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けいはんな学研都市立地企業、スマートシティ関連企業、けいはんな学研都市付近で開催されるイベント・史跡等を紹介するページです。
(2024年9月10日、文化学術研究都市推進課 足利)
けいはんなプラザ発スタートアップ企業・エースジャパン株式会社(2010年創業)(外部リンク)。当時、判藤社長と東京の隈研吾さんに会いに行ったのが、もうかれこれ10年前。当時10人に満たなかった同社も今や従業員96名、けいはんな学研都市精華・西木津地区に大きな本社研究施設を構える企業に急成長されています。
「それでも、急に大きくなって真似がされたりしないように、小さく持続的に努めてきた」という判藤社長。着目されたのは、そこらじゅうにある森林・里山に落ちている枝葉や木の皮。あるいはダム湖等に浮かぶ流木。前者は森林・里山の荒廃、ひいては災害を拡大させる原因にもなって社会問題となっている。後者は、その処理にコストがかかっている。これらの未利用間伐材を資源化するビジネスでここまで成長されたのです。
社会課題の解決に繋がる取組であるため、モデルフォレスト運動等を進める大手企業やダムを有する大手電力会社等との提携も進む。何より、経済的でもある。海外からの木材を輸入するよりも、理屈上、低コストで済むはず。
こうして作られているのが、世界中で流通している物流パレット。これを唯一の未利用間伐材で作ったのが同社の「KYO Pallet」。そこから派生して総合物流企業に発展。また、同社の未利用間伐材を使って、大手企業が学習机も製造しています。
大阪・関西万博では、未利用間伐材を活用したベンチ2,000基が夢洲会場各所に設置される予定。そこに刻まれたQRコードを読み込めば、その材料がどこで採取されたかもわかるようになっています。
海外展開も視野に入れておられ、今後の発展がますます楽しみです。
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