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相楽地域の農業の概要

 相楽地域の農家戸数は3,344戸で、地域内の世帯数の8.6%です。そして農業は地域の主要な産業であります。農家のうち専業農家は12.7%、425戸、第一種兼業農家は13.2%、443戸で、農業が家計の主要な収入源となっている農家は相楽地域内農家戸数の25.9%を占めています。また、あとは第二種兼業農家(農業以外の収入が家計の主要な収入源)と自給的農家となっています。
 耕地面積は1,991ヘクタールで、地域全体の7.6%を占めていて、1農家当たりの耕地面積は59.5アールとなっています。
 農業生産の状況は、東部地域と西部地域で地域的な差があり、その状況は次のとおりです。 

 

<東部地域>(笠置町、和束町、南山城村)  

 (茶) 

新茶の芽 

 東部の山間地周辺を中心に、979.7ヘクタールの茶園が広がっており、主として煎茶が生産されています。自園自製の経営が中心に行われてきましたが、近年、補助事業や制度融資を活用して、優良品種茶園への改植や安定生産を図るための防霜施設の整備、製茶の自動制御の共同製茶工場の整備等、茶業の近代化が図られています。
 特に、平成元年の大凍霜害を契機として、防霜施設の整備等晩霜対策が実施されています。
 さらに近年、煎茶からてん茶生産に切り替える動きも目立っております。
 なお、茶生産農家の多くが水稲、しいたけ等との複合経営を行っています。

 (野菜) 

出荷されるトマト

  山間地の気候条件を生かした、トマトの夏秋栽培や花菜等の京野菜が栽培され、京阪神市場で好評を博しています。 

<西部地域>(木津川市、精華町) 

 
 地域の恵まれた気候と都市近郊の有利性を生かし、地域の中央部を流れる木津川沿いの平坦地では米を基幹として多品目の野菜や花きが栽培され、丘陵地では特産のたけのこを始めとして果樹・茶が生産されています。
 また、都市住民との交流を図るふれあい農園や朝市等の直売が行われるなど、都市住民と農業のつながりを深めようとする動きも盛んです。
 この地域では、関西文化学術研究都市開発を核とした都市化の進展により、消費者と直結した都市型農業への展開が進みつつあります。 

(水稲) 

 地域の基幹作物として兼業農家を中心に栽培されています。また減農薬や有機栽培等の動きも出ています。 

(野菜) 

花菜のパッケージ

 みず菜、伏見とうがらし、花菜、えびいも等、京野菜の栽培が定着し、さらに面積拡大が図られています。また、いちごについては、精華町の観光いちご園が多くの入園者を集めるとともに、独自の販路を開拓し、消費者の好評を得ています。
 さらに、木津川市山城町では、たけのこについて農協が産地季節市場を開設するなど、安定した基幹作物となっており、生産量も府内最大となっています。 

 (果樹)  

柿

 かきが共販体制により市場流通されている他、ぶどうについても個販による販売が行われています。また、転作作物としていちじく栽培が進められ、市場の高い評価も得ています。 

(花き) 

パンジー

 トルコギキョウや大中輪菊等切花用の花きや、草花苗、鉢物苗が生産されています。