- 思春期・青年期の心の健康
- 中年期の心の健康
- 統合失調症
- うつ病(気分障害)
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- 社会的ひきこもり
- 依存症等の問題
- ストレス
- ストレスとは
- ストレスの仕組み−生物、心理、社会的に見た場合−
- ストレスによるさまざまな問題
- ストレス対処法
- こんな様子が見られたら要注意
- ストレスからくる障害の治療
- 相談窓口
- 災害を体験された方へ
- 東日本大震災 被災地支援 京都府心のケアチーム 活動報告書
[心の健康について]
〈ストレス〉 こんな様子が見られたら要注意
働き盛りの人の自殺が増加しています。予防するためには、悩みを抱えた人のSOSに、できるだけ早く気付いて適切に対処することが必要です。とくに注意しなければいけない点は、以下の10箇条です。
1うつ病の症状が出てくる
気分が沈む、涙もろくなる、自分を責める、仕事の能率が落ちる、仕事が手につかない、大事なことを先延ばしにする、決断が下せない、これまで関心があったことにも興味がわかない、不眠が続く、など。
2原因不明の身体的不調が長引く
睡眠障害、頭重、疲労感、食欲減退、性欲減退、便秘や下痢、吐き気、体重減少、など。
3酒量が増す
4安全や健康が保てない
生活習慣病の人が、食事療法も薬物療法も運動療法も突然、止めてしまうとか、腎不全の人が人工透析を受けなくなってしまう、など。また、真面目な社員が借金をするようになったり、連絡もなく失踪したり、全財産をかけるような賭けをしたりすることがあります。
5仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
過労や、大きな失敗などによる喪失感が、自殺の原因になることがあります。
6職場や家庭でサポートが得られない
7本人にとって価値があるもの(職、地位、家族、財産)を失う
8重症の身体の病気にかかる
重症の身体疾患にかかることは、それまでの人生の意味を大きく変化させてしまいます。自分の状態を受け止め直すには、時間がかかります。
9自殺を口にする
自殺をした人の大多数は、最期の行動を起こす前に、誰かに自殺の意図をうち明けています。「死ぬ、死ぬ」という人は本当には死なない、というのは大きな誤解なのです。
10自殺未遂におよぶ
【周囲の対応方法】
- 本人の話を真剣に傾聴する。
- 励ましは禁物。
- 身辺整理や遁走などの行動に注意する。
- 家族だけでも相談に行く。
- 本人に専門的治療を受けるように勧める。
京都府精神保健福祉総合センター (〒612-8416 京都市伏見区竹田流池町120)
TEL 075-641-1810 / FAX 075-641-1819 / E-mail [email protected]
※ メールでのご相談・ご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。
(心の健康のための相談には、別途専用電話を用意しております)