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書:西脇 隆俊
気が付けば師走。師ではなくともあれこれと走り回っているうち、あっという間に大晦日(おおみそか)が来てしまうのが12月の常ではないでしょうか。
大晦日といえば、私の家は商売をしていたこともあり、家族が店の大掃除を終えて帰宅するのは決まって夜更けでした。みんなでそろって年越しそばを食べるのは紅白歌合戦も終盤のころ。年末はとにかく忙しかった思い出があります。その多忙の中、毎年母は受け継がれてきたおせち料理を作ってくれていました。
そして迎える元日の朝、いつもは人であふれている京都駅周辺に普段と違う明るさと静けさがあって、その光景がとても好きでした。皆さんにも、それぞれの年末年始の記憶があるかと思います。今年もまた一つ思い出を積み重ね、気持ちよく新たな年を迎えられるよう、一年納めの一カ月を悔いのないよう過ごしたいものです。
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