただくようお願いしています。

それではどのようなことをしているのか、一緒に見ていきましょう。

工事する人たちの意識改革

工事に関係する人たちに宮津市のシンボルとして、愛される大手川の水辺づくりに参画しているという意識・自覚をもってもらうことが大切です。

その取り組みとしては、次のようなことをしています。

工事用車両にエプロン

工事で発生する土砂の運搬などに使用するダンプトラックにエプロンを着けています。

これは、大手川改修の工事の車両だということが一目で分かります。会社員が名札を付けていることと同じです。

スピードを出しすぎているとか、荷物を積みすぎだとか、そのようなことを行ったりすると、どこの会社か分かりやすくなります。

安全運転や荷物の積み過ぎの防止など、土木事務所が注意しやすくなります。また、工事をしている会社も会社や関係する人のイメージダウンにつながらないよう、自らも注意して慎重に取り組むことができます。

大手川改修では、この他にヘルメットや現場を移動するときの自転車にもエプロンを付けています。

工事をする人たちも、このような大きな改修工事に関係していることを喜び・やる気に感じていただけることを期待しています。

市民に分かりやすい工事

大手川改修では、今、何の工事をしているのかを皆さんに分かりやすい取り組みをしています。

工事見学場所の設置

間近で工事を見ていただける場所を作っています。

ふれあい広場のノーヘル・ゾーン

工事現場の中に入れば、安全のためにヘルメットをかぶる必要があります。

ヘルメットをかぶらなくても工事を間近で見ていただけるようにしています。

ここでは、テントの中でベンチに座ってゆっくりとご覧いただけます。

また、テントには工事の説明パネルも置いてありますので、どのような工事を進めているのかが見ていただけます。

中橋展望台

ここでは、宮津市道である中橋を架け替える工事を目の前で見ていただけます。ベンチが置いてあります。

ここは、近くにある宮津小学校の児童と宮津幼稚園の園児が書かれた絵をパネルに張り付けてあります。(実際の絵を貼っているわけではありません。コンピュータで絵を読み込んで別に印刷したものです。)


(児童、園児の書いた絵)

また、中橋の工事の掘削で出た現地の土を展示して、このあたりは、どのような性質の土でできているのかが分かります。イメージアップとしての花も飾っています。


(工事説明図)


(見学の様子)

いろいろな掲示物

この他にも、たくさんの掲示物があります。

分かりやすい丁張り

工事を行うときは丁張りを設置します。

これは、普通は木の板でできていて、工事を行う作業員が掘削などを行うときの目印です。

そのとおりに掘るときもありますし、掘削する面に直接置けないときは、30センチメートル上に設置するなどを行います。(そのときは、板に「30センチメートル上がり」などと書きます。)

丁張りがあると、その高さまで掘るとか、護岸などの構造物が出来上がるとかが目で見て分かりやすくなります。

分かりやすい工事説明図

何の工事を使用としているのか、今、どこまで進んでいるのかが分かりやすいよう工事説明図を置いています。

これによって、ここは何をしようとしているのか、最終的には何が出来上がるのかが分かりやすくなります。

掲示板

宮津市役所の前と宮津小学校校門の横に大手川改修工事の専用の掲示板を設置しています。


宮津市役所前の掲示板


宮津小学校前の掲示板

ここに、「大手川だより」など、大手川に関するいろいろな情報を掲示しています。


(毎月20日に発行している「大手川だより」の地元に配っているものです。A4版で作っています。)

大手川だよりは、毎月20日に発行し地域の皆さんに配っています。丹後土木事務所の職員がいろいろな情報を工夫しながら発信しています。

最近は市民の皆さんからのお便りも入れています。

ホームページでは、さらに詳しく、ビジュアルにして作っていますので、こちらも是非ご覧ください。

終わりに

大手川改修で行っている、いろいろな工夫についてご理解いただけたでしょうか?

この他にもいろいろ工夫しています。今後も引き続き頑張って工夫したいと思います。

是非、変わりゆく大手川と大手川改修工事の様子を現地でご覧いただきたいと思います。

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