ページの先頭です

本文へ | このサイトのメニューへ

文字の大きさ : 大きくする | 元に戻す  背景色を選ぶ : | | | ふりがなをつけるふりがなをはずす | ご利用案内

文字の大きさ、背景色を変更する機能は、スタイルシートが無効なため使用できません。

循環器科

姿勢

 今日の循環器診療は、豊富な医学全般的知識に裏付けられた、専門的で高度な知識と技術を必要としています。
患者様を初めて診察した時から、人の心(こころ)から体全体そして肝心要(かんじんかなめ)の心臓を中心とした心血管系の専門診療に全身全霊をかたむけることが要求されます。

スタッフ

 当院は京都府立医科大学との連携が密であり、5名の循環器科常勤スタッフは現在日本でも最先端の研究実績をもつ心筋再生医療研究を中心とした京都府立医科大学の研究グループ出身で、それぞれの専門性を生かした最先端医療を行っています。

検査実績・手術実績及び成績

 心臓超音波検査(心エコー)、心筋シンチ検査、心臓カテーテル検査、冠動脈インターベンション(PCI:風船、ステント療法)、末梢血管のカテーテル治療(PTA)、ペースメーカー植え込み術(PMI)と幅広く行っており、以下に近年の症例数をまとめました。

 

心エコー

心筋シンチ

心臓カテーテル

うちPCI

PTA

PMI

透析

透析新規導入

H20

1,790

230

439

125

16

41

7,891

17

H21

1,675

274

428

127

32

24

8,193

11

H22

1,375

218

329

87

39

27

8,085

25

 冠動脈疾患の治療成績ですが、平成20年度から22年度の3年間で、104例(平均35例/年)の急性心筋梗塞が搬入されました。そのうち緊急冠動脈造影は102例、PCIは98例でした。緊急冠動脈造影を行った患者の院内死亡率は6.7%でした。また、3年間の全PCI数は337例で、平均112例/年のペースで行っております。待機例は210例、全体の62.3%で、うち77.1%に薬剤溶出ステント(DES)を使用しています。待機例の主要有害心イベント(MACE)は1例/年で、過去3年で標的病変再血行再建(TLR)は14.0%でした。うち、ステント留置ができないものが29例あり、ステント留置したもののTLRは10.9%でした。緊急例のMACEは5.3例/年で、そのうち死亡例は2.6例/年でしたが、死亡例はそのほとんどが急性心筋梗塞の合併症によるものでした。

透析医療

 さらに14床の透析室の運営も当科で行い、50名の定期外来維持透析を受け入れているかたわら、新規透析導入や集中治療室における血液浄化療法も積極的に行っています。
 平成16年3月から中央監視システムを導入し、さらに平成17年3月からは電子カルテとも連携させており、パイオニア的施設として多くの施設見学を受け入れています。
 平成22年度は25名の新規導入患者があり、定期外来維持透析患者の死亡数は 2 例でした。平均ベッド稼働率は、月曜日から土曜日まで週6日で午前・午後の完全2クールで、のべ週168床とすると91.3%でした。医療圏の透析ベッドは慢性的に枯渇状態ですが、地域の透析施設とも綿密に連携をとりながら、新規導入および緊急例には何とかベッドを確保しています。

救急医療

 当院には丹後医療圏で発生する毎年約40例の心筋梗塞患者が搬入されてきており、24時間体制で、適応症例の全例に迅速な緊急カテーテル検査とステント治療で対応できています。また、臨床工学士の増員に伴って、経皮的心肺補助装置(PCPS)の積極的使用を試みており、心肺停止症例でも救命の可能性があれば緊急で対応を行うようにしています。
 また、京都市内の心臓血管外科との連携により、緊急手術の必要な患者様の救命に10年以上にわたるヘリコプター搬送の実績を有しています。

特色

 心臓カテーテルは、可能な限り治療直後から歩行が可能な手首からの検査を行っています。またカテーテル、ペースメーカーの植え込み、透析導入などの入院ではクリニカルパスの導入により、患者様に分かりやすく、質の高い提供できるよう心がけています。同時に、京都府で最も高齢化率の高い地域を担っていることもあり、個々の患者様のご事情にも配慮するよう努めています。
 医療設備としては、平成20年に心臓カテーテル装置の全面的入れ替えを行い、全国的にも数少ないstent boostシステムを導入し、より確実で正確なステント留置術を行うことによってその治療成績も向上しています。また平成22年には心エコー機も更新し、まだまだ普及率の低い3D経食道エコーを導入したことで、より詳細な病変の検出が可能となっています。さらに平成23年9月には新型CTを導入しました。これにより今まで当院ではできなかった冠動脈CTを撮影することができるようになりましたが、当院では最新機器である320列CTを導入しており、被爆率、造影剤量の低減が期待できるとともに、画質向上により、診断率も高くなることが予想されます。以上のように、ここ数年の医療設備の刷新によって、地域を担う中核病院として、都市部にも劣らない最新の設備を整えられる体制になっています。

教育と研究を通じた医学界への寄与

 日本循環器学会指定循環器研修施設の認定を受けており、5名の循環器専門医を中心に大学から派遣されてくる修練医や研修医の教育も行っています。
 また、近年ではAED(自動体外式除細動器)が一般の方でも使用できるようになったことを踏まえて、BLS(一次救命処置)、ACLS(二次救命処置)の地域及び院内への普及を目指して、地域医師会や消防署とも連携して活動しています。
 毎年、循環器関連学会や研究会で発表活動を行い、日本から世界に通用する最新の医療を丹後で行えるように日々研鑽を積んでおります。