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[心の健康について]

〈うつ病(気分障害)〉 うつ病の病相期

回復の経過には波があります

うつ病の経過

抗うつ薬や休息を十分にとっていても、その経過には波があります。良いときと悪いときが、特に理由なく交替してやってきます。良くなったり、少し悪くなったりを繰り返しながら良くなっていきますので一喜一憂せずに、じっくりと構えましょう。

うつ病の病相期

うつ病の治療を始める時期は、「不安・いらいら」「ゆううつ」が前景に出ています。自責感、自己否定感、絶望感、不安感、焦燥感などの感情に振り回されている時期です。この時期には、周囲の援助を求めようと必死になることもあります。悲観的な見方が周りの人には大げさにうつることもあり、対応が遅れてしまうこともあります。

 

対処の原則 1.病気なのだからとにかく休む

うつ病は、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリン、セロトニンの機能的欠乏が有力視されているように、脳の自己調整機能が疲弊している状態です。ですから、心身ともに十分に休養し、本来の機能を取り戻すことが大切です。

休むと迷惑をかける、自分がいないと仕事が進まない、休むと復帰できないのではと心配になることもあるでしょうが、この心配や不安はうつ病の症状でもあります。また、実際に仕事をしても仕事の能率があがらず疲れ果てるというのは、うつ病の結果でもあり、それらが悪循環を生んでいる状態です。

心の休息のみでなく、身体も休める必要があります。本人が一番楽なように過ごすのがよいのですが、ついついやりすぎになりますので、常にブレーキのかけすぎくらいにする必要があります。

旅行や趣味は、疲れるばかりで楽しめないことが多いようです。楽しめるようになるまでじっくり休みましょう。

対処の原則 2.頑張れは禁物、よき理解者

症状の苦しみに加え、まわりの人に分かってもらえない苦しみも大きいものです。家族や周囲の方はよき理解者として見守りましょう。「頑張れ」と無理に励ましたり諭したりしないようにしましょう。うつ病になりやすい人にはもとより生まじめな人が多く、励ましや諭しは、いたずらに自分からあおりたて、自分の無力感をかえって強めてしまうからです。

対処の原則 3.大事なことの決定は後回しに

どうしても気持ちが焦り、将来に対する希望がもてないため、短絡的に物事を決めてしまう危険性があります。会社を辞める、退職の勧めに応じる、離婚を決めるなどとても重大なことを思いあまって即断してしまうことがあります。重大な決断は、うつ病が治り、物事の善し悪しがかたよらずにみえるようになってから判断するほうが望ましいと思います。

対処の原則 4.自殺に注意する

苦悩が強くこれから逃れるには死ぬしかない、自分がいると皆に迷惑をかける、自分は生きている価値がないなど、自殺について考えることはことのほか多くなります。実際に死のうとする人も少なくありません。眠れないとき、不安やイライラが強いとき、他人に自分の苦しみは分かってもらえないとき、体調がすぐれず悩んでいるときなどは特に注意しましょう。周囲に死にたいと口に出すときはよほどのことです。本人ともよく話し、自殺のことを考えているようならばできるだけ早く受診をしましょう。

対処の原則 5.アルコールは禁物

不眠や苦悩をまぎらわすためにお酒を飲むことは、うつ状態を悪化させたり、クスリとの相互作用から、依存症になりやすくなるため禁物です。

対処の原則 6.家族や周囲も疲れて当然です

家族や周囲の者も細心の注意を払って接するので、心身ともに疲れて当然です。本人にどう接したらいいのか、迷いますし、とまどいます。それでもうつ病は必ずよくなる病気なのですから、あせらず、温かく、見守ることを忘れないでください。

さらに、遠慮なく主治医に相談しましょう。病院・診療所には、主治医以外にも看護、社会福祉、心理などの専門職が相談を受けている場合もあります。尋ねてみましょう。



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