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てん茶の栽培・加工 寺川俊男さん

氏名

寺川俊男 (昭和6年生まれ)宇治市

京都府認定

農の匠(平成17年度 第25号)(技能登録:農業分野第265号)

技能の内容

栽培面では、抹茶の原料となるてん茶用早生品種「寺川早生」を育成するとともに、挿し木苗の育苗技術・てん茶栽培での被覆技術に創意工夫を加え、更に収穫期の早・中・晩の品種を組み合わせた適期・適採技術を確立するなど、伝統的技術を一層高度な技術として完成されました。
製茶加工では、原料に応じた蒸し時間と乾燥炉の温度設定に卓越した操作技術を有し、味、香り、色に秀でた宇治てん茶製造技術の保持者です。 これまでに全国茶品評会で農林水産大臣賞等、数々の表彰を受けられ、昭和62年には天皇杯を受賞されています。

技能に関わるきっかけ

18歳の時に玉露の自家生産農家の父についてお茶作りを始め、戦中・戦後の食糧難で荒れ放題の荒廃茶園を、土づくりと改植から取り組むと共に、玉露からてん茶生産へ経営転換を図る一方で、自家育苗でその土地にあった茶用品種を15年かけて「寺川早生」育成に成功するなど、研究と創意工夫に時間を惜しまない50年でした。「茶の道一筋」に歩み続け、更に「もう一服飲みたいお茶」づくりに励みたいと意欲的。

伝承活動

60歳で息子さんに家業を委ね、地元の後継者に対しての技術伝達と、宇治茶の振興に力を入れておられます。

「やぶきた」よりも萌芽日が8日早く、品質も良く収量も多い「寺川早生」