京都府における受動喫煙防止対策に関する報告書
「きょうと健康長寿推進府民会議」に「受動喫煙防止対策部会」を設置し、京都府における受動喫煙防止対策の効果的な推進方策について、平成21年6月から4回にわたり、外部講師も交えて検討が行われ、「京都府における受動喫煙防止対策の推進に関する報告書」が平成22年2月にとりまとめられました。
報告書の概要
○ 基本的考え方
(本報告書における「公共的な空間」とは、「屋内、屋外を問わず、不特定多数の者が利用する空間」のことを指す。)
- 多数の者が利用する屋内の公共的な空間については原則として全ての区域を喫煙禁止とする。
- 特に未成年者及び妊産婦を、あらゆる場面において受動喫煙から保護する。
- 通りや路地、公園、建物の出入り口付近など屋外の公共的な空間においても受動喫煙防止対策を講じる。特に未成年者等多数の者が往来する路上等については喫煙禁止とする。
- 公共的な空間の受動喫煙防止対策と、職場の受動喫煙防止対策をあわせて総合的に推進する。
- 現状で喫煙者が府民の約2割存在することを考慮し、暫定措置として受動喫煙を防止するために喫煙可能区域を確保することも検討する。
- 京都府は日本有数の観光地であることから、国際的にも受動喫煙防止対策について先進的な取組が求められていることも考慮する。
○ 京都府における受動喫煙防止対策の目標
【大 目 標】
京都府内で人が受動喫煙を受ける機会をゼロにする
【目 標】
- 喫煙者、非喫煙者を問わず全ての府民が受動喫煙の健康影響について正しい知識を持ち、各自が受動喫煙を防止し、また受動喫煙を避けることができるよう常に行動する
- 妊婦や乳幼児、未成年者については、あらゆる場面において受動喫煙の害から完全に保護する
- 施設管理者は、施設利用者及び従業員が受動喫煙を受けないよう、有効な受動喫煙防止対策を行う
○ 受動喫煙防止対策の推進
□ 受動喫煙を防止するための条例の整備
- 実効性ある対策を推進するためには条例の早急な整備が必要
- 各関係者の責務を明らかにする
- 施設管理者及び府民に対し受動喫煙の防止を義務づける
- 条例には実効性を保つための規定を盛り込む
□ 府民への受動喫煙の害の啓発
- 府民が受動喫煙の害を正しく認識し、受動喫煙を受けさせない、あるいは受けない行動ができるよう、メディアや啓発媒体を活用し、受動喫煙防止対策が必要であるとの気運を高める
- 施設利用者が、受動喫煙を受けない施設を選択するための、施設情報等の具体的な情報を提供
- 保健医療従事者に対して常に最新の情報を提供
□ 施設管理者への情報提供
- 施設管理者に対して医学的視点と経営的視点の両面からの情報を提供
□ 施設管理者及び府民への実態調査と意識調査の実施
- 施設管理者に対し、利用者及び従業員の受動喫煙防止対策の実施状況等についての調査を実施
- 府民に対し、受動喫煙の害の理解度や、受動喫煙の曝露状況等についての調査を実施
□ 喫煙者の禁煙を促進・支援
- 保険診療の対象とならない者も含めた、たばこをやめたいと考えている喫煙者が円滑に喫煙をやめるための支援を行う
