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インターネット知事室 議会での発言 令和元年6月12日

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令和元年6月 京都府議会定例会提出議案知事説明要旨

令和元年6月12日

本日、ここに6月定例府議会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

それでは、今回提案させていただいております議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。

まず、第1号議案及び第2号議案の予算関係議案についてであります。先月、滋賀県大津市で園外活動中の保育園児が巻き込まれる交通事故が、次いで神奈川県川崎市で登校時の小学生や保護者が被害にあった殺傷事件が発生いたしました。とりわけ幼い命が相次いで犠牲となったことは、残念でならず誠にいたたまれない思いであります。子どもの安心・安全を守り抜くことは大人の責任であり、子育て環境日本一を掲げる中で、できることは全て行うとの強い気持ちで取り組んでまいります。

このため、今回の補正予算案において、子どもの安心・安全を守る緊急対策を講じることとし、第一に、園児を交通事故から守る対策として、園・道路管理者・警察による現場での点検に基づき、府の管理道路におけるガードレール設置・路肩拡幅といった安全確保対策や保育園周辺における道路標識の新設等を行うとともに、保育等子育ち環境充実事業費補助金に臨時枠を創設し、保育園における交通安全研修の実施や園外活動時の安全対策に要する資機材整備など、現場ニーズに応じたきめ細やかな支援を行います。

第二に、登下校時を中心とした子どもの安全確保対策として、府民協働防犯ステーションを核とした防犯ボランティアや自治会による検討等を踏まえ、見守り活動のさらなる充実に対する支援や、「こども110番のいえ」の増設、「青色防犯パトロール車」の増加による地域の見守り活動の強化など、悲惨な事件の防止に向け、社会全体で取組みを積極的に進めてまいります。

また、防災・減災、国土強靱化を更に加速させます。

昨年の大阪府北部地震、7月豪雨、度重なる台風などによる府内各地の甚大な被害を踏まえた災害防止対策の充実強化とともに、人流・物流の活性化、企業立地促進などの地方創生の根幹となる道路整備の重要性について、この間、国に対し強く訴えてまいりました。その結果、国の防災・減災、国土強靱化対策事業も最大限に活用し、河川・砂防・雨水対策については対前年度1.3倍、道路整備については対前年度1.6倍となる事業費を確保するなど、当初予算を大幅に上回る国費を獲得することができました。

これにより、昨年度の被災箇所を中心とした災害防止緊急対策、総合的な治水対策、防災基盤の強化を行うとともに、新名神高速道路や山陰近畿自動車道等と連携した幹線道路整備、地域間交流の促進を図る基幹道路整備、公共施設の耐震化・老朽化対策等地域の防災インフラ環境の整備を更に進めてまいります。

加えて、新たに採択を受けた国庫事業を活用し、京都産業の中核を担うものづくり産業等において、人材確保と産業活性化の好循環を更に加速するため、経営者の意識改革に向けた働き方改革セミナーや高度・中核人材の育成からマッチングまでの支援を行うとともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に文化庁が国家プロジェクトとして推進する「日本博」の公募事業として、丹後地域におけるデジタルアート展が追加採択されたことなどを踏まえ、府内各地で「日本博in京都」を展開し、「文化首都」京都を発信してまいります。以上、総額101億700万円となる一般会計及び流域下水道事業会計の補正予算をお願いしているところであります。

このほか、本年10月1日の消費税率引上げ等社会経済情勢の変化を踏まえ、受益者負担の適正化を図る観点から、使用料・手数料の見直しを行うために必要な関係条例の一部改正など、全62件の議案につきまして審議をお願いしております。

御議決いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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