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(3)今後の課題
今回の試験は試みに選抜した2系統どうしの交配試験結果です。今後は、この手法を用いて、より成長が早く生き残りの良い優良な新品種を早急に確立することが必要です。そのためには、京都府産あるいは他県産の大型天然貝を母貝にして自家受精により、成長・生残の良好な多くの系統を分離選抜し、選抜した系統間で交配し、より優良な交配の組み合わせを明らかにしなければなりません。
さらに、交配系統を用いた事業規模での実証試験を実施して、実用性を明らかにする必要があります。また、この手法は交配した雑種1代目を利用するものですので、毎年親貝を更新しながら、常に両親の系統を維持保存しなければなりません。現在のところ自家受精による生残率や成長率の低下等の近交弱勢の現象は見られていませんが、今後も系統を維持するためには、選抜した系統の最適な保存方法も検討する必要があります。 |