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中丹広域振興局

中丹・田舎暮らし通信vol.5(平成18年11月07日発行)

農業改良普及センターでは、中丹管内(舞鶴市、綾部市、福知山市)の田舎暮らしに関わる情報を発信しています。今回は舞鶴で都会の人の田舎暮らしを受け入れようとしている方を紹介します。

1.舞鶴市岡田中地区・岡田上地区

舞鶴市の由良川西岸―赤岩山―福知山―市大江町境にかけての地区は、舞鶴市において新規就農者や田舎暮らし実践者が最も増加している地域として今、注目を集めています。
この地区には、以前紹介した定方さんも定住されています。定方さんの定住前後から今日までに、この地区に定住したり、帰農したりした人は20名近くになります(今ではその家族も増えています)。どうしてこの地域に特化して定住する人が多いのでしょうか。
定方さんが舞鶴への一歩を踏み出すきっかけとなった相談相手がキーマンになっているようです。
地図

2.霜尾誠一さんと農村定住の動き

岡田中地区でも最も標高の高いところに位置する西方寺平というところで、霜尾さんは養鶏を中心とした複合経営を営んでいます。現在は京都府指導農業士、西方寺平農業小学校校長(※1)として活躍するほか、全国愛農会会長、岡田中むらづくり委員会企画部長(※2)を歴任するなど地域はもとより、広域的な視野に立った活動をしてこられました。
「約30年前、愛農会が実施していた公開農業講座に都市住民が参加し始めたときに、農家以外にも農業に関心のある人たちがいると言うことに気がついた。ムラから人がどんどん出ていっては、自分がどんなにがんばっても一人や二人で生活は出来なくなる。そう考えて、まずは自分と同年代の人間を次々と勧誘して西方寺に連れてきました」
中には10年間腰を据えて生活していた人もいましたが、多くの人は住居や人間関係で折り合いがつかず、断念しました。その頃ムラを切り盛りしていた世代には保守的な意識がまだまだ強く、見知らぬ人たちがムラに入ってくるのを拒む空気があったと言います。
その世代が70、80代になって初めて「このままではどうなるのか」と考え始めました。霜尾さんを中心としたムラの担い手が地域を動かす時代に入ってからのことでした。「定住希望者と受け入れがうまく行きだしたんです」
これには、舞鶴市が取り組み始めた「農村定住空き家バンク制度(※3)」も一役買っています。仕組みを知った人たちや、行政がするならと安心した人たちから空き家情報が集まり始めました。
霜尾さんは定住希望者があれば必ず舞鶴に来てもらい、本人としっかり話し合った上で地域を一緒にまわります。地元との折衝も引き受けてこられました。「来たいと言っている人がいるのに地元が何もしないわけにはいかない」

(※1)西方寺平農業小学校
西方寺平地区一帯を学びの場として、農家・教師が中心となり、都市の親子を対象に「自分の食べるものははじめから自分の手でつくってたべてみよう」をモットーに平成8年から毎年実施。

(※2)岡田中むらづくり委員会
岡田中地区8集落から農業部会・企画部会からなる委員会が平成2年に設立された。特産物育成、農作業の受委託、文化スポーツ振興、後継者育成などの課題に取り組んでいる。

(※3)農村定住空き家バンク制度
空き家等を所有する提供者からの申込みや、舞鶴市への移住等を希望する利用者からの申込みを市が“情報バンク”として受付け登録し、利用者の希望と物件が合致したとき連絡する。

3.岡田中地区の展望

「上が活性すれば下は自然と活性する」
岡田中地区の人たちは、市街地により近い地域を羨む風潮があると言います。また、志高も含めた由良川地域の住民には西舞鶴市街地が便利でいいなあという風潮があり、農家の子供世代には農業以外の産業に就いて、町に住みたいというあこがれがあるのだと言います。
霜尾さんの在住する西方寺平は岡田中地区から少し離れた山腹に位置します。路線バスが廃止された時、地域運行バスの路線は岡田中を走ることになりましたが、西方寺平は入れてもらえませんでした。岡田中小学校は休校になり、小学校入学を控えた子供のいる家が2軒もムラを離れてしまいました。
「このまま放っておいたら、過疎化が進んでいく一方。家や畑が空いて荒れていく一方で、住みたい人がいる。耕地面積が限られているので農業で生活が出来る基盤までは用意できないが、村に新しい人が住んでくれればムラが活性化する。川上が元気になれば川下へは自然と波及していく。ムラが昔の人口を取り戻すことは望めないが、休校中の小学校は復活させたいね。」
雪落とし
写真:冬の西方寺平、鶏舎の雪落とし

4.霜尾さんから一言

年輩者を避けている訳ではありませんが、若い家族の人たちは大歓迎です。ただし、実際に舞鶴の岡田中地域に来ていただいて(出来れば夏も冬も)、見て、歩いて、触れてそして住むかどうかを考えてください。

<霜尾さんと連絡を取るには>
霜尾誠一さんに直接連絡してください(0773)83-0234。
また、直接舞鶴に足を運んでみてください。

お問い合わせ

中丹広域振興局農林商工部 中丹東農業改良普及センター

綾部市川糸町丁畠10-2

ファックス:0773-42-0191

chushin-no-higashi-nokai@pref.kyoto.lg.jp

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