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令和3年8月6日
議員の皆様におかれましては、本日、まん延防止等重点措置の適用に伴う対策やワクチン接種の早期実施等に向けた議案審議のため、8月臨時府議会を招集させていただきましたところ、御多忙の中御参集を賜り、誠にありがとうございます。
京都府におきましては、これまで感染状況に応じた対策を順次講じてきたところであり、この間の府民の皆様、事業者の皆様の御理解と御協力に対し、改めて厚く御礼申し上げますとともに、医療現場の第一線で御奮闘いただいております医療従事者の皆様に心から感謝を申し上げます。
しかしながら、感染力の強いデルタ株への置き換わりが進んでいることや、夏を迎え、感染拡大地域との人の往来や会食の機会が増えていることから、首都圏を中心に多くの地域において、これまでに経験したことのない感染拡大が進んでいます。京都府におきましても、8月4日には過去最多となる277人の新規陽性者が確認されるなど、感染が急拡大しており、このままの状況が続けば、医療提供体制の逼迫や一般医療への影響が強く懸念されることから、現在、まん延防止等重点措置を実施しているところであります。府民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、長期間にわたる大変な御負担をおかけしておりますが、今しっかりと感染を抑え込むことが重要であり、改めて御理解と御協力をお願いいたします。
それでは、今回提案させていただいております議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
第1号議案令和3年度一般会計補正予算については、まん延防止等重点措置の実施に伴い、ワクチン早期接種の取組みや患者受入体制を強化するとともに、酒類提供の制限を伴う営業時間短縮要請の長期化により、疲弊している中小飲食事業者に対する支援など、緊急的に必要な施策を講じるため編成したものであります。
まず、ワクチン早期接種の取組みと患者受入体制の強化であります。ワクチン接種の更なる促進に向けて、府内に大規模接種会場を3箇所程度設置するとともに、個別接種を行う医療機関及び診療所に対する支援を継続するほか、新たに中小企業団体等が実施する職域接種に係る会場費用等への支援を行います。
また、患者の搬送先が直ちに決まらない場合に、一時的に酸素投与等の措置を行う酸素投与ステーション（仮称）を設置いたします。
次に、営業時間短縮要請の長期化等を踏まえた事業者への支援であります。府内の中小飲食事業者が行う宅配事業による売上げの確保に向けた取組みを支援するとともに、4月補正予算で計上した「京の涼風膳」による需要喚起の取組みへの支援に係る予算額を増額いたします。併せて、営業時間短縮の要請に御協力いただいた飲食店や大規模施設、入居しているテナント等に対し、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金を支給するとともに、酒類の提供を停止する飲食店と取引のある酒類販売事業者に対し、国が支給する月次支援金に月間売上額の減少額に応じた上乗せ支援等を行います。
以上、補正予算案の総額は274億4,900万円であります。御議決いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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