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中丹広域振興局

中丹・田舎暮らし通信vol.8(平成19年04月13日発行)

綾部市五泉町市志地区は山間の集落ながら、今年はフキノトウ採りの観光バスツアーや若い都市青年の農村への受け入れに取り組んでいます。また、綾部市では平成19年度から市志地区を含む上林地域の5集落を水源の里として新規定住者の受け入れ対策等を行いますので、その概要を報告します。

1.市志地区の概要

市志地区は綾部市の中上林地区にあり、上林と舞鶴市内を結ぶ府道51号線から、畑口川沿いに3km程度遡った山間部にあります。高齢化がすすみ、65歳以上の人が100パーセントと多くなっています。しかし、野菜作りには熱心な地区で、きゅうり、ピーマンなど綾部市の特産物は市志地区が発祥の地でした。現在でも水田に山ブキ、実サンショウを栽培し、収益性の高い農業に取り組んでいます。近隣の地区の方々からも「市志の人らは農業に取り組む根性がちがう。」と一目おかれています。
市志の地図

2.農業青年の受け入れ

平成19年の4月から、池田市在住の30歳代の青年が勤めを辞めて市志地区に移り住んで来ることになりました。市志地区の農家の方々はみんなで休耕田を草刈りして、田にもどすなどの作業をして、受け入れの準備をしています。

3.山ブキの栽培

市志地区では、水田に種を播いて無農薬・無化学肥料で自然に近い状態で山ブキを栽培する技術を独自で開発しています。一回播種すると同じほ場で何年もフキノトウ(3月)や山ブキ(5月)の収穫ができます。山ブキは京都市場に出荷されます。
フキ畑

4.フキノトウツアー

平成19年は、京都府中丹広域振興局のすすめで、フキノトウ採りの観光バスツアーを3月13日と20日に取り組みました。両日ともみぞれ混じりの雪が降る悪天候でしたが、参加者は雪を掘ってのフキノトウ採りを楽しみました。市志の農家がフキノトウの天ぷらを作ったり、フキノトウ味噌の作り方を教えたりして、参加者と交流しました。
フキノトウ採り

5.綾部市の水源の里条例について

(事業の概要)

  • 綾部市では、過疎・高齢化が著しく進行し、コミュニティーの維持が困難な集落を「水源の里」として位置づけ、水源の里条例を策定しました。「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」という理念を胸に地域再生の取り組みを始めました。
  • 水源の里条例では
    (1)空き家の有効活用などによる定住対策の促進
    (2)農林業体験事業の開催などによる都市との交流の推進
    (3)特産品の開発による地域産業の開発と育成
    (4)水洗化や情報網整備など地域の暮らしの向上
    という4つの振興目標が掲げられています。

(水源の里の対象地区)

  • 水源の里は(1)市役所本庁舎からおおむね25km離れている(2)高齢者比率が60パーセント以上(3)世帯数が20戸未満(4)自治会が水源に位置していると定義されています。
  • 今回の条例では栃、大唐内、市茅野、古屋、市志の5集落が対象になっています。

(新規に水源の里に居住する人へのメリット)

  • 綾部市では、綾部市水源の里定住支援補助金という定住を支援する制度が定められています。
  • 住宅整備補助金として、住宅の建設、改修又は購入に要した経費の2分の1が補助されます。
  • 定住支援給付金として、12か月を限度としての補助があります。
  • 水源の里に定住しようと意志を持って市外から転入する人はこの補助金の対象者になります。しかし、別荘として住みたい人、週末農家として住みたい人は対象にはなりません。地域に住んで、地域の行事に参加し、将来的に地域を支えてくれる人が対象となっています。
  • 定住後の職業には特に決まりはありません。水源の里から舞鶴や綾部の市街地に通勤してもかまいません。
  • 定住に関して年齢や性別の制限はありません。しかし、冬の積雪、交通条件などのきびしさはあります。

(水源の里に定住をお考えの方は)

  • 水源の里に定住をお考えの方は、上林いきいきセンター(綾部市役所市民協働課地域振興担当)に連絡してください(電話0773-54-0095)。
  • 市役所の組織で不動産屋さんではないので、古民家などの物件の紹介などはしていませんが、水源の里に住みたい人達の相談にのって、田舎暮らしの実現のために協力をしています。
  • 水源の里への観光については対応しておりません。

執筆担当:中丹東農業改良普及センター:松藤
※この記事は、平成19年4月13日(金曜)発行の中丹・田舎暮らし通信(第13号)より転載しています。

お問い合わせ

中丹広域振興局農林商工部 中丹東農業改良普及センター

綾部市川糸町丁畠10-2

ファックス:0773-42-0191

chushin-no-higashi-nokai@pref.kyoto.lg.jp

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