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京都議定書への復帰を要請するメッセージ

送付先

  • アメリカ合衆国大統領

この度のアメリカ合衆国大統領選挙で再選を果たされたことに対し、心からお祝いを申し上げますとともに、大統領閣下の今後ますますのご活躍をお祈りいたします。

1997年12月に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で京都議定書が採択されてから7年の歳月が経過しようとしていますが、ご承知のように、 ロシアにおいて京都議定書が批准されたところであり、いよいよ来春には京都議定書が発効することとなりました。
これにより、世界の多くの国々が京都議定書の枠組に従い、地球温暖化を防止するため、温室効果ガスの排出削減に取り組んでいくこととなります。

もとより、地球温暖化の問題は、科学的には不確定な部分もあり、容易に解決できるものではありませんが、将来起こりえる破局を防ぐためにも、世界各国が、また地方も参加して、目標に向かってお互いに最大限の努力をし、協力して取組を進めていく必要があると考えます。
我が国は国民的課題として多くの犠牲を払いながらこれを受け止め、国際社会と協調して温室効果ガスの削減を進めていくこととしており、京都はその先頭に立って努力する決意でありますが、京都議定書をさらに実効性のあるものとしていくためには、世界最大の経済大国である貴国が議定書の枠組に復帰されることが必要であると考えております。

貴国におかれましては、未来を担う世代にかけがえのない地球を引き継ぐためにも、閣下の強力なリーダーシップにより、京都議定書の枠組に復帰され、国際社会と連携して地球温暖化防止に向けて取り組まれることを、議定書採択の地である京都を代表して心から願い、メッセージを送付するものです。

2004年11月

京都府知事 山田 啓二
京都市長 桝本 賴兼
京都商工会議所会頭 村田 純一

お問い合わせ

総合政策環境部脱炭素社会推進課

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