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生活基盤整備・土木

JR線減便への対応について

提案

新型コロナウイルスの影響でJRが減便され、嵯峨嵐山駅から京都駅間などではかなりの混雑が見られるなど、特に山陰本線で大きな影響が出ているので、沿線自治体等と連携して減便前に戻してほしい。利用者増の取組の内容を教えてほしいし、京都市エリアの取組を強化してほしい。

回答

1 ダイヤの復便について

京都府では、コロナ禍による減便後、機会あるごとにJR西日本に対して早期復便と京都~嵯峨嵐山間の混雑緩和対策を求めています。

現在、観光客等により混雑が著しい京都~嵯峨嵐山間につきましては、JR西日本において、臨時列車の増発や車両の増結などにより、混雑緩和対策が行われています。

また、昨年10月には、知事から、コロナ禍等に伴い削減された列車の早期復便、山陰本線(嵯峨野線)の混雑緩和等をJR西日本に要望し、昨年12月15日に公表された令和6年春のダイヤ改正では、利用状況がコロナ禍前まで回復していないことから、全便の復便はなされませんでしたが、京都~嵯峨嵐山間では、令和元年10月に減便した6往復が増便されることとなりました。

引き続き、減便前のダイヤに復便されるようJR西日本に働きかけてまいります。

2 山陰本線沿線での利用者増に向けての取組について

京都府では、次の取組を進めております。

(1)山陰本線の利用環境の整備

園部~綾部間の沿線地域において、JR西日本や沿線市町とともに地域公共交通計画を策定して、各駅におけるバスなどのアクセス交通の確保、駅での待合室の環境改善を進めています。

通勤・通学や観光利用が多い京都~嵯峨嵐山間においては、JR西日本、京都市と連携し、エレベーターや多機能トイレの整備等、各駅のバリアフリー化などの利便性向上にも取り組んでいます。

(2)沿線人口等の拡大

山陰本線の日常利用や通勤・通学利用の増加を図るため、市町と連携し、地域の特色を活かしたまちづくりによる定住人口の増加に取り組むとともに、企業団地の整備や支援制度による企業誘致、大学や専門学校の誘致などに努めています。

(3)観光振興による交流人口の拡大

コロナ禍により利用者が減少してからは、観光振興による需要喚起にも取り組んでおり、JR西日本と連携したデザイン車両の運行や沿線の観光地等を周遊するデジタルスタンプラリー、鉄道等を利用した日帰りツアーの実施とともに、府内旅行に対する割引やクーポン券発行を支援する「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」などの府独自の事業も展開しているところです。

今後は、さらに増加が見込まれる訪日観光客の利用拡大を図っていくため、京都西山エリアや京都府中部地域の「森の京都」エリアの観光振興など山陰本線沿線の魅力を活かした取組を進めていくこととしています。

3 京都市内エリアの沿線活性化について

京都市内エリアについては、これまで京都府が中心となり、JR西日本及び京都市をはじめとする沿線市町と連携し、山陰本線の電化、複線化、新駅整備やバリアフリー化などの山陰本線の利便性向上を進めてきました。

この鉄道整備に合わせ、京都市が中心となり、梅小路公園等の整備、二条駅周辺の区画整理事業、京都市中央市場の整備などの駅周辺整備により地域の活性化に取り組んでいます。

また、京都府では、地域の皆様と連携し、観光名所嵐山の府立嵐山公園・嵐山東公園の整備を進めており、多くの観光客に安全で快適な嵐山観光を楽しんでいただいています。

引き続き、JR西日本や京都市などとも連携し、観光振興や駅周辺整備など沿線地域の活性化に取り組んでまいりたいと考えています。

(詳しくは)交通政策課

令和6年2月20日

鴨川の整備(堆積土砂の除却・木の伐採)について

提案

鴨川に堆積した土砂に木が大きく育っており、景観や河川氾濫だけでなく防犯上もよくないと感じます。早急に調査して対応していただきたい。

回答

河川の維持管理におきましては、土砂の堆積や樹木の繁茂等により洪水の安全な流下が妨げられることのないよう、必要な河道断面を確保する必要があります。今回ご提案いただきました鴨川につきましては、府民の皆様に広く親しまれ、山紫水明の京都を象徴するものであることから、自然環境や景観にも配慮する必要がある大変重要な河川でございます。

そのため、鴨川の安心・安全で良好かつ快適な河川環境を実現すべく制定した鴨川条例により、府民の皆様や学識経験者等の方々と意見を交換する場として、鴨川府民会議を設置し、この会議での意見を府の施策に反映させることとしております。鴨川の中州の管理につきましても、この会議の中で意見を伺いながら進めることとし、鳥類や魚類、植物の生態などに配慮しつつ流下能力の状況に応じて、対応方法を定めているところです。具体的には、

桂川合流部から七条大橋までの区間については、河川改修を実施する区間であり、下流から河川内の土砂掘削を実施する。

七条大橋から二条大橋までの区間については、堆積傾向にないことから、土砂堆積が認められた場合は、その土砂を近くの深く掘れた川底へ均す河床整正を実施する。

二条大橋から柊野堰堤までの区間については、これまでの土砂の堆積状況や現況の流下能力を考慮して、緊急性の高い箇所から堆積土砂の撤去を実施する。

中州の掘削にあたっては、生物への影響が小さくなるよう水際部を残す。

という方針のもと、順次工事を実施しており、今年度は、柊野堰堤付近で堆積土砂を撤去する予定です。

また、河道内の流水を著しく阻害している樹木等については、堆積土砂の撤去工事の実施有無に関わらず、順次伐採を行うこととしており、今回ご提案いただいた個所も含めて現場確認の上、対応を検討いたします。

引き続き、府民の皆様とともに、鴨川における安心・安全の確保や美化に努めてまいりますので、ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(詳しくは)河川課

令和5年10月5日

山陰線園部ー綾部間における最適信号場の設置の公募について

提案

 山陰線は園部・綾部間は現在単線になっており、特急でさえ、途中駅で運転停車をしており、全線複線化には、相当な予算が必要だが、暫定措置として、ある区間において、複線化をすれば、特急の運転停車は解消されることは確実です。

 これについて、最適信号場区間の公募を行ってはいかがでしょうか。

回答

 この度、御提案いただきました山陰本線の最適信号場区間の公募についてでありますが、信号場の新設などの鉄道施設の整備や列車の運行計画については、利用状況や費用対効果、沿線の土地利用状況等を勘案し、鉄道事業者により検討・決定されるものです。
 京都府としては、御提案の趣旨を踏まえて、複線化等の鉄道施設の整備やICカード対応等、鉄道の利便性向上策についてJR西日本等に働きかけるとともに、北近畿エリアの観光振興や交流人口の拡大など、沿線自治体等と連携して鉄道の利用促進に取り組んで参りたいと考えております。

(詳しくは)交通政策課

令和2年2月27日

 

高野川遊歩道について

提案

高野川では北泉橋から以北には遊歩道が設置されてないが、少なくとも松ヶ崎橋までは桜並木鑑賞など河川敷の散策を楽しむことができるので遊歩道を設置してほしい。

回答

 降雨のない平常時の高野川や鴨川は、憩いと安らぎの空間として多くの皆様にご利用いただき親しまれています。
 しかし、ひとたび大雨が降れば濁流が流れ非常に危険な河川となります。
 現在の高野川や鴨川は、昭和10年の大水害を受けて進められた河川改修によって形作られました。その後、高野川では幸いにして大きな水害は発生しておりません。
 しかし、近年、毎年のように全国各地で異常な降雨による災害が発生しており、高野川についても、いつ水害に見舞われるかわかりません。
 河川は、大雨の時に発生する洪水を安全に流し、皆様の安心安全を確保する重要な役割を担っています。その安全性を向上させるためには、より多くの水を流すことが出来るよう河川の断面を出来るだけ大きく確保することが必要です。
 現在、高野川や鴨川で既に遊歩道を設置している区間は、河川改修などにより整備した高水敷を活用しています。
 御意見をいただきましたとおり、高野川の北泉橋より上流には遊歩道が整備されておりませんが、この区間は河川の断面に余裕がないため、新たに遊歩道を整備すると洪水が流れる断面を小さくすることになり、大雨が降った時に、浸水被害を発生させる原因にもなりかねません。
 遊歩道を設置する場合は、治水上の安全が確保されることを前提にしており、河川改修と合わせて実施したり、洪水を流す能力に余裕があり悪影響がないことが必要です。北泉橋より上流区間に遊歩道を設置するためには、川幅を広げることが必要となり、周辺の環境を踏まえますと実現は難しいと思われますので、ご理解をお願いいたします。
 また、ご指摘の箇所より下流部や鴨川・賀茂川では、川幅が広いため、遊歩道や桜並木を整備しておりますので、そちらでの観光や散策等を楽しんでいただきますよう、お願いいたします。
 なお、ご指摘いただいた川端通の交通安全に関しては、道路管理者である京都市へお伝えいたします。
 今後とも、地域の皆様の御意見や御要望を伺いながら、適切な河川管理に努めてまいりたいと考えておりますので、京都府の河川行政に御理解と御協力をいただきますようよろしくお願いいたします。
貴重なご意見ありがとうございました。

(詳しくは)河川課

令和2年2月27日

 

宇治橋のお茶の木について

大津市

提案

 宇治橋の車道と歩道の境に植えられているお茶の木に、説明看板を取り付けてください。

 また、きちんと世話をしてください。

回答

  宇治橋の植栽(茶の木)については、これまでから水やりのために自動散水装置を設置し、冬期には寒冷紗をかけるなど、丁寧な維持管理に努めてまいりましたが、平成30年夏頃から枯死する木が増え始め、地元の皆様からも改善を求められているところです。
 このため、枯死の原因や対策を検討するため、現地調査を実施しましたところ、土壌のアルカリ性が高く、含水量が多いという要因があることが分かりました。
 今後、数ヶ所の植樹桝において土壌改良の試験施工を行い、状況を見ながら段階的に植え替えを進めることとしており、令和2年度中の完了を目指しております。
 完了後は、ご提案をいただいております説明看板の設置等のPRを行いたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 

(詳しくは)道路管理課

令和2年1月27日

 

 

北陸新幹線について

名古屋市

提案

 北陸新幹線の現在の京都~新大阪ルートはほぼ地下を通ることとなり、鴨川、宇治川、木津川、淀川の4河川を通行するため、地震により地下トンネルが損傷すると川水がトンネル内に流入し水没のおそれがあります。
・新大阪―亀岡―西舞鶴―小浜―敦賀ルートだと京都府・大阪府にメリットがあるため、検討願います。

回答

北陸新幹線をはじめとする整備新幹線は、全国新幹線鉄道整備法により、国土交通大臣が基本計画及び整備計画を決定することとなっております。北陸新幹線については、昭和47年に基本計画が決定され、昭和48年に東京都から、長野市付近、富山市付近、小浜市付近を経由して大阪に至るルートとする整備計画が決定されております。
北陸新幹線敦賀・大阪間の詳細ルートについては、平成27年8月から与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(以下「与党PT」)において検討が始まりました。
与党PTでは、小浜・亀岡を経由するルート、敦賀から琵琶湖湖西を経由するルート、敦賀から米原に至り東海道新幹線を経由して大阪に至るルート、小浜・京都を経由するルート、小浜・舞鶴・京都を経由するルートの5ルートについて、工事費や工期、時間短縮効果、費用対便益などの総合的な比較検討が行われ、その結果、平成29年3月に、「敦賀駅-小浜市(東小浜附近)-京都駅-京田辺市(松井山手附近)-新大阪駅」を結ぶルートが選定されました。
その後、建設主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構が、駅・ルートを検討するための調査に着手し、本年5月からは環境影響評価に着手し、詳細なルートを検討しているところであります。ご指摘の防災等の課題については、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が詳細ルートを検討する中で、それぞれの対応についても検討されているところです。

(詳しくは)交通対策課

令和元年12月27日

 

淀大橋について

八幡市

提案

 淀大橋の歩道が狭く、車いす利用者にとって、対向の自転車との行き違いが難しく、利用を控えている。
 将来架け替え時には、上記を考慮し、歩道を広くするようお願いします。

回答

 淀大橋は昭和51年に架設しており、当時の基準により、自転車と歩行者が通行できる歩道の幅は1.5mとなっているため、ご指摘のとおり、車いすを利用される方や歩行者と自転車の相互の円滑な行き違いが困難な状況となっております。

 道路の幅員等の基準は、交通状況の変化等により改訂されており、現在は、自動車、自転車及び歩行者の交通量から必要な自転車レーンや歩道幅を確保することとなっております。
 
 淀大橋は、現在の老朽化の状況から直ちに架け替える状況ではありませんが、架け替える際には、その時の基準により、車いすを利用される方や歩行者、自転車が安全に通行していただける幅員を確保することとなります。

 なお、架け替えまでは時間を要することから、架け替えまでの対応として、自転車利用者に対して、徒歩や車いすで歩道を利用されている方がおられる場合は、自転車から降りる等、安全な通行を要請する看板の設置を実施してまいりたいと考えております。

(詳しくは)道路建設課

令和元年12月10日

 

リニア中央新幹線京都府誘致について

京田辺市

 

提案

リニア中央新幹線京都府誘致について、京都府南部(精華町・木津川市)を通る案を提案したい。

回答

 リニア中央新幹線については、国土交通大臣が昭和47年に東京、大阪を起終点、主な経由地を甲府市附近、名古屋市附近、奈良市附近とする基本計画を決定、平成23年には同様の経由地とする整備計画を決定し、同時にJR東海を営業主体及び建設主体に指名しております。この整備計画の決定に合わせ東京-名古屋間の具体的なルートは平成23年にJR東海から公表されておりますが、名古屋-新大阪間については、具体的なルートや駅の位置は今後決定されていくこととなっております。
 ご意見にもありますように、リニア中央新幹線計画は関東から関西までの時間距離を画期的に縮め、駅周辺地域の振興・発展に大きなインパクトを有する社会基盤であり、京都府としても強い関心をもって状況を分析し、京都を通る整備ルートの選定について、国等の関係機関への働きかけを行っています。
 平成23年~24年にかけては、京都府の将来の高速鉄道のあり方を検討するための有識者会議「明日の京都の高速鉄道検討委員会」において、名古屋~大阪間のルートについて検討した結果、経済効果では「京都駅ルート」、速達性や建設費では学研都市附近を通る「直線ルート」、災害等に対するリダンダンシーでは「奈良ルート」が有利とする分析結果が出されています。
 この検討委員会の分析結果を踏まえ、リニア新幹線の計画が、京都にとって、また関西全体、日本全体にとって最適なものとなるよう、京都を通る整備ルートの選定と大阪までの早期開業についての積極的な検討が行われるよう、国等に働きかけて参りたいと考えています。


(詳しくは) 交通政策課
令和元年10月18日

 

公共交通の電子マネー対応について

宇治市 男性

提案

府内北部を中心に未対応の地域があり、観光は当然ながら、経済活性化の観点から多くの商機を失っている。公共交通の電子マネー化(特にJR山陰本線・京都丹後鉄道・舞鶴京都交通バス)は必須と考える。

回答

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会や2025年国際博覧会(万博)の大阪・関西での開催を控え、インバウンド需要への対応や労働人口減少時代における生産性向上の観点からも国内消費活動におけるキャッシュレス化の推進は必要不可欠なものと考えております。
こうした状況のもと、京都府では、府域全域での公共交通機関へのICカードの普及拡大を図るため、鉄道においては、ICカードシステムが未導入のJR山陰本線園部駅以北、舞鶴線及び関西本線加茂駅以東への早期整備をJR西日本に働きかけるとともに、バス事業者に対しては、ICカードシステム導入の支援を行い、京都市営バス、京阪バス、近鉄バス、西日本ジェイアールバスなど利用可能エリアが順次拡大をしているところです。
また、高速バス路線においてもスマートフォン等による電子決済・チケットレスシステムの導入が順次進められているところであります。
京都府としましても、ご提案いただいた公共交通の電子マネー対応は、府民及び観光客の皆様の利便性向上、地域のイメージアップのためにも、有効な取組と考えており、府内全域への導入が早期に実現するよう引き続き、関係市町村と連携して取り組んでまいります。

(詳しくは) 交通政策課
平成31年3月26日

 

 河川に降りる階段の設置について

南丹市  男性

提案

地域住民が安全に河川の保全や利用を図られるように、災害復旧工事に併せて、河川に降りられる階段などを設けていただきますようお願いします。

回答

日頃から、河川ゴミの撤去等、美化活動をしていただきありがとうございます。
まず、通常の河川改修事業の場合ですが、地元からの要望も踏まえ、(1)階段を設置することにより治水上の安全に支障がないか、(2)施設の管理は府が行いますが、日常的な管理は地元団体にお願いをしており、管理が適正に行えるか、(3)消防活動で利用する等の公共性があるか等を踏まえて、河川改修計画を作り階段設置を実現することが可能です。
一方、災害復旧対策は、被災したところの現状復旧により、早急に危険性を除去することが必要なため、ご提案の対応ができない制度となっていることをご理解いただければ幸いです。
また、今回ご要望いただきました箇所を調べましたところ、落差工(河床の勾配を緩くするために設置された人工的な段差で水が急激に落ちる箇所)に近いことを確認しています。当該箇所は、洪水時には水流が複雑に流れ護岸の損傷リスクが高いことから、護岸の強度が求められる箇所になっており、階段設置は治水の安全確保上困難な場所となっています。

今後、地元の皆様ともご相談いただき、他の箇所での階段設置の要望がありましたら、提案箇所を所管している南丹土木事務所河川砂防室にて検討をさせていただきます。
今後とも京都府行政にご理解、ご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。

(詳しくは)河川課
平成30年10月9日

 河川の氾濫対策について

滋賀県 男性

提案

河川の氾濫対策として、最近都心で建設されている、巨大な貯水空間を京都府北部地区にも建設すればどうか。川の流量が落ち着いてからポンプで吸い上げ、農業用水等に利用したら、水不足も防げるのではないでしょうか。

回答

今年の7月豪雨では府内でも総雨量600mmを超える降雨により、府北部地域を流れる一級河川由良川の沿川を中心に複数箇所の浸水被害があったところであり、近年、台風や局地的豪雨等により北部地域では度重なる浸水被害を受けているところです。
京都府では、再度の災害を防止するため、河川の断面を広げる「流す」対策に加え、河川の流域における貯留施設など「貯める」対策も併せた総合的な治水対策を基本とし、国や市町村と連携した取組を行うことにより、効果的・効率的に治水安全度を高める対策を行っています。
 府北部においても、平成26年8月豪雨で大規模な内水被害が発生した由良川沿川において、国・府・市が連携し、平成26年8月豪雨と同規模の降雨が発生した場合でも、住宅等の床上浸水を発生させないための計画を策定し、流域の特性並びに工事費や用地費等の経済性も踏まえ、ご提案いただいたような巨大な貯留施設ではないものの、地下貯留施設の設置(貯留量1万立方メートル)、調整池の新たな設置及び農業用ため池の改良、ポンプ場整備等を組み合わせた総合的な治水対策を実施しているところであり、国土交通省の補助金等も活用して、役割分担の上、事業を推進しているところです。
しかしながら、これらハード整備は時間と費用を要するところでありますので、雨量や河川水位情報やハザードマップなどの防災情報の提供、排水ポンプ車の配備等、ソフト対策にも取り組んでいるところです。
引き続き、過去の浸水被害状況や地域の土地利用状況に応じ、「流す」対策や「貯める」対策といったハード対策と、ソフト対策を組み合わせながら、水害から府民を守るための取組を進めて参ります。

(詳しくは)河川課/農林振興課
平成30年10月9日 

 

 リニア中央新幹線誘致について

城陽市 男性

提案

京都に中央新幹線駅を誘致するのは厳しい状況だと思いますが、三重県から京都駅に至る「リニア京都支線」を誘致すれば、京都~品川が約60分、羽田空港まで1時間強で結ばれる。

回答

リニア中央新幹線は、極めて重要な国家プロジェクトであり、国によるルートの選定につきましては、国土形成や将来の関西全体の高速交通網形成の観点等から、十分な国民的議論が必要と考えております。
京都府としても、平成23年~24年にかけて、京都府の将来の高速鉄道のあり方を検討するため設置した有識者会議「明日の京都の高速鉄道検討委員会」において、名古屋~大阪間のルートについて検討をお願いし、経済効果では京都駅ルート、速達性や建設費では学研都市附近を通る直線ルート、リダンダンシーでは奈良ルートが有利とする提言をいただき、この提言を踏まえ、国に対して京都を通るルートを検討されるよう、働きかけを行っているところです。
京都府にとって、リニア中央新幹線の開業効果を高めていくためには、このような全国的な高速交通ネットワークにアクセスできることが重要です。日本の「文化首都」として京都が有する価値、北陸新幹線の経由地に決定している京都府南部地域の可能性、関西国際空港とのアクセスの利便性向上など、様々な状況を考慮し、府民の皆さんの御意見や御提案も踏まえて、京都にとって、また関西全体、日本全体にとって、リニア中央新幹線が最適なルートとなるよう引き続き、国等へ働きかけてまいりたいと考えています。

(詳しくは)交通政策課
平成30年8月10日

 

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文化生活部府民総合案内・相談センター

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