星野高等学校 箏曲部
明治30年に創立された本校は、江戸情緒溢れる蔵造りの美しい町並みで有名な埼玉県川越市に位置しています。創立以来125年の長きに亘り、学業はもちろんのこと、芸術や体育を通じて感性や教養を磨き、世界に視野を広げる教育を実践しています。この教育方針の下で、生徒たちはあらゆることに熱心に取り組んでおります。部活動は文化部・運動部共に活発で、今年も全国高等学校総合文化祭やインターハイをはじめとする全国の舞台で日ごろの成果を発揮しています。


『和楽器の為の三重奏曲』 小山清茂 作曲


急・緩・急・緩・急の形の五つの楽章から成るこの曲は、1968年に生まれた作品です。途中の楽章の省略を認められているなど、演奏者に委ねられる部分も多い作品ですが、「急」と「緩」の変化を味わっていただけるように演奏いたします。演奏曲は伝統文化フェスティバルの名に相応しく、日本の五音階を多用した曲です。古来より受け継がれてきた日本音楽らしい音調や古典的な音色の中にも、現代的な音楽の可能性を十分に感じていただけましたら幸いです。
■ 活動実績
昭和52年創部の箏曲部は週一回の講師の先生のご指導の下、古典から現代曲までの幅広い楽曲に触れながら、楽しく活動しています。部員のほとんどは初心者ですが、日本の伝統的な文化を味わいつつ、箏本来の深みのある美しい音色を大切にして日々の練習に励んでいます。これまで全国高等学校総合文化祭に40回出場し、最優秀賞・文部科学大臣賞 6回、文化庁長官賞 7 回など多数の賞を賜りました。また全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演(国立劇場)にも15 回出演させていただきました。
■ 全国高等学校総合文化祭での成績(過去3ヵ年分)
2021年 和歌山大会 優秀賞・文化庁長官賞受賞
2020年 高知・WEBSOUBUN 出場(大会審査なし)
2019年 佐賀大会 最優秀賞・文部科学大臣賞受賞