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第59回 知事と和ぃ和ぃミーティング 会話の内容

チャレンジする女性たち

日時:平成19年9月29日(土曜)午後3時00分から午後5時00分まで
場所:京都府女性総合センター 交流スペース(京都市南区)


司会
 
 お待たせいたしました。ただいまから第59回知事と和ぃ和ぃミーティングを開催させていただきます。本日は、山田啓二京都府知事と京都府女性チャレンジオフィスの入居者の方々から活動に対する思いなどについてお話をお伺いしまして、「チャレンジする女性たち」というテーマで進めてまいりたいと思います。
 それでは、まず初めに山田知事から参加者の方々にごあいさつをいたします。

山田知事
 京都府の山田でございます。きょうは和ぃ和ぃミーティングの第59回目になるんですけれども、女性をテーマでやるというのは、もしかしたら今回初めてなのかなという気がしております。子育てとかそういうのはあるんですけども、女性のチャレンジ、まさに男女共同参画社会の時代において、女性が自分の持てる力を発揮できる社会をつくりたいということで京都府も条例を作りました。この条例の施策の一環として女性総合センターの中にチャレンジオフィス、皆さん入っていらっしゃると思うんですけども、つくってまいりました。
 そして今回さらに綾部と宇治でチャレンジオフィスの支所をつくりまして、きょうはそこに入っていらっしゃる皆さんとのミーティングということでありますけれども、本当に女性がこういう仕組みの中でうまく力を発揮できるようになっているんだろうか。そして、その中で頑張ってこられた方々が今どう思っていらっしゃるんだろうか。そして、後に続く人たちにどういう形でこの実績や経験を生かしていこうかということで、きょうは女性チャレンジに対するアドバイザーとしての本当に大きな経歴を積み重ねてこられました黄瀬先生にも来ていただいておりますので、先生を交えながら皆さんの本音のところをお話いただけたらと思います。
 これからも京都府は男女共同参画社会の実現に向けて女性が本当に生き生きと暮らせる世の中をつくれるように頑張ってまいりますので、そのためにきょうは貴重なミーティングになることを願っています。どうかよろしくお願い申し上げます。

司会
 ありがとうございました。なお、本日は京都府女性総合センターの起業セミナー講師でもあります、有限会社アイ・キャリアサポート代表取締役、黄瀬紀美子さんにお越しいただいております。黄瀬さんには専門的な見地から御意見やアドバイスをいただきます。よろしくお願いいたします。

黄瀬さん
 よろしくお願いいたします。

司会
 それでは早速でございますけれども、本日お話をいただきます6名の方に自己紹介をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。

谷口さん
 きょうはよろしくお願いいたします。有限会社キュアリンクケアの代表をしております谷口と申します。
 私どもの会社は妊娠期から産後1年間までの女性、それと御夫婦を支援するということで活動をしております。よろしくお願いいたします。

小林さん
 小林工芸株式会社、小林祐子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 私が今しております仕事は西陣織を使ったもので、フラワーと西陣織をあわせた、そういったものを考え出しましたので、これからこの商品を販売していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

太田さん
 京都府チャレンジオフィス、綾部扇屋懐估亭に9月10日に喫茶「ゆめさら」をオープンしましたウィメンズドリーム21、代表の太田とし子です。よろしくお願いいたします。
 ウィメンズドリーム21は舞鶴市主催の女性問題アドバイザー養成講座の中でキャリアグループ5人が地域おこし、自分おこし、仕事おこしということを目指して舞鶴の無農薬を使ったシフォンケーキを主力に喫茶店を開いております。よろしくお願いします。

馬見塚さん
 宇治のチャレンジオフィス、チャレらぼ「はあと」に入りました、親と子の心のサポート研究所主催の馬見塚と申します。
 私は臨床心理士として子育て支援ですとか、スクールカウンセラー等をしているんですが、まだ行政がその制度として追いついてない部分、手の届いてない人たちへのニーズを埋めるために、ぜひとも起業したいと思いまして、今回このチャレンジをすることにいたしました。よろしくお願いいたします。

吉田さん
 京都キャンドルの吉田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 私はキャンドルに火をともす文化を伝えたい、広めたいというところで活動を開始しました。今回京都に住んでいて京都で生まれ育ったところを生かして、友禅の手書きであるとか、京焼、それから組みひも、漆塗り、いろいろなものとコラボレーションして商品を開発しております。これから販売がスタートするところです。どうぞよろしくお願いいたします。

田中さん
 パラム一級建築士事務所の田中と申します。よろしくお願いします。
 パラム設計事務所は女性起業家向けのデザインサポートを事業にしています。事業ごとのイメージコンセプトづくりから始まって、カタログとかホームページ用の写真撮影、それから店舗やオフィスの空間設計、それと実際の設計、設計監理まで業務としています。それから写真撮影という技術を持っておりますので、京都の文化の発信もなるべくしたいと思っておりまして、今は京都の伝統工芸の写真撮影を行って、機会あるごとに発表や投稿をしております。よろしくお願いします。

司会
 皆さんありがとうございました。
 それではこの後の進行は山田知事にお願いしたいと思います。知事、よろしくお願いいたします。

山田知事
 よろしくお願いします。
 谷口さんはドリームゲートの方の近畿審査員の特別賞の1位受賞なんですよね。最初から鳴り物入りの新人ですね。

谷口さん
 いえ、そういうわけではないです。たまたまです。

山田知事
 いよいよ今年、6月からもう事業開始。

谷口さん
 そうです。ようやく公表できるプログラムが整ったので、今年6月から公表して、活動させていただいております。

山田知事
 どうですか、今は。

谷口さん
 プログラムとしては個人向けにできているんですけれども、それでいこうということではなくて、やっぱり行政とか企業、企業でも福利厚生ですよね、女性支援のところ、もっと言えば男性支援のところも含めて子育てというものを幅広い視点からいろんな方々に支援してもらう、そういうことを進めていこうという活動をしておりまして、企業様からもちょっとお声がかかったりとかしてますので、これから少しずつ、まずは認知から始めていきたいと思ってます。

山田知事
 要するに、出産後1年ぐらいの方のサポートということなんですけど、具体的にどういう形なのですか。

谷口さん
 そうですね、今やっぱり子育て支援といいますとどうしても産後からというふうになるんですが、私の感覚としてはやっぱり産後からでは遅いと。
 ですから妊娠中からの支援が要るだろうと。イギリスなんかではやっぱりもう妊娠中からサポートは入っているんですね。でもやっぱりそういうシステムが日本でできるのを待っていたのでは遅いだろうということで、妊婦訪問をまず始めて、ずっと妊娠中に信頼関係を構築した人が産後不安定なところを見守ることで、自分の素直な気持ちを語ったりとかすることで、例えば産後うつの予防にもなってうまく回っていくんじゃないかなということでやってます。

山田知事
 よく保健所が、母子保健事業などをやってるじゃないですか。そうではなくて、そういう個人の方のケアをしていく。それはやっぱり企業とタイアップしていくんですか。

谷口さん
 そうですね、将来的にはそういうことを考えて今活動しております。

山田知事
 滑り出しは。

谷口さん
 どうでしょう。ただ、反響はいいです。テレビや新聞にも取り上げていただいて、方向性としては間違ってないなとは思ってますので、これからもっとバージョンアップをしていく余地はあると思いますけれども、どんどん突き進めていけたらいいなと思っております。

山田知事
 今、それお一人でされているんですか。

谷口さん
 そうですね。登記上は私1人なんですが、協力スタッフというのが10人弱いまして。ゆくゆくは、夢は資本が大きくなれば一人ずつ引き抜いていきたいと思っています。

山田知事
 なるほどな。じゃあ、そのスタッフを中心に組み立てていってると。

谷口さん
 そうです。

山田知事
 小林さんはこのきれいなお花ですよね。小林さんもどうですか、今調子の方は。

小林さん
 今ちょっと企業さん回りとか、あと商品がこれで本当に完成なのか、もうちょっといろいろと試してみて、使いやすいものを探っているところなんですけども、まあまあ出尽くしたかなというところは感じております。大手さんとか回らせていただいてまして、御意見聞かせていただいたりするんですけども、私の発想で、花関係でつくったものと、あと実際にお花屋さんとかが使っていただいて使いやすいかどうかというのを検討していただいたりしてるんですけれども、なかなかちょっと難しいところと、あと今現在使ってらっしゃるようなものに近いものから始めた方が花関係の方は入りやすいんじゃないかという御意見もいただいておりまして、今頑張ってるところでございます。

山田知事
 どこからこういう形でお仕事しようとされたんですか。

小林さん
 私はフラワー指導、生け花とかアレンジメントの仕事を長いことしておりまして、こちら京都ですし、着物も着る機会がたくさんあるんです。そのときにラッピングとかというのは、今セロファンとかちょっと和紙の薄いのとかそういったものを使った花束が主流ですから、西陣織とお花とあわせたらもっと、高級感というかきれいなものになるんじゃないかということでつくり始めたのがこの商品なんです。
 最近結婚式でも、ブーケはウエディングドレスで持たれるんですけども、和装もブーケを持ちたいという方がちょこちょこいらっしゃるそうなんです。うちのお弟子さんたちもこの間、下鴨神社で結婚された方に持ってもらったんです。すごく合うんですよね。そんなとこで和装のブーケというふうなことを出して、広めていけないかなと今考えております。

山田知事
 最後投げますもんね。

小林さん
 投げるのはちょっとこれではあわないかもわからないので、これは持っていただくだけになるかもわかりませんけども。ウエディング、洋装のときは投げられてもいいかと思います。

山田知事
 今、和装のときは扇子を持ってますよね。

小林さん
 白むくのときはお扇子を持たれるんですけども、色とか、あとちょっと変えられますよね。そのときはまた華やかな披露宴に出られるわけですから、お扇子というよりかは花を持って出たいというふうなことがあるようなんです。徐々にこれからの商品かなと思っております。

山田知事
 これは特許の申請も。

小林さん
 特許の申請は数件しておりまして、また3年後ぐらいには、また取れるかどうか、聞いてみたいと思っております。

山田知事
 それを軸にして、今お一人でこれをやられてるんですか。

小林さん
 一応私1人ですけどスタッフというかな、お弟子さんたちが助けてくださいまして、数人でアイデアを出したり、また撮影とかいろいろ手伝ってくださってます。

山田知事
 じゃあ今商品をお売りになるときには、各式場を回られるとかそういう形でされてるわけですか。

小林さん
 式場ではなくて、今はお花屋さん関連とかお花屋さんに卸す資材関連のところとか、大手の花屋さんですね、そういうところに営業をかけております。

山田知事
 お一人で。

小林さん
 営業は私1人で行きます。営業をさせてもらっていましたら、向こうの御意見とか、またこういうふうに思ってらっしゃるかなという、そういった微妙なところがまた見えますので、そこをいただいてきて、そしてまた商品開発につなげてるんですけれども。

山田知事
 黄瀬さん、今お二人の方の御意見を聞いて、お二人とも今第一歩を踏み出されたところなんですけども、これからの課題とかどのあたりだというのが。

黄瀬さん
 そうですね、私も含めてなんですが、やっぱり世の中にこういうことがあったらいいなとか、こういう仕事がしたいとか、こういう夢があるというのは皆さん思うところなんですけれど、大事なところはやっぱりそれをどう形にするかという、もうビジネスは営業力がすべてというようなところがありますので、いかに今の思いを外に働きかけて、売り上げにつなげて、そしてきちっと損益分岐点がわかるようにするかというのは、今の女性の起業家に最も求められるところです。女性は結構情熱とか、夢とか、思いはすごく熱いんですけれど。

山田知事
 そこが先立っちゃう。

黄瀬さん
 そうなんです。そこと、やはりそれを結果に出すためには計数管理というのが非常に大事ですけども、その辺が私20年間ずっと見てきて、ちょっと計数管理が弱いのかな。それは多分女性、その人の能力じゃなくて女性が今までスタートから完結までのそういう仕事に携わるきっかけが、男性よりははるかに少なかったのかなという視点です。ですから、これから経験するとどんどんそういう視点で男性女性問わずに、同じような立派な経営者にはなれると思ってるんですけどね。

山田知事
 確かに余り、うちなんかでも夫婦で家計簿とかつけないから、家がどうなってるかって本当によくわかんないんですよね、いつも。何となくお金がたまらないなとか思いながらいってしまってるだけなんですけど。

黄瀬さん
 でも、経営は女性の方がある意味、私、女性男性って余り区別する必要ないかもしれませんが、あえて女性の方が経営者には向いてるかなというふうに。

山田知事
 それはどうしてですか。

黄瀬さん
 家庭を経営するということは、同時にいろんなことを同時進行できるんですね。子育てしながら、洗濯しながら、掃除機かけながら、お料理しながらという。そういう意味では経営というのは常に総合的な視点で、自分の考えだけじゃなくて周りが相手が何を求めているのかという、そういう視点じゃないと、こちらからの一方的な押しつけの商売ではいっときうまくいっても多分長続きしないと思いますね。

山田知事
 ちゃんと計数管理してますか。

谷口さん
 つもりですけど、どうでしょう。

山田知事
 帳簿をつけて。

谷口さん
 帳簿はつけます。もちろん。

山田知事
 しかし、複式簿記でしょう。

谷口さん
 そうですね。

山田知事
 小林さんも。

小林さん
 はい、私の方は会計士さんにお任せしておりまして、一応自分でひと月の分をつくりまして、またお願いしてるというケースなんですけれども。

山田知事
 きちっと管理できてます。

小林さん
 管理はしてるんですけど、なかなか自分でやるのが合わないので。

黄瀬さん
 あともう一言で言うと、もう依存症からの脱却をぜひしてほしい。

山田知事
 依存症というのは、何にですか。

黄瀬さん
 例えば私たちはこういうことしてるから、行政が何かしてくれる、もっと補助金くれたらいいのにとか、もちろん行政だからこそサポートできるという仕組みづくりは大事なんですけど、それ以前にやはり自分しかいないと、自分で決めた仕事を選択したんだから、もう自分しかいない、最後頼れるのも自分しかいないという、そういう覚悟を持って臨んでいる人はそれなりに地道でも進んでますが、すばらしいアイデアとすばらしい能力を持ってるのに、どこか継続できないというのはそこなんです。能力の差じゃなくて、能力の差って2倍、3倍も違わないんです。でも意識の差は100倍も違うんです。そこですね。

山田知事
 そこで、最初からだれかに頼ってしまうとだめになる。

黄瀬さん
 そうですね、もう自分しかいないと、仲間がいても、10人でスタートしても、10人みんなが一緒という感覚になっているんですけれど、いや私しかいないという、みんながその気になっていくとうまくいきますけどね。

山田知事
 それは厳しいですね。ここなんかはある面ではすごくいい施設なんです。これ多分ひと月8,000円ちょっとぐらいかな。それでインターネット使い放題でしょう。インターネットとか大体今普通にひいたら四、五千円かかっちゃう。まあいわば場所代はただ、電気代ただ、それからコピーはお金とられてるのかな。

小林さん
 コピーは各自で。

山田知事
 各自でやってる。でも基本的にはただみたいなところなんですけどね。

黄瀬さん
 私の時はそんなのは全くなかったですから。

山田知事
 時代が変わりましたでしょう。

黄瀬さん
 すばらしい環境だと思いますよ。

山田知事
 その点、今度は新しく綾部でチャレンジオフィスの第2号、支所ができ上がったんですけど、そこに太田さんが喫茶店を、無農薬のシフォンケーキを売りにして開業されたんですけども、そこに至るまでの御苦労と、今、開業されてどうですか。

太田さん
 御苦労と言われても、私は夢をいっぱい語ってはきたんですけども、その夢がかなうための自分の努力というものを余りしてこなかったなということを今も思っているんです。でも、語るということがすごく大切で、夢をじっと見てるだけだったら絶対かなわないけども、だれかに語る、人に語ることによってまたそういう仲間ができてくるということをすごく感じてます。その結果、私も本当にどこかで喫茶店をやりたいなというかすかな夢をずっと思っていたんですけども、それが実現できたということは自分でも本当に驚きなんです。でもその中で頑張っていかなきゃいけないなということは思います。幾ら仲間がいて、仲間がいるから何か困ったときには本当に助けてくれると思うんですけども、でもやってるのは私なんだって、私一人がシフォンケーキ焼いて、ここのサービスはやっぱり私が責任持ってやらなきゃいけないんだという、先ほど言われたことを本当に感じます。だから私が倒れたらだめって、自分だけだなという思いはあるけども、何かつらいときに、ぶつかったときには友達に話したら悲しみとか苦しさを半分に分けてくれるという感じの仲間はたくさんいるなという、それがすごくうれしいなと思うことです。
 実際にやってみて、来られるお客さんはいろんなことを要求されますよね。私は今いろんなものをつくってないわけなんです。無農薬の紅茶の入ったシフォンケーキとコーヒーとその無農薬の紅茶をやってるんですけど、中にはやっぱり冷たいのが欲しいとか、お昼の定食ありませんかとか言われますけども、それを全部自分が抱えてしまうとリスクがすごく大きくなっていくんです、破棄するものが。だからそこまではできないので、私が自分の今やってる中でもっと仲間をふやしていって、お昼の定食をやりたいという人がいればその人にやってもらう、何かやりたいという人がいれば、私は今週3日しかやってませんので、あとの3日があいてます。そのあいてる日をだれかがやりたいと言えばそういう人にやってもらって、家賃の助け、多少なりともしてもらったらそれでいいかなと思って。今もう70過ぎた人なんですけども、私がそうやって開業したのを見てて、自分も何かやりたい、夢見てたことがあるんやけどなと言われて、その方がお昼の定食を週1回でもやってみたいなと、今、思われているんです。ぜひともそれを進めていますけど。だから何もかんも自分では抱えこまないけども、責任はやっぱり私にはあるということを感じてます

山田知事
 舞鶴に、八島おかみさん会の会長の伊庭さんがいらっしゃいますよね。あの方も商店街のところで同じような日がわりの定食出されているんだけど、1人では確かに大変だから何人かで組んで月火水木とか分けてやっているんですよね。舞鶴はそういう女性起業家グループは結構盛んにやられてる。舞鶴が最初ですか。

太田さん
 舞鶴なんです、私は。舞鶴でそういうところを探して歩いたんです。廃校とかいろんなところを、やれるところを。でもなかなか厨房をきちっとしたものにするということが難しいし、いざ空き店舗があっても借りるとなると結構高い。それだけのリスクを私が背負えるかといったら、なかなかそれは主婦にとってはできないことで。そういう、いろんなものをクリアしながらいったらたまたまというか、申しわけないんですけど、本当にああ、いいところがあったなというのが綾部なんです。
 それで、綾部に行って、そこでお店を始めて、もう2週間になるんですけども、何で舞鶴の方がって聞かれます、確かに。でもその中で、私もいろいろ探してみて、でもやりたいところでやれるってすごいよねって、だからこの後私がずっとここにいるんじゃなしに、この私が頑張ってる姿を見て、また次だれか起業をやってみたいと思う人がいたら、それが私にとっても喜びであるからということで、もしあなたが本当にここでまたやりたいと思ったら、私とライバルになるかもしれないけども競争しながらやっていったらいいねという話をしたら、その方はそうやね、綾部、舞鶴や福知山や言うんやなしに北部の女性が頑張ってるんやなというふうに納得してくれました。

山田知事
 じゃあ、今のところまずは夢に向かって順調に。

太田さん
 順調とは言えませんけど、なかなか。人通りの少ないところですので、その人たちを呼び込むということは大変です。

山田知事
 そこを今一歩一歩、確かに喫茶店というのは、よほどうまく特徴を出していかないとというところがあるでしょうけども。じゃあ、くじけずに、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。
 馬見塚さんは、宇治の方ですよね。新しい、これもチャレンジオフィスの第2号店なんですけど、今いかがでしょうか、やってみて。

馬見塚さん
 私は、今、皆さんのお話を聞いてすごく刺激的で、刺激をいっぱい受けながらここにいるんですけども、まだ皆さんのおっしゃってるようなところまでは全然行き着いてないんだなと、先ほど黄瀬先生がおっしゃった夢を形に、その夢の形が具体的にどういう形にというのが、まだもやもやとしているんだと思うんですけれども。ただ、働きたいおんなたちのネットワークの吉田さんとお会いしたのが縁で入ったんですけども、行政のお仕事ということで私はスクールカウンセラーであるとか、子育て支援者であるとか臨床心理士としてやってきて、いろんなつながりができてくるんだけど、やっぱりその中では限界がある。例えば0、1、2、3歳児の子育て、在宅の子育て中の方たちには行政は届いていないことがいっぱいあったりとか、そこに今入り込んでいる中で行政ではやっぱり限界がある、もっとしてあげられることはあるけど私の仕事の範囲ではここまでしかできない。じゃあそこを超えたところで何かできないかとなって、やっぱり自分で立ち上げていくしかないなと。
 そのときに出会った先生とか保育士さんとか助産師さん、いろんな方にすごく励まされて、待ってるからやってって。こういうチャレンジオフィスに入ったと言ったらすぐたくさんの方が電話をくれて、本当に今度じゃあ相談に行くと言ってくれる方が実際にいらっしゃる。先生たちもすごく困ってるけどどうしていいか、相談できる人が常にいるわけじゃないと。やっぱり現場で子供を支える人を支えるだれかがいることでエンパワーされて、子供たちの環境がよくなっていくことを私はしたいということで、本当にこれから形に具体的にはなっていくんだなと思うんですけれども。
 先ほど、黄瀬先生の話を聞きながら依存からの脱却とか、計数管理とか、多分専門職としてやってきた私にはすごく足りないところで、情熱だけはあるんですけども、資金を借りるにも場所を借りるにもそういうノウハウもなかったですし、その辺をチャレンジオフィスで本当にいろんな方から助けていただきましたが、しっかり自立していく形が3年でめどが立てばいいなと今は思っているところです。

黄瀬さん
 どういうのかな、個人と個人のコラボとか、業種と業種のコラボとか、民と官のコラボとか、今、専門性がある人ほど営業力だったり、そういう計数だったりが弱いということをよく聞きますので、何もかも自分ですべてやらなくても、お互いの強みをうまく連携して、お互いが成り立つという仕組みを私やり出して、今いい感じでみんなが共存、共生共栄できるという仕組みもあるかなと思います。何もかもすべて自分でやらなきゃというところよりも。今お話を聞いて、ちょっとそういうことを感じました。

山田知事
 そうですよね。多分それはこの次のテーマになってくると思うんですけれども、皆さん割と専門職の方が多くて、元看護師さんだとか、お花の先生だし。太田さんはシフォンケーキとかそういうお料理とかどうです。

太田さん
 お菓子づくりが好きだったというだけで、私はずっと経理の仕事をしてたので。

山田知事
 経理の仕事、じゃあ経理もできる。

太田さん
 でも忘れてしまいましたけど。

山田知事
 もったいない。
 馬見塚さんの今の問題点としては、入ったばっかりですから、これから仕事をしていくところだと思うんですけども。確かにちょっと谷口さんの仕事と似てるところはありますけど、そこからもう1個また、何というのかな、谷口さんの方は産まれる前から産まれて1年後ぐらい。馬見塚さんはその後と。2人がつながってくると、それだけでもしかしたらいい仕事になっていくのかなという感じですけども。やはり行政が見られる範囲というのは、これはセーフティーネットですから、非常に限定されてしまうわけです。本当に困っていて、どうしようもない立場の人に対しては、これは相談をして支援していきますし、あとは一般的な、3歳児健診とか、そういったところでやっていくことはできましても、一人一人応対していくことは、とても行政としては難しいですし、それをやっていきますと恐らく本当は料金の概念になっていく、税の概念じゃなくなっちゃうんですよね。ですから、今言ったお話はまさに料金の話になってくるので、相手方の立場とかそれによって変わってくる話だから、なかなかやっぱり行政では入れない分野というのがあるんだけど。昔ですと、そこは家族とか、御近所の人たちというところで見てたんだけど、今はそれができなくなってしまって、一つの新しい起業として出てくる、また新しいグループとして出てくる可能性は強くなりましたね。
 伏見の大手筋に「ぱおぱお」という、あれも京都府の一つの応援施策で、子育てのネットワークづくりの中でやってるんですけども、そこに行ってみますと、確かに成り立つんですよね、ああいう世界が。そこは子育て中のお母さんが集まって共同運営という形なんですけど100組ぐらい入ってるんですよね。赤ちゃんだらけで、懐かしいような世界なんですけども。今までとはまた違う側面でそういう仕事が成り立つ社会環境にあるので、ぜひとも馬見塚さんの方も頑張っていただきたいと思うんですけども。
 それに対して吉田さんの方は、キャンドルですけどもどうですか。

吉田さん
 そうですね、私は、今、日本でキャンドルをともす文化というのがない。お仏壇の前のろうそくという感じで見られてしまって、キャンドルをともして楽しむ、日常の生活で楽しむという文化がまだ余り浸透していないので、そこを広めていきたいなというところから始まりました。その炎の暖かさというのが、人間だけが持つ文化であり、情報があふれているこの社会でちょっとみんな休憩して、テレビを消して、電気を消して、ちょっとキャンドルでもつけてみようよというところから始まってまして、その一つとして京都の伝統文化、伝統産業というものとコラボレーションさせていただいて、次の世代に結びつけられるような形でいろんなものが今考えられまして、ほとんどの伝統産業と結びつけてコラボレーションができるような分野なんです。まだニッチでキャンドルというところの、キャンパスが真っ白なんです。なのでいろいろおもしろくこの京都の伝統産業を広めていく、次の世代に伝えていくようなところができるんじゃないかというところで京都のものとコラボレーションしてます。それとは別に手づくりの教室を開いたり、もっと身近で楽しめますよというところと両方の路線でやってます。

山田知事
 外側はこれは何ですか。

吉田さん
 全部ろうになってます。ワックスです。

山田知事
 全部ろうですか。ワックスで。

吉田さん
 はい。ただちょっとお値段が張りますので、1回で使い切るというわけにはいかない方が多いと思いますので、上をくりぬきまして入れかえ式で何度でも使えるように、カップにしてるんです。

山田知事
 これでおいくらぐらいするわけです。

吉田さん
 9万円です。

山田知事
 それはやっぱり、入れかえ式にしないともったいないですね。

吉田さん
 そこまで手が届かないとか、おうちで雰囲気を楽しみたい方に小さいものも御用意をさせていただいているんです。

山田知事
 これは工場か何かに発注をするわけですか。

吉田さん
 ろうそく自体は今工場でつくってもらってます。

山田知事
 外側の、それは。

吉田さん
 書いていただいているんです、伝統工芸士さんに。

山田知事
 伝統工芸士さんが書いてくださる、そりゃやっぱり高くなりますね。

吉田さん
 やはり伝統を受け継ぎたいという、私は京都の伝統にはかかわった家ではないんですけれども、やはりいいものを次へつなげるお役に立てればなというところで。

山田知事
 手書き友禅とかそういう方が書かれてるわけですか。

吉田さん
 はい。あと漆も京都の蒔絵と漆の方に御協力いただいてますし、下の京焼の方も伝統工芸士さんにつくっていただいてるプレートです。

山田知事
 それはなかなかぜいたくなものですね。だからきれいなんだな、すごく。

吉田さん
 京都にとどめておかずに京都以外に広める、やはり世界に広めたいなというところが今課題で。

山田知事
 今どうですか、順調に販路は広がってます。

吉田さん
 今、黄瀬先生がおっしゃったように、ものは作りました、はてさてどうしよう。なかなか踏み出せない、営業というのは私初めてで、会社の中にいる仕事ばっかりだったもので、今インターネットでメールをすればいいのか、ちゃんと電話をすればいいのか、手紙でコンタクトをするのか、手軽に本当にメールでいいんやろうか、まだ商品とか会社の認知度がないので個人がしっかりちゃんとしないといけないというところで、きちんとした最初の窓口を対応しないといけないんやろうかというところで、やっぱり一歩踏みとどまってしまうところ、怖いところというのがあるんですよね。

山田知事
 黄瀬さんどうですか、今の。

黄瀬さん
 提案があります。例えばこの9万円のろうそくを売るという視点では皆さんどうですか。ああ、欲しいわ、すぐ買いますっていらっしゃいますか。きれいだけどなって、なかなかつながらないと思うんです。そのときに一つの営業方法として、ろうそくを売るという視点を完全に外します、私だったら。じゃあ何かというと、今の社会、時代背景の中で地球温暖化、この間もドイツのメルケル首相が来られて。

山田知事
 会いましたよ。

黄瀬さん
 私も行ってたんですけど、そういう京都から地球温暖化の宣言をしたCOP3、それからまた何年後かには排出ガスを半分にしようという世界じゅうが今すごく熱心に動いてる中で、地球温暖化というだれもが認める今の時代背景をぽんと出して、京都発の一日一回は電気を消してろうそくをともしてという、世界に発信できるなと、私だったら、だめもとで、そういう目的のためにまずどこから動くかという発想で。自分の商品を売る、売る、売るとなるとみんなもそうだと思うけど、余り押されると引きますよね。

山田知事
 難しいですね、しかし。売るためにやってるときに、商品ができたらあんまり売るのを言っちゃあいけないと言われると。

黄瀬さん
 やっぱりだれもがそうだよなって納得できるその仕掛け、今世界中の問題となってる地球温暖化というテーマの中で京都は、我が社はこういうことに一歩踏み出しましたという一つのストーリーをつくった中で、最終的には売りたいんですけどね、そこら辺の仕組みを少し考えたらいいかなと。

吉田さん
 私も、エコチャレンジコンテストという京都議定書の1周年記念のコンテストがあったんです。そこで個人の部で応募して家族でキャンドルの明かりで食事をする。子供が寝た後ちょっとリラックスするために電気を消して、テレビ消して、キャンドルの時間を楽しむということで大賞をいただいてるんです。

黄瀬さん
 じゃあそういうところから広がりがあるのでは。

吉田さん
 なので、やはり特に女性が今増えてるんです。手づくり教室で。

山田知事
 キャンドルは多いですよね。どこへ行っても本当によく水に浮かべるキャンドル、それこそおふろに浮かべるようなキャンドルから何からあって、大変今盛んになってきてますのでね。

黄瀬さん
 個人向けよりまず業務用、企業とか、試しに置いてもらうとか、まだ営業方法はいろいろ考えられるんじゃないかなという気がします。

山田知事
 その点、田中さんはそういう人たちを逆に助ける立場なんですかね。

田中さん
 私は当初は純粋に設計事務所で起業しまして、それは女性の企業家向けに空間の提案を行っていこうと思ったんです。ただ、お話を聞いているとそれ以前の起業したばかりのころというのは自分の事業ごとのイメージが固まっていないと。事業の内容は固まっているんだけれども、それをどうやってアピールしていくかというイメージ部分ができてないということを、お話ししながら気づいたんです。
 私たち設計事務所というのはそこは特に、何ていうんですかね、すごい時間をかけずとこちらから提案する形でいつもはやっていたと。それをもっとじっくりと企業ごとにすごくカラーがあるわけですから、やったらいいんじゃないかということで今は最終的には空間のデザインをやりたいんですけれども、その大もとのところから手をつけ始めてるということで、確かにそのサポートという形で始めています。

山田知事
 空間サポートというのはよくわかりにくいところがあるんですけれども。

田中さん
 そうですね、サポートと言うとわかりにくいですね。何ていうんですかね、例えばここにいらっしゃる方もそうなんですけども、小さいところから始めて、じゃあ店舗が欲しいと、それがやっぱり個性的に事業してる方というのはすごく特殊なデザインになってくるわけなんです。そこのところがちょっとやりたいと思っているんですけれども。

山田知事
 店舗デザインみたいな話。

田中さん
 そうですね。店舗とか、あとは例えばサロンとか、オフィスも今特色のあるのを求めてる方がいらっしゃいますので、そのあたりですね。

山田知事
 また、扇屋懐估亭なんか見られるとまたいろいろとここはこうした方がいいというふうに思われるんですかね。

田中さん
 そうですね、なかなか一言で言うのはちょっと。どきどきしました、今。(笑)

山田知事
 こういうお仕事というのはやっぱりこれから女性チャレンジが広がってくると一つの重要な、何ていうんですかね、ジグソーパズルのピースになってくるんですかね。

黄瀬さん
 そうですね、ただ申しわけないですけれど、きょうの皆さんのお話を聞いてる中で、今の時点でじゃあ田中さんと直結できるかというと、まだまだ例えば自分で資金を持って、自分のお店を持つとか、そういうレベルなのかどうかわからないんですが。まだちょっとほど遠いところなんですかね。

田中さん
 そうなんですね、結局設計の工事というのはすごくお金がかかるものなんですね。それ以前の作業というのを、イメージつくるというのを事業に含めて、そこから皆さんと、必要であれば例えばホームページのデサインをどうしたいと、じゃあその前に、それの具体的なデザインをする前のその事業のイメージを固めるというところを事業にしてるということになりますね。

黄瀬さん
 ということは、きょうの参加者の方々も十分仕事としては関係性があるということですか。

田中さん
 例えば、今年ちょっとやったんですけれども、キュアリンクケアさんの事業で写真集をつくるという事業があったんです。それの半分の写真は彼女が産前を写真に納めてるものなんですけれども、半分ぐらいは産後、私も一緒についていかせてもらって写真を撮ったものなんです。それというのは彼女のコンセプトがわかってるからこそ私もお手伝いしやすかったというのがあるんです。この写真撮影も一応報酬はいただくというか、そういう形なので。割とケース・バイ・ケースなんですけれども、かかわり方はあるというふうに。

山田知事
 あれですか、産まれた時の写真集みたいなもの、個人の方の。

谷口さん
 そうですね。大体産まれた後からというのは写真撮るんですけど、産まれるまでにどんな思いで我が子をおなかに持ってたかというところはなかなか記録にできない方が非常に多い。もっと言えば1回流産してしまうと記録に残すことが怖くなるんですね。私がずっと訪問しながら撮りためていって、無事出産された暁にその産後2カ月のところ、ちょうど煮詰まってピーク、夜泣きが始まり、もうノイローゼになり、欲しくて授かって産んで一生懸命育てる我が子なんだけれども、泣き声もするし、睡眠不足にもなるし、疲れてるところにちょうどこの写真集を持っていくことで、自分がどんな思いをしてこの子を産んだのか再認識していただくことで、産んでよかったと。実際これを渡された方は写真集を見ながら泣かれて、本当にそのとき初めて産んでよかったって思ったっておっしゃっていただけたので、やっぱりこういう写真集をつくるというのも、私が素人で撮りためた写真も素朴な感じで味は出せるんですけども、やっぱりきれいな写真というのもコラボすることでより深みが出てオリジナリティーが出ます。

山田知事
 そうですよね。喜びとかそういうのが出てないといけないから。なるほどこういうこともされてるわけですね。

田中さん
 そうです。これはもうセットにして支援の中に。

山田知事
 ということで一通りお話を伺ったんですけども、きょうおいでの6名の方はそれぞれ京都府のチャレンジオフィスに入られて、そこで今仕事をされてるんですけども、ここからちょっとチャレンジオフィス、ここ自身についてどう思われてるのか、それでこのあたりがやっぱりもう一つやなとか、ここはこうしてほしいんだというような、そういう面で。もうそろそろ卒業も迫ってらっしゃる方もいらっしゃるわけですよね。一応3年、でも3年じゃだめだという方もいらしゃるかもしれないので、もしかしたら。そういった点も含めてちょっと女性チャレンジオフィスについての感想、希望、そして自分の今の思いをお願いします。

谷口さん
 実は京都府「女性」チャレンジオフィスってついてくるじゃないですか。入ったメンバーでこの女性の部分をあんまり出し過ぎるのよくないんじゃないかって女性同士で話になったことがあって。確かに女性なんだけれどもあんまり出し過ぎても実はよくない。これからは男性と女性がうまく協働していく時代に入ってくるだろうからということもあったんですが。でもまずは女性支援というのは要るだろうということで、これはありかなというのもあったんですけど。どうしても女性だということ余り遅い時間までここを開けてしまったら危ないということで。

山田知事
 危ない。

谷口さん
 帰り道が危ない。やっぱり早く帰る時間というのがあって、時間の枠がちょっとあるので、私たちは女性なので起業家としては最初の駆け出しの時期ってやっぱり朝早くから夜遅くまでというときがあるので、ちょっと夜遅い部分がもうちょっと時間が長引いたらと。

山田知事
 ここは何時に閉まるんですか。

谷口さん
 7時です。

山田知事
 早いですね。戸締まりの問題があるからかな。

谷口さん
 やっぱりそれもあるので、仕方がない部分もあると思うし、一応私は女性として大事にされたと思っているので。それはもうちょっと広がったらよかったかなと、私はもう今年卒業なんですけど、これからの課題として、そういうことも含めて考えられていったらいいなと思います。

山田知事
 全体としてはいい場所だった。

谷口さん
 そうですね。やっぱりコラボレーションという、その協働とかいうお話がありましたけど、やっぱりここに1人じゃなくて複数入ることで今の田中さんとコラボレーションができたりとか、やっぱり悩みや苦しみもちょっと話すことで拾ってもらえて、また頑張ろうと思えるというところが、こういう場所というのは非常に貴重だと思うんですね。だから本当によかったと思います。

山田知事
 小林さんいかがですか。

小林さん
 そうですね、私の方はもうちょっとあるんですけども、私の方は事務でお借りしようと思ってたところ、なかなかその事務するよりも販売とか営業とかそこら辺がやはり初めのときは要りまして、なかなか1カ月に数回ぐらいしか来れないときもありまして。
 ここでも営業させてもらったりはするんですけど、どちらかというと出向く方なので、思ったような使い方が今できていなくて、ちょっともったいないと思っております。でも、やはり初めは大変、つらいというのかな、大変なことがいっぱいありまして、自分のホームグランドみたいなのがあって、ここに来ると皆さんいらっしゃいますし、また事務の方もお声をかけてくださって、やあどうしてるとか、そういったちょっとした相談させていただけることで、前向きにまたいけますので、その辺ではすごく本当に助かってると。1人でどっか部屋を借りたりして、起業したら本当にもう大変だったと思います。

山田知事
 ここはそういう面で、仕事はあるけど心のよりどころみたいな。

小林さん
 1人で部屋を借りて、そこの資金も出して、営業もかけてたら本当に大変だったと思うんです。ただ、いつもここに来ると自分も何か声をかけてもらうし、皆さんの情報も得れますし、また違う情報もたくさんいただけますので、その辺でも本当に助かってまして。

山田知事
 どんな情報ですか。

小林さん
 例えばここでは起業のミーティングみたいなのを月に1回やっていらっしゃるんですけども、そういうのに参加させてもらったり、また私は参加できなくても他の方が参加されてて、こういう方がいらっしゃったわよとか、こういうふうな内容が流れてたので、どうとか教えてくださるんです。また、1人でやってますから知識が全然足りないところが多いんですから、それを補助してもらえるような情報もまたいただけますし、あとこちらの方に関係者が来てくださっても京都府ということと、あと場所柄が安心できるということで先方さんも安心して私と会って、お話ししてくださるという面では本当に助かっております。

山田知事
 今度はここの住人から先にということで、吉田さんいかがでございますか。

吉田さん
 私は3年目です。来年の春に卒業するんですけれども。最初入らせていただいたときは起業セミナーも何も受けたことがなくて、パソコンもメール一つ送れない状態で入りました。ホームページを開くことすらできないような状態で入ったんですけれども、それが周りの方にこれどうすんの、仕事中ごめんと言いながら、青色と白色の申告ってどう違うのとか、そこから周りの方に教えていただいて今現在が実はあるんです。

山田知事
 その点ではここで、いろんな相談に乗ってもらえるし。

吉田さん
 情報がいただけるし、すごくよかったと思います。

山田知事
 田中さんいかがですか。この使い勝手は。

田中さん
 皆さんと割と似た感じなんですけれども、設計事務所って建築業界にいてやっぱりすごい狭い世界だったんです。それがここに来たらいろんな業種の人がいてそれぞれ専門職でいろんな方法で営業したりとか、皆に会いに行ったりとかしてるというのがとにかく刺激になってよかったです。
 私ももちろんここの開館時間も、どういう体制かもわかって入った上でちょっとできたらと思ってることがありまして。私の業務というのは、例えば設計のことで言いましたら、割とお客さんのプライベートなことまで打ち合わせする必要があるんです。それは例えばどのぐらいお金を持っているかとか、どんな空間が必要かとか、例えば変な話、金庫をどこに置くかとか、そういうプライベートな打ち合わせが必要になってくる場合にちょっとここでは打ち合わせがしにくいと。今は一応別室を用意はしていただいているんですけれども、時間限定なんです。私のような仕事をしてる方というのはほかにもまた入ってくる可能性があるので、できたらそんなプライベートなお話もできる空間ができたらより仕事がしやすいかなと思っております。

山田知事
 なるほどな。司会の浦尾さんは、実は別のインキュベートルームに入られているんですね、最初、西陣IT路地に。

司会
 京都府さんの西陣IT路地の方に入らせていただきまして、もう卒業いたしました。

山田知事
 それとここと比べてみてどうですか。

司会
 そうですね、私もきょう初めて寄せていただきまして、中を先ほどちらっと見せていただいたんですが、西陣IT路地の方は一応お部屋は独立したお部屋にはなっておりました。こちらはブースで分かれているというところで、両方多分よさはあるんだろうと思うんですが、今おっしゃったように、面談ルームは、あるとやはりいいのかなというふうに思います。
 それと先ほど小林さんがおっしゃったように、ホームグラウンドというんでしょうか、やはり事業をしていくときに自分の所在地がどこなのと言われたときに、ここですと、名刺にも書けるというのはやっぱり何を始めるにしても私は第一歩かなと思っております。ですので、そのときにこのテルサが書けるということはやっぱり大きな第一歩だと、ここで築き上げることができるということで。

山田知事
 黄瀬さんどうですか、私たちはまだ試行錯誤の段階で、ようやく2年半、これを立ち上げてからきたところなんですけど。それもこの女性総合センターの中につくるという、さっきの浦尾さんのところみたいに西陣IT路地というITを中心としたインキュベートとか、それから我々はけいはんなに、これはどちらかというとITとか精密科学機械とか、こういう人たちのインキュベート施設を作っていたりするんですけども、ここはちょっと女性のネットワークも重視した形でこういうチャレンジオフィスという形でつくってみたんですけれども、その功罪というんですかね、どういうふうにお考えでしょうか。

黄瀬さん
 そうですね、今おっしゃったようにやはり最初の一歩というのはなかなか自力でというのは厳しいです。そういう意味ではこういう行政のこういう場所というのは非常に大事だと思います。その中で一応3年という、何事にも石の上にも3年で、やはり3年間は必要かもしれませんが、逆に3年以内で何とか自立できるような形にしないとまずいなという部分が私の中であります。ですから、ここを出るのにさあどうしよう、行くとこがない、行き先またどっか紹介してもらえますかとか、行き先ないからまた何かサポートしてもらえますかという状況の人がいらっしゃるのか、いらっしゃらないのかちょっとわかりませんが、私はこの3年間は自分の勝負だというところでまずかけてほしいなと一つ思います。
 その中で、行政側も余りにも至れり尽くせりのことをする必要がないのではないかということと、入る側も入ったからにはあれもしてくれるんですか、これもしてくれるんですか、ここは狭いからもっとこうしてもらえませんか、ここが不便だからもっとこうしてもらえませんかというのは、私の中ではそれがいいのかどうかと疑問に思っているところが正直言ってあります。

山田知事
 厳しいですよ、やっぱりね。今のお話を聞いて、まさに入りたてほやほやのお二人はどういうふうにこれから思われますか。まず太田さんの方は。

太田さん
 私はまずチャレンジオフィスということで、私とは関係ないなという思いが最初はあったんです。私としてはショップでしょう、お店をするということは。オフィスという響きからいくと机とパソコンと電話とかあってそこで仕事するというイメージしかなかったもんで。そんな中で、私もそういうところに応募できるんだということを聞いたときに、ああ、それはすばらしいことやなと思って、自分ではなかなかそういう厨房をつくるということが大変だったんですよ、探しながら。保健所の許可を得られるような厨房をつくるためにかなりの費用も要るということで、そういうことで自分の夢もあきらめかけていたところにそういう話があったもんで、そこで私ができるんだったらやってみたいなと思って、実際に今、入ってみて、これから先のことはちょとわからないんですけども、やはりその3年間の間に、やっぱり期日を切られたということで、自分もここからステップアップしていかなきゃいけないなという気持ちもすごくあるし、そのための準備期間、次は自分で何か出そうという思い。だからそのためにはまた次の、ゆめさらという名前にもあるように、その夢はかなってもさらなる上の夢を追い続けようという意味もあるんです、ゆめさらというのは。だからそういう意味では、また次の夢を自分がかなえるためにいろんな人と話をしながらつながっていって、また舞鶴に帰って何かそういうことができればいいなということは常に感じています。
 だから最初から3年間と言われたことはやっぱり大事なことやなと思って、それはきちっと自分の中で整理してやっていきたいなと思ってます。

山田知事
 馬見塚さんいかがですか。

馬見塚さん
 私も同感で、やっぱり拠点が欲しかったですね。私は非常勤10個ぐらいかけ持ちで仕事をやって、何やってんだかわかんないという。私は一体どこが拠点という。でもやっぱり所属、私はここの何々ですと言えるものが欲しいときにやっぱりありがたいんですけども、期限がなかったらやっぱりずるずると甘えてしまって、ある意味自分をがけっ縁に追いやって、3年やってみようと、だめならだめで次考えるけどもというような後押しされたような気持ちはあります。だからあれしてほしい、これしてほしいじゃなくてというのはすごく、今お聞きしながらそうだなと思って聞いてたんですけども。

山田知事
 本当は、次に私どもはどんなサポートしたらいいんでしょうかということを聞こうと思ったんだけど、聞きづらくなってしまったんですね、正直言いましてね。

黄瀬さん
 あるんです。

山田知事
 ありますか。

黄瀬さん
 あるんです。後で残しておきます。どういうサポートがいいのかなというのはまたあります。

山田知事
 谷口さんももういよいよ卒業、吉田さんもですかね。
 そうすると、ここはある面では、今お話聞いててもわかりますように一つの道場というんでしょうかね。ここでみんなが研修をして、それで本格的なチャレンジというのかな、その前のある面では地ならし、ネットワークづくりみたいに今なってるんだなってことがよくわかったんですけれども、そこからじゃあ次一歩出て行って、いよいよ谷口さんももう会社を興されたわけですよね。

谷口さん
 そうです。

山田知事
 その次はじゃあ自分としてこれからどうしていきたいのか。それに対して何かこういうものがあれば私はもっと頑張れるのにとかいうような話がありましたら、少しお聞かせいただければ。そして、それを含めて今度は黄瀬さんに最後にばしっと締めていただければありがたいと思います。

谷口さん
 後で黄瀬先生に切られるのかも(笑)。
 言わせていただくと、やっぱりチャレンジってステージごとにニーズが変わってくると思うんですね。私はここに入るまでは、実は起業するもっと前の勉強の段階から別のところで、京都起業家学校とかそういうところからちょっとずつ階段を上ってここに来させてもらったという経緯があります。今ここで3年頑張って、ようやく認知もしていただき、かついろんな企業さんともコンタクトがようやくとれたところで、私は実は遅かったかもしれませんけど、それで3年なんです。
 次の本当に発展する、その初期が終わって次、中期に向かうその時期のニーズに合った支援というのが、それは切られるかもわかりませんけど、あったらいいなと思って。だけども全部だっこにおんぶとかいうのではなくて、だからもっとお値段はもっと上げる、そのかわりもうちょっとブースが広くなるとか、例えば期間は2年にするとか、そういうことだってそのステージに合った支援の仕方、期限はきっちりつける。そういう成長過程に沿った支援というのが全部あれもこれもこれというわけではないんですけど、ちょっと背中を押すぐらいの支援があったらいいなと思ってます。
 私は卒業しますけど、実は次のステップアップとしてどこに行くかというのは今課題なんです。私の場合はヒューマンサービスですから、やっぱり物を売ることより地味で、線としてはゆっくり曲線を描いていくんです。ちょっと時間がかかるんじゃないかと自分で、これは言いわけかもしれませんけど、思っているのでやっぱりそういうヒューマンサービスの会社でも入れる、その次のステップの場所づくりが欲しいなとは思っています。

山田知事
 確かにそれ、投資をする感じはないですよね。機械を買ったりとかそういうのではなくてということですよね。だからゆっくりということなんでしょうけど。

谷口さん
 そうなんです。京都府では工場とかそういう物づくりに関してはブースというのは割と幅広くあるんですけれども、こういう私ども、例えばヒューマンサービスでも、NPOさんなんかもそうなるかもわかりませんけど、そういう方向けの発展の次の段階の支援というのはちょっと少ないかなと感じます。

山田知事
 工場関係というのか、産業関係のインキュベートルームって京都府内で600ぐらいあるんです。それでまた今も増えていて、京都大学が宇治のキャンパスで作ると言ってますし、そちらの方は大変盛況。ただ、そこも実は同じ問題を抱えてまして、600ぐらいのところがやっぱりこれも大体3年から5年ぐらいでいくんだけど、その先はデスバレーと呼ばれている谷間がありまして、この中にみんなすっと落っこって、なかなか次に行けるところが少ないというのがベンチャー企業の一つの大きな壁になってるのは事実だと思うんですけど。
 小林さんいかがですか。

小林さん
 私の方は1年半まだありまして、ただこの1年半ここに入らせていただいて、本当に思ったよりもなかなか進まないんですよね。本当は私の思ってたのは半年ぐらいでこれぐらいできるだろうと思ってたのがなかなか進まなくて、やっと今のところに来たかなと思ってまして。今、先生からもお話を聞かせていただきまして、あと1年半どうにかこう出るときにはそれなりの状態になって出たいなと本当に思いました。

山田知事
 そうすると、その後はどうしようかというところまで、まだまだこのあと1年半をしっかり行こうという。

小林さん
 そうです。しっかりと、卒業するときにはそれなりの、収支がちゃんと合って、それぐらいの状態で出れたらいいなと思ってます。今はどちらかと言ったら、やはり物づくりですから出す方が多いんですよね。やはりちょっとずつが重なるとすごくかさんできますから、金銭的にも。ですからなるべく今は抑えながら、必要なところだけ出すというふうなことを考えたりしております。

山田知事
 太田さんはまだ入られたばっかりで、これからというとこですが、さっきおっしゃられた3年間の間に実力をつけて次へという感じでしょうか、やっぱり。

太田さん
 今入ってるところが築158年ぐらいの町家なんです。すごくゆったりした、中が、空間でいやされるという方が結構多いので、ああいうところでやってるとやはりそういうものをまた求めていくのかなという、そういうものを探すときに、実際に自分がどれだけそういうところに近づいていけるかなということがこれからの課題であったり、余りにもすてきなところに最初から入ったもんだから、望みがどんどん大きくなっていくような気がして、それをどうやってやっていったらいいかなということが今課題です。

山田知事
 馬見塚さんは今ようやく落ちつかれたところだから、まだ3年後というのはなかなかあるかもしれませんけど。

馬見塚さん
 そうですね、3年後どうなってるのかというのは。ですけどやっぱりきょう本当にいっぱい刺激をもらって、宇治のオフィスも5組入ってますけど非常に刺激的な人たちがいっぱいいますので、やっぱり今お話を伺ったように、そこから私は元気をもらってエンパワーされるものはすごくあるし、その中で3年後一歩一歩、1年ずつ振り返りで3年積み上げていけたら。何とか3年後に次の、3年一区切りで考えていくように考えていけたらなと思います。

山田知事
 吉田さんはあと半年ありますけど、何かこういうのがあったらいいなとか。

吉田さん
 そうですね、一番は店舗が欲しいです。ネット販売がメインになってしまうんですけれども、やはり手にとって見てもらうということで、ここではなかなか販売というところは別になってしまいますので、店舗を持ちたい。やはり小さくても商品を直に見てもらいたいとずっと思っているんですけれども、なかなか資金面で最初からするには今苦しいなというところがあります。

山田知事
 田中さんはいかがですか。

田中さん
 私はまだ1年半あるんですけども、何となくここで落ちついてきたとこなので、自分の事業をもっとブラッシュアップしていくのと、あとここがせっかくベースになったので、もっといろんな人に会いに行きたいなというのを今思っています。それですてきな人に出会ってすてきな人と仕事がしたいなというふうに思っています。それはここのベースがあってこそできるかなと思っています。

山田知事
 黄瀬さん、今のお話を聞いてこれからの、先ほどちょっとおっしゃってましたけど、言いたいこともあるというふうに言われておられましたけどいかがでしょうか。

黄瀬さん
 皆さんに感じたことは、ごめんなさいね、私結構、滋賀県でも厳しい黄瀬でみんな怖がってるらしいので、それはそれでもう、やはり皆さんの発言を聞いてちょっとネックは、ほとんど今しか見ていないと言いますか。私の事業の計画としては過去を振り返るのはもう20って決めてるんです。100のうちの2割。今が5割。今をすべて見てたらだめなんですよね。ということは今ここに入居されてる方も今がすべてで、ここのことだけじゃなくて、この先3年後、未来をやっぱり3割ぐらい見た中でどう今を動くかというところで、皆さんの着地地点はどこなのかな、ここに入ってることが目的ではないですよね。やりたいという仕事を実現するためのきっかけとしてこういう場、最初のスタートはまさにすごくありがたい環境だと思うんですが、ここを出たときのイメージをしてここでどう動くかという部分が少し弱く感じられたなという部分がありますね。わかりにくいですか。

山田知事
 いやいや、わかります。

黄瀬さん
 それで特にここは日本初じゃないかなと思うんですが、女性の起業家を支援する施設というのは、私は滋賀とかあっちこっち行ってますけど、ないです。

山田知事
 一般的なインキュベートですよね、滋賀のあそこは。見に行ったことがありますけども。

黄瀬さん
 そうですね、男性も女性も。ありますけれど、ただ、働く女性をこれだけサポートしてるというところは、私の知ってる限りでは余りないです。その中であとじゃあ何が必要かというと、行政さんにちょっと厳しい口調になるかもしれませんが、ぶつ切りの支援のような気がするところはあるんです。ですから女性が一歩踏み出してからここを出て、社会に出て起業家として、1人の実業家として税金が払えるまでの自立、そこのトータルサポートというのはここでどこまでできてるのかなというところが少し気になるところです。ですからこれからはそういう総合的な視点でまだまだやるところがあるような気がします。仲よしこよしのグループの、しんどいときに声をかけ合って、頑張ろうねでもいいんですが、プロになって一歩外へ出たらとんでもない、すべて敵ですというぐらい厳しいです、やっぱり。そういう意味ではもう少し精神的な面と経済的な面の自立をここにいる間にどうしていくかというのが私は一番大事なところかなと思います。

山田知事
 僕自身は二つに分かれるんじゃないかなという気がしてまして、皆さんの今のお仕事を見てると非常にやっぱり女性らしい、生活のところから、経験から、または自分の趣味から説き起こした形のものがあって、それはそれなりに地域に密着した、または人の人生に密着した形でしてるからいいなと思うんです。おっしゃったように、そこから本当に飛躍していくタイプの仕事と、そうではなくてニッチとかいろんな言い方がありますけど、そういった接着剤として地域になくてはならない、それでもうけようとか、それである程度採算をとろうとかいうんではなくて、地域の中にそういう人がいればありがたいという形で生きていかれる方と二つあるんじゃないかなというふうに思っています。多分最後に言った地域の中でこういう人がいると本当にうれしいし、こういう人がいるからこそ世の中成り立つんだというタイプの人たちはここを中心にネットワークを広げていただきまして、女性の生き方の向上とか、女性同士のネットワークをつくってやっていく、まさにこの世界で一つの完結していくタイプの方があってもいいんじゃないかなと思うんです。
 もう一つのタイプの方、つまり、そこから次はいよいよ企業、おっしゃったように税金を払って、会社をどんどんというタイプの方はやっぱりここではいかんと思うんです。もうさっき言った女性チャレンジという名前じゃないだろうと思ってまして、今度はまさに普通の男女混合の方に入っていかなきゃいけない。実はそちらの方になってくるとチャレンジショップもあるんですよ。新風館に私どものデザインインキュベート施設を用意しています。また、五条坂にある府の資産を活用して、伝統産業を中心とする新しいチャレンジショップ的なものができる予定です。問題なのは、そことここは全然つながってないんです。それがやっぱりこれが3年たってまだ女性政策のところでやってるから、いわゆる商工業の方の本当の意味で起業していくところのラインとしてつなげていないので、これやっぱりつなげていく努力を我々はしていかなきゃいけないし、そちらの方に行きたい方はやっぱりそうだなという感じがして。そのつなぎはやっていきたいなというふうには思います。
 それとその二つをどうやって区別していくのかがまだ今聞いててもわかりづらいかなというところがあるんですけれども、その点もいろいろな面でこれからしっかりと黄瀬さんのお話を伺いながら整備をしていきたいなと思うんですけども。
 大体このあたりで司会をお返しをして、せっかく会場にもいらっしゃっているので、何か言いたいことあるんじゃないかと思いますけど。

司会
 それでは会場の皆さんからもぜひ御質問をいただきたいと思います。御質問のある方はどうぞ手を挙げてくださいまして、そして私が御指名させていただきますので、お名前をおっしゃった上で御発言をお願いしたと思いますが、いかがでございますでしょうか。

質問者1
 例えばアメリカの一番不景気なときに女性のやっぱりニッチのすき間産業が少しずつ雇用してアメリカを支えました。ですので、これからの日本は多分女性の起業って必要だと思うんですね。ところが去年できた新会社法のLLP(合同会社)とかLLC(有限責任事業組合)というのはかなり女性にはいいだろうと私は思うんです。ところがその形の、例えば専門家が少ないとか、それから女性と男性の起業の、やっぱり人生が、ステージが違いますので、女性には女性のいろんな専門家たちの対応が一番必要なんじゃないかと思うことがたくさんありました。それは商工会議所の中でもいろんな専門家の先生方がいらっしゃいますよね。それが一堂に会した形の、それも女性だけです、それからのアドバイスか必ず要るだろうなと思います。それは女性の弁護士とか社労士、それから中小企業診断士、それから創業支援、その人たちが二、三カ月に一度でもいいから一度そのボランティアに会場に集まっていただいて、そこだと1回で答えが出るんです。もちろん税理士の方も。徳島が女性の起業家が一番多い県になりましたのが、やっぱりいろいろ商工会議所の支援がありまして、女性の経営者たち11人がボランティアの団体を、行政の音頭とりでこしらえまして、それが月に1回会合があります。全員がボランティアですけど、そこでさまざまな相談に乗ってるうちに、女性たちの起業が一番多い県になりました。そういう形のものができないだろかと思うんです。
 私もいろんな女性たちの新しいものこしらえてみたいと思って行きましたけど、男の人の相談相手にはやっぱり女性たちの人生のステージ自体が違いますので、もう一つ相談のかゆいところに手が届かない、それから今これだけ多様化しましたら弁護士たちにもよろず相談ということはできないわけですよね。それなりのそのフィットした方々にお願いを、行政の方からしていただきまして、もちろん女性の経営者たちとかも参加して、二、三カ月に一度でもそういう会ができないかなと思うんです。そうしたらいろいろ回ることなく、さっきの吉田さんのように白色と青色はどう違うんでしょうかみたいなこともそのまま即答できますし、そして新会社法のLLCは、私は女性たちに一番いいと思うんですけど、そう助け合っていろんな個性がお互いをカバーし合ってやっていく一つのやり方、シェアの仕方、そういう形をアドバイスできる方々を一つの同じテーブルに集める、そういうことをぜひしていただきたいと思います。まだ日本にはありません。

山田知事
 確かに徳島では、葉っぱだけで大産業にしちゃったという。でもあれですごい勢いで伸びたんですよね。きれいな葉っぱを集めて売る産業、これだけでいっちゃったんだけど。
 今うちの方も確かにお聞きすると、うちの女性起業のチャレンジ相談は何となくやっぱり弁護士さんの何とか相談と一緒で水曜日の何時からやってますよみたいな話になってるけども、さっきから聞いてるとネットワークが必要なんですね。そのネットワークを持ち寄ることによってだんだん共通の課題が出てきて、それに対してきちっとアドバイスできる人がというところがありますので。今、私は御提案はそのとおりだと思いまして、ある面ではここのネットワークを中心にやっぱり女性の税理士さんも女性の弁護士さんも今女性の公認会計士さんもすごいふえてるわけですよ。
 さっき言ったいわゆる男女関係なくやっていくタイプの人と、それから女性らしいニッチの部分とか、生活に密着した部分の中で自分のステージにあわせてやっていくところと、私はさっき分けた方がいいと思ったんですけども、あんまりかあっといくとそこまではという、これは正直言って我が京都府庁の中でもあるんですけどね、女性の方が、私はそこまで課長とか部長にはなりたくないみたいな人もいたりするんだけど、でもやって、一つ一つ積み重ねていくことによって、自信をつけて次のステップへ行けるというタイプがあるんで、ぜひともこの女性チャレンジというのもセカンドステージとしてはせっかくすばらしい卒業生ができ上がりつつあって、この人たちは一つの、こういう言い方しちゃ悪いけども、実験体でもあるわけですよね。一番苦労されてて何が必要かとわかってらっしゃるところがあるから、そういう人たちも含めて、専門家も含めておっしゃったような形でステージを何回か集まって、そこに行けば何でもきちっとできるという、特に黄瀬さんみたいな方がいらっしゃればさっと。そういうのをやっぱり我々考えていってはどうでしょうか、女性政策監。どうでしょうか。次のセカンドステージとしてぜひとも考えてください。

黄瀬さん
 ちょっとよろしいですか。ちょうど今おっしゃった最後にそれを提案したいな、これでもう時間終わりかなとはらはらしながら、実はすごくまとめていただいたようなことをおっしゃっていただいたんですが、実は私もそれを提案したかったんです。それで、この間ここで中小企業診断士、税理士、行政書士そして私というような形で、いろんな専門家が1人の起業をサポートしようという実験をしてみたら、非常に皆さん全然違う分野の部分で弱いところをカバーできたという声があってよかったんです。
 それでこれから例えば去年の厚生労働省の雇用均等・児童家庭局のアンケートで見ますと、女性は非常に開業率が高い。何かしたいと一歩踏み出すのは7割ぐらいもある。その中で結局、廃業率も男性の2倍ほどあるという現実ですよね。ですからそこをじゃあどうしていくか、それはやっぱり家事育児の負担とかそういうところでやろうとしてる仕事が継続できないという現実がまさにもう出てますので、そういう意味では、今、女性の起業の課題としては起業率は高いものの廃業率も高い現実はその人個人の能力、やる気以外の、女性であるという環境で実現しにくいという現実。これをどうサポートしていくか。でもこれはすべて行政におんぶにだっこを求めるつもりはないですけれど、しなきゃいけないこと、してほしいことってあります。自分でも自己改革しなきゃいけない、そういう意味では依存症からの脱却とか甘えを捨てることもしてほしいとか、そういうこともあります。
 あとはメンター的な人、メンター(信頼のおける相談相手)ですね、起業するのはだれでもできるんです。えいやって一歩踏み出すのはだれでもできます。でも一番大事なのは起業してからいかに継続するかということのその間のサポート、これは専門的な部分とそれからメンター的な部分ですね。こういうサポートをぜひここの環境でまた充実していったらいいのかなという気がします。

山田知事
 うちは実は一般施策としては創援隊というものがありまして、これは産業21の方だったかな、中心にやはり企業OBの人とか専門家が集まってベンチャーをサポートしようという組織なんですけども。おっしゃったようにやっぱり女性のステージとか仕事の性質が違うだけに男性の企業OBがそのままついてすぐにすべてが解決できる仕組みじゃないと思いますから、やはりそうした、せっかくここまで来た女性チャレンジというものを次の段階へ上げていくための施策というものを今おっしゃった点も含めて、ぜひとも考えていきたいなと思いますし、宇治も綾部も頑張ってくれてますので、こういう京都全体を通じての流れにしていきたいですね。

司会
 それでは、御質問ございましたらどうぞ。いかがでございますでしょうか。

質問者2
 お店というか仕事をおととしぐらいから、ある品物を思いついて始めてるものなんですけれども、起業はだれでもできると言わはったように、本当に起業するのは別に勝手に何もしなくても、物があって売れる状況があればできるんですが、うちの場合工場でつくってもらってそれを家に送ってもらってる。家を倉庫のかわりにもしてるし、事務所のかわりにもしてる。事務所も欲しいけど、本当は店舗も欲しい、だけどやっぱりお金もないですし、主婦で家のこともしなくちゃいけないので、どうしても家で始めてしまうじゃないですか。チャレンジオフィスのこともお伺いして、ネットも使い放題で1万円ぐらいでということやったんで、入りたいなということも思ったことは思ったんですね。だけどやっぱお休みのこととか時間的なこととか、さっき吉田さんが言わはったように、店舗が本当はあったらいいなということと、店舗だけじゃなくてやっぱり事務所として使える場所もあり、在庫を抱える倉庫みたいなものも欲しいというか。やっぱり人が起業する、先ほどの方は荷物を抱えるのではなくて、自分で物を売る仕事じゃないという形でやってはる方と全く業種によって兼店舗が要ったり事務所が要ったりという違いが生じて来るじゃないですか。やっぱり事務所があった方が名刺にも事務所として出せますし、信用みたいなものにもなりますし、欲しいな欲しいなってずっと思ってたんですが、でもここで例えば3年間いてしまうと、また住所を変えなあかんというものも出てくるじゃないですか。IT路地に応募してみようかなとも思ったんですけど、IT路地はIT関係でないといけない。私の場合は自分でサンプルもつくりたいので、ITももちろんやってるんですけども、ミシンを持ち込みたいというのがあったんですけど、音は出したらいけないとかそういうことがあって、結局どこにも応募もできずに今も自宅でやっている状況なんです。だけど例えばどこかのビルを1個、古いビルでも学校でもいい、廃校になったところでもいいですけど、そこを例えば府が一つ押さえてくれはって1階は店舗向きの人とか2階事務所とか、どこか会議室みたいなのを使って、その中に入ってる人がいろんな、先ほどもありましたように、1カ月に1回そういう会計士さんとかそういう団体が来てくれて、お勉強もできて、金額的に最初の何年かは優遇してもらえるというような、そういうビルみたいなのが本当はあればすごくうれしいなというのは思っています。ビルというか、別にビルじゃなくても、本当に廃校でも何でもいいんですけど。

黄瀬さん
 空き店舗とか今ないんですか。滋賀県はそういうのをどんどん使ってというような。あるんですよね。

山田知事
 多いんですよ。ですから舞鶴でさっき言いましたように空き店舗を使ってやってるやつとか、最近はチャレンジショップという形で商店街の空き店舗を使って、うちが補助を打って行ってやるという仕事もありますので、そういうものも使ってもいいですし。でも今言ったような、別にぜいたくなものは要らないんですよね、場所があればいいんですよね。今かなりいろんな使ってないものがあるんですよ、京都府の中でも。行政ですから、使ってないものの使い方って難しいんですよね。例えばNPOセンターとか、パートナーシップセンターとか、そういった形に今いろいろと使い始めているのがありまして、例えばかつては京都市内に九つも府税事務所があったんです。それを三つに集約して、六つの建物が余っているんですよね。そういうところが幾つかありますので、そのかわり入る人たちにもやっぱり負担をしてもらわなきゃいけないし、我々は場所ぐらいしかお貸しできないかもしれないけども、ちょっと工夫をしてみることはできるので、女性政策監、ちょっとまた、そちらの方のチャレンジショップ的なものも少しできるかどうかを検討してみて、せっかくここまで来ましたので。やっぱり多分女性の方は家庭をつくられて、子供を育てるというところがあって、そこから頑張っても今は人生80年ぐらいまではみんな元気ですから、40から頑張っても40年あるわけですから。そうしたところのステージをしっかりにらんで物事を進めていけるような仕組みを少し我々も検討してみたいと思います。そのときまたちょっとアドバイスをいただきたいと思います。

黄瀬さん
 私たち女性がじゃなくて、女性が愚かな国は絶対滅びると言われてるじゃないですか。私はそこをすごく感じるんです。だからこの元気なやる気のある女性をいかに生かすか、これが京都府の発展であり日本の発展でありというぐらいのつもりで。
 すばらしい女性をいかに生かすかで、それが国の発展にもなるという視点で行政にはぜひできるところと、私たちが個人で頑張るところと。

山田知事
 1,000年前に日本では紫式部、清少納言、女性が文化を担い時代をつくってたわけですから、京都はそういう歴史がありますので、ぜひともあすの世界に向かって女性がチャレンジできる環境となるために一生懸命頑張っていきます。

黄瀬さん
 ぜひぜひ期待するところです。

山田知事
 皆さんも期待と同時にやっぱり言ってもらわないとできない部分があるので、気がつかない部分がありますから、ここから大きなうねりを出すようによろしくお願いをしたいと思います。

司会
 すごく明るい話題になってまいりました。ありがとうございます。
 それでは、今こちらの方にチャレンジオフィス入居者でいらっしゃいますハングル学院ミリネの河さんが先ほど教室の方終わられまして、こちらの方にお越しいただいております。一言何かありましたらお願いします。

河さん
 ハングル学院ミリネの河千秋と申します。よろしくお願いします。途中からちょっと失礼いたします。
 女性センターに教室を開設させていただくことによって、個人で集客するよりもかなり集客率が上がったと思っています。韓流ブームと言われてますが、やはり個人で生徒を集めるのは大変難しかったので、ブームだからといって安易に考えていたんですけども、実際にやってみるとかなり難しかったんですけれども、やはり京都府女性センター内で教室を開講するということで、最初は大変でしたけども徐々に生徒さんがふえて、今どうにか何クラスか運営できるまでになってきました。これからまだまだ課題はありますけれども、このブームが終わった後にどういうふうに生き残っていくかとかいろいろあると思うんですけれども、これからいろんな支援を受けながら、または同じメンバーの方たちとも相談しながらここを出た後にでも、何といいますか、新戦力とか商品はないんですけれども、ソフト面での新しい、同業者がやってない、そういう新しいサービスを提供できるようなものをこれから考えていけたらなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

司会
 どうもありがとうございました。
 まだまだたくさん御意見、またお話を続けたいところなんですが、残念でございますがお時間が参りました。会場の皆さん、本日はどうもありがとうございました。ここでもう一度黄瀬先生から、これからまた起業を目指す女性に対するアドバイスという観点でちょっと最後コメントをお願いしたいと思います。重複するところもあるかもしれませんが。

黄瀬さん
 そうですね、ほとんど発信したような気がしますが、ダブるかもしれませんが。サービスを提供する側の視点として、これは私流なんですが、I、my、meってありますね、私は、私の、私がという、今までそういう仕事の仕方してきてたかなというところがあります。ということはうちの商品はとか、私はこれができるとか、そうじゃなくて、I、my、me から私は you、your、you の精神、これがこれからのサービス提供者の視点として大事かなと思ってます。それは何かというと、例えば私はこういうことができます。こういうサービスができますと幾ら押しつけてもお客様が、もっとわかりやすいこと言うと、今キムチを食べたい。そういうお客様に物すごいおいしいおはぎ手に入ったよと。物すごいおいしいから食べて、食べて、食べて。どうもこういう営業の仕方、サービスの提供が目立つなという気がしてます。ですから、I、my、me じゃなくて、あなたは何が欲しいの、今あなたは何を求めてるの、どうしたらあなたが喜ぶのという視点でそういうサービスをすることによって自分の仕事も開けていくかなという気がしています。
 私も通信販売で長いことバイヤーをしてました。そこで世の中の究極の選択は何か、これは例えば皆さんも私も同じような仕事をしてる人いっぱいいます。世の中にこれしかないという仕事を探す方が難しいですよね。その中で例えば私でしたら人材育成の仕事で何で黄瀬なの、いっぱいいるのに何でとなったときのその何でというところが皆さん、私はこれですと言えるものを持ってほしいなと、これがポイントかなと。究極の選択は私もある先生から、黄瀬さん究極の選択は好きか嫌いかだよ。同じようなサービスしてますよ。でも経営者としてのあなた自身を嫌いだったらものは買わないよ。トップセールスマンはあなた自身であり、最高の商品もあなた自身であるということをすごく大事にしています。もしかしたら皆さん何か参考になれば。自分のキャリアとか資格とか技術におぼれて、それを、それを、それをと押しつけるところがあるんですが、そうじゃなくて、何を求めてるの、どうしたら喜んでくれるのというところが起業後の一番大事な部分かなと。私は資金がなくても何とか20年やってこれました。いつも貧乏会社ですが、そこそこ税金も払って何とか自立できてきたのはそういう視点が大事かなと思っています。
 どうぞ皆さんこれからはせっかくここにかかわった人たちがよりよいネットワークを築いていくことがまた広がりを持つことだなと思ってますので、私が、私が、私がじゃなくて、あなたはどう、そういう関係をよりまた広げていけたらいいなと思っています。
 産官学の連携こそ今本当にあっちこっち、言葉では盛んに言われてますが、実態がなかなか見えにくいというところでまずここから本当に目に見えての産官学民の連携をとって形にしていけたらいいかなと思っています。ぜひ知事よろしくお願いいたします。

司会
 先生どうもありがとうございました。本当に大切なキーワードおっしゃていただいたように思います。ありがとうございました。
 では、最後に、山田知事にお願いします。

山田知事
 きょうは、私どもにとりましても非常に示唆に富んだお話をたくさん聞かせていただきましてありがとうございます。
 私はいつも自分の行政の一番の基本理念を人間中心ということに置いてるんですけども、それも人間って言葉は「人」と「間」と書くじゃないですか。ですからやっぱり人間関係きちっとしていくんだということを一番自分の基本理念に置いてます。その場合やっぱり行政の役目って何かというと、一つは一番セーフティーネットとして苦しい立場にある方や恵まれない方を支えていくこと。それからもう一つはやっぱり自分の力を伸ばそうとしていかれる方をしっかりと応援をしていくこと、この二つをやっていれば基本的にはきっとその地域ってよくなるんだろうというふうに思ってます。別に道路をつくることやダムをつくることが目的ではなくて、それも何のためにつくるのかというところからいけば、そういう二つのことをしっかりやってくことからそういう目的が出てくるんだなというふうに思っています。
 特に今の世の中におきまして、まだまだ日本において女性の活躍するステージが限られているというのは、これは現実問題として間違いないと思います。だれが何と言おうと京都府の府庁の中においてさえなかなか女性の管理職の登用率が少ないとか、それに至るいろいろな形のインフラがないとかという事実があります。皆さん方は今本当にチャレンジをされてる方がここに集まってらっしゃいますので、私どもはそれを支えていくことによって全体として社会が本当に頑張れる世の中になれるように押し上げていきたいということを、これから京都府の大きな目的として進んでいきたいと思ってます。
 きょう話がありましたように、女性のネットワークをつくり、そして女性が活躍する場をつくっていく、それがやっぱり女性チャレンジのための、この次のステージだと思っておりますので、京都府も女性政策課という課を中心に、さらには女性センターも中心に大分インフラはそろってまいりましたので、それを十分に生かして、また皆さんの今までの経験を生かして次のステップへ進めるように頑張っていきますので、またいろいろな面でいろいろな提案をいただければありがたいと思います。きょうは本当にどうもありがとうございました。

司会
 ありがとうございました。
 これにて第59回知事と和ぃ和ぃミーティング「チャレンジする女性たち」を終了させていただきます。

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