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[心の健康について]
〈ストレス〉 ストレスからくる障害の治療
専門治療の必要性
前述10箇条の中でいくつかの該当項目が見られるようになれば、単なる気晴らしなどでは改善されず、意識的に休もうとしてもなかなか休めないという状態に陥ります。そうなると、薬物療法や精神療法などの専門治療を受けることが必要となってきます。まずは、心療内科や精神科の専門医を受診されることをお勧めします。
主な治療法
薬物療法
ストレスによって起こる様々な症状を軽減・緩和する目的で薬が用いられることがあります。抗不安薬、睡眠導入剤、抗うつ薬、抗精神病薬などはいずれも、脳にある神経伝達物質に働きかけ、乱れたバランスを調整します。このことによって精神的にもリラックスし、気持ちにゆとりができます。その結果、ストレスの原因やその対処の仕方についてもより客観的に考え、対人関係を改善したり、ストレスを和らげることができるようになります。
精神療法等
精神療法とは、治療者と患者の相互交流を通した心理的メカニズムによって患者に何らかの変化をもたらす方法です。心理的な問題は、個人の内外の環境に対する適応の失敗にもとづくものや、対人関係上の葛藤に由来するものですので、その解決を図る精神療法にも様々な方法があります。
以下に、ストレスに関する精神療法の主なものについて説明します。
【カウンセリング】
カウンセリングとは、来談者(カウンセリング依頼者のこと)とカウンセラーが、言語的・非言語的コミュニケーションを通して心理的なはたらきかけ合いを行い、来談者の行動や考え方の変容が起こって、問題が解決するよう試みる方法です。おもな目的は、心理的な問題や悩み、症状などが軽減し、さらに来談者が自ら成長することによって行動や考え方を変え、問題や悩みを解決できるカを獲得することを目指します。
【自律訓練法】
段階的に筋肉を弛緩させることによって自律神経系を調整します。たとえば、交感神経系の緊張を和らげることによって、身体をリラックスさせ、その結果、精神的な不安や緊張をも和らげようとするセルフコントロール技法です。リラクゼーションによるストレスの対処法として広く用いられています。
【その他】
その他にも、行動療法、認知療法、森田療法等、多くの治療法があります。
京都府精神保健福祉総合センター (〒612-8416 京都市伏見区竹田流池町120)
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