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第10回京都府景観まちづくりフォーラムを開催しました。

1 テーマ

『文化・学術・研究を支える景観まちづくり』

2 日時・場所

平成30年2月21日(水曜日)午後1時30分~午後4時30分
けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)ホール

3 主催・共催

(主催)京都府、京都府都市計画協会、(共催)京田辺市、木津川市、精華町

4 参加者

京都府景観資産登録地区、NPO等のまちづくり団体、府民、府及び市町村職員等 54名

5 主な内容

講演:「魅力ある景観をつくる地域イメージの活かし方」

(講師:京都市立芸術大学教授 藤本英子(ふじもとひでこ)氏)

【講演内容】

明確な地域景観イメージの確立とその活用が魅力ある地域をつくり出す。

多くの要素が存在する地域イメージは、行政、事業者、市民の立場を超えてある「イメージ」を共通に持ち、活用していくことで、より強いものとなり、地域の活動につながっていく。地域景観イメージは、その地域イメージの中の一部である。

景観計画の景観形成基準が「学研都市」という地域景観イメージを築いてきた。関西文化学術研究都市景観部会では、会社ロゴの入れ方や色彩、壁面後退、緑化方法などの工夫等について、アドバイスしてきた。

開発時点から地形やランドスケープなどを踏まえた景観に配慮されたい(駅前の突出した高層建築、山林に建つ大規模な物流センターなど)。乱立する屋外広告物は、高さや大きさをそろえるとまとまりが出てくる。今後は、太陽光パネルなど、更新後のことを考えた景観への配慮が必要。

地域まちづくりがステップアップするためには、地域の人たちが愛着を持って住み続けたいと思い、シビックプライドを上げて、積極的に参加し、自立していくというのが大事。

人々が自分の生活する地域に自信を持つことで、生き生きと幸せに生活することができる。地域景観イメージの活用は、都市の様々な問題解決に役立つ。


ディスカッション:「学研都市の魅力をさらに高める景観まちづくりに向けて」

(コーディネーター:京都市立芸術大学教授 藤本英子(ふじもとひでこ)氏)

【主な意見】

企業として、精華大通りなどの素晴らしい景観は、ボランティア精神で維持していかなければいけないと思っている。利益を出さないといけないこととのバランスが難しい。

なくなっていく景観に対しては、京都府景観資産のような登録制度の活用や、ここは守るべき景観であるとPRしていくことが重要。

景観計画区域外の景観も共によくなっていけばさらに学研都市のイメージがよくなる。

個々で行っているまちの維持管理を、もっとまちぐるみで考えると、様々な維持管理をみんなでできるようなプラットフォームができるのではないか。維持管理に対してみんなで見守る仕組みができればなおよいと思う。

お金がないという話もあるが、今は工夫できる時代になってきている。まずはみんなで集まって課題を共有し、考えることが重要。

入り口は景観まちづくりでも、将来的には高齢者同士の交流の場になるなど、色々なまちづくり活動につながっていく。

お問い合わせ

建設交通部都市計画課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5183

toshi@pref.kyoto.lg.jp