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特集 力を合わせ、災害に備える。

力を合わせ、災害に備える

力

大阪府北部地震、7月豪雨、台風第21号と昨年は大きな災害が多発しました。
今なお、復旧作業が続いています。
府は、これらの経験を教訓とし、さまざまな角度から災害対応の課題を検証。
現場の声や有識者らの意見を踏まえ組織体制を強化するとともに、避難の在り方を見直すなどそれぞれの地域や、皆さんでも対応できる仕組みを構築しています。
それらを活用して、まもなく訪れる梅雨、台風シーズンに備えましょう。

特集1 人物イラスト

自主防災組織への参加などで、地域防災力をアップ

地域の力

「もしも」の時にどう行動するか、日頃から地域の中で話し合い、発災時には助け合って命を守ることが重要です。
府では、地域の絆で危機に備える活動を、さまざまな形でサポートしていますので、参加してみてください。

地域防災力アップ

水害等避難行動タイムラインの啓発

 タイムラインとは洪水などが発生した際に、「いつ」「誰が」「どのように」避難するのかを定めた防災行動計画です。自主防災組織や消防団、自治会の皆さんなどが協力して、それぞれの地域に合ったタイムラインを作りましょう。

水害等避難行動タイムライン
画像の拡大表示はこちら(JPG)

避難行動要支援者名簿の提供

 災害時の避難行動や被災後の生活において、何らかの福祉的支援が必要な方の事前把握が不可欠です。そのため本人の許可を得た上で、避難行動要支援者の名簿を事前に支援者へ情報提供し、災害時に役立てます。
避難行動要支援者名簿の提供

災害時外国人サポーターの登録

 災害が起きたとき、災害に関する情報を外国語に翻訳したり、「やさしい日本語」に変換したりするボランティアを募集しています。サポーターには、研修や訓練に参加いただきます。
災害時外国人サポーターの登録

申し込み方法
[お問い合わせ]
(公益財団法人)京都府国際センター
ホームページから申込用紙をダウンロードし、FAX・メール・郵送
災害時外国人サポーターの登録のqr

消防団の活動力の強化

 各地域で活躍する消防団の活動を支え、担い手を増やします。

  • ふるさとレスキュー
    中山間地域で大規模広域災害時の要救助者や傷病者対応に備えるため、消防団員を中心とした「ふるさとレスキュー」を結成
  • わがまちの消防団強化交付金
    分団ごとのスキルアップや情報発信、地域内訓練など、地域防災力を高める活動を交付金で応援します
  • 消防団応援の店制度
    「消防団応援の店」として登録いただいた店舗で、消防団員や家族が割引などを受けられる制度を府域で導入します
  • 京都学生FAST
    大学生消防防災サークル「京都学生FAST」の活動を支援。若い力と発想で府の防災活動を盛り上げています

消防団の活動力の強化
活動内容などについて、詳しくはホームページ

消防団の活動力の強化のqr

平常時から災害に備えることで、危機回避への判断力を向上

世帯の力

府・市町村ではいろいろなツールを用意しています。どのような災害の可能性があるかを知り、いざというときに判断基準となる情報の所在を確認しておくことは、「命を守る行動」を取るための大きな力になります。

太陽 イラスト平常時に確認・登録 災害時に正しい避難行動に移ることができる

一人ひとりに危険情報が届く!
「京都府防災・防犯情報メール」

 

事前に登録した地域の気象情報や防災情報などがリアルタイムに配信され、危険をいち早くキャッチすることができます。
まずは登録してみましょう。

京都府防災・防犯情報メール
※画像はイメージです
anzen@k-anshin.pref.kyoto.jpに空メールを送ると登録できます

京都府防災・防犯情報メール登録のqr

京都府防災・防犯情報メールのイラスト

地域の複合的な災害リスクを確認!
「京都府マルチハザード情報提供システム」

 住所を入力すれば、その場所の洪水時の浸水深や土砂災害などの可能性をピンポイントかつ複合的に知ることができます。家から避難所までの道順を事前に確認しておけば、災害時の迅速な行動にもつながります。

システム画面
京都府マルチハザード情報提供システム画面のqr

京都府マルチハザード情報提供システム

各市町村の防災情報が分かる!
「ハザードマップ(防災マップ)」

 災害危険箇所や避難所の場所など、市町村ごとに地域の実情に即した防災情報を集約。

各市町村のハザードマップ
ハザードマップ(防災マップ)のqr

ハザードマップ
出典:綾部市洪水・土砂災害ハザードマップより抜粋

TOPICS 府民の皆さまの声

京都府知事 西脇隆俊

 昨年の災害時の避難行動について、さまざまな声が寄せられました。

「避難勧告と避難指示の意味合いがあやふやで分かりにくいのではないかと思う」
(宇治市・40代女性)

「勧告と指示という言葉が分かりにくい」
(精華町・40代男性)

豪雨災害などの警戒レベルを5段階に整理し、分かりやすく伝わるよう進めています。
→詳細は「教訓を生かして課題を検証し、現地・現場の対応力を強化」


「近所の人たちが声を掛けあって一緒に避難所に行けば良いと思う」
(京都市・30代女性)

地域で協力し合い、「タイムライン」を作成しておくと、避難行動の指針になり、災害時に有効です。
→詳細は「水害等避難行動タイムラインの啓発」


「お年寄りや障害者の一人暮らしの方に安全のために前もって避難してくださいとありましたが、この時誰が避難させるか…と疑問に思っています」
(京田辺市・60代女性)

災害時に助けが必要と思われる方は前もって各市町村の「避難行動要支援者名簿」へ登録しておくと、災害時に避難支援が受けられます。
→詳細は「避難行動要支援者名簿の提供」


「どこが、どれぐらい危険なのか、被害が出るのかを伝えることだと思います。災害時は頭がパニクって正しく判断できない気がします」
(八幡市・60代男性)

「ハザードマップ」の確認や、災害時の情報ツールを知っておくことが、いざというときに役立ちます。まずはアクセスしてください。
→詳細は「災害が発生しそうなときにチェックより詳細な現状と災害予測を把握できる」

出典:平成30年12月の広報モニターアンケートより

雨雲のイラスト災害が発生しそうなときにチェック より詳細な現状と災害予測を把握できる

地域ごとの雨量や水位をチェック!
「京都府河川防災情報」

 府内河川の地点ごとの雨量や水位などをリアルタイムで確認して行動することができます。

システム画面
京都府河川防災情報のqr

京都府下線防災情報

河川の様子 雨量グラフ 河川の水位グラフ

地域ごとの雨量や水位のチェック

府が直面するリスクを一元把握!
「きょうと危機管理WEB」

 河川や土砂災害警戒情報、避難情報、交通・ライフライン情報など、府の危機管理に関する情報の入り口をひとまとめにしています。

Webサイト
ハザードマップ(防災マップ)のqr

きょうと危機管理WEB

危機管理イラスト

河川ごとの洪水予報を行動の判断材料に!
「気象庁ホームページ洪水警報の危険度分布」

 河川ごとに予測される浸水害発生危険度を5段階に色分けして表示。避難すべきかどうかの判断材料として活用できます。

詳細ページ
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洪水警報の危険度分布
出典:気象庁ホームページ「防災情報」を基に編集・加工

TOPICS  家庭用雨水タンク「マイクロ呑龍(どんりゅう)」

マイクロ呑龍のイラスト

 府では、各家庭で雨水をためるための雨水タンク(通称「マイクロ呑龍」)の設置費用を一部補助しています。市町の補助とあわせて、購入費の4分の1で購入が可能に。

雨水タンク
雨水タンクはホームセンターなどで購入可能。補助金などについて、詳しくはホームページ

雨水タンク補助金のqr

「マイクロ呑龍」の設置効果

  • 河川や排水路への雨水流出を遅らせ浸水被害を軽減
  • 災害時の非常用水を確保
  • 水やりや掃除に利活用でき節水&エコに!

補助金を受け取るには

お住まいの市町の窓口で申請すると、市町と府の補助金をあわせてお受け取りいただけます。

※補助金額には上限があります
※購入前に申請が必要な場合があります

[例] 1基4万円の雨水タンクを購入する場合
補助額 4万円 × 3/4 = 3万円
自己負担額 4万円 - 3万円 = 1万円
で購入できる!

教訓を生かして課題を検証し、現地・現場の対応力を強化

現地・現場の力

災害時に同じ混乱を繰り返さないように、過去の災害からの教訓を取り入れ、防災・減災に向けた取り組みの強化や情報伝達の在り方などを見直しました

警戒レベルを5段階に

 災害発生の恐れの高まりに応じて取るべき行動を直感的に理解できるよう防災情報を5段階の警戒レベルで表し、主体的な避難行動を支援します。

[洪水や土砂災害に関する防災情報の5段階区分]
防災情報の5段階区分表

交通遮断時の対応

 防災関係機関(災害拠点病院を含む)においては、豪雨などにより交通遮断が予見される場合、早めに参集を指示するなど職員の動員体制を確保し、BCP(事業継続計画)にその旨を明記します。

「危機管理型水位計」の設置

 中小河川に「危機管理型水位計」を設置し、避難行動の目安となる水位を設定。避難勧告などの判断を支援します。

危機管理型水位計のイラスト

農業用ため池への対応

 豪雨が予想される場合には、農業用ため池の管理者に事前排水操作の徹底を求め、また、農業に利用されていないため池は適正な管理者への移管・廃止を指導。防災重点ため池の見直しを進め、ハザードマップの作成を支援します。

農業用ため池への対応のイラスト

大野ダムの洪水調節

 近年多発する想定外の豪雨に備えて、ダム湖の水を事前に放流することで、洪水調節容量をさらに拡大する取り組みを行います。また、放流量などのダム情報を提供するホームページを分かりやすくします。

大野ダムの洪水調整のイラスト

ダム情報のqr
ダムへの流入量やダムからの放水量、貯水率、貯水位などのダム情報はホームページで確認できます

洪水調整状況時
洪水調節状況時

TOPICS  浸水被害に備える環境整備

増水した雨水を一時的に貯留する「いろは呑龍(どんりゅう)トンネル」の整備拡大

 浸水被害に悩まされてきた京都市、向日市、長岡京市地域の浸水対策として、地下貯留施設「いろは呑龍トンネル」の整備を進めています。
 完成した箇所から順次供用を開始しており、これまでに、計228回、貯水量約127万立方メートルの貯留実績があり、延べ被害軽減戸数は約2,450戸以上、軽減額は350億円に上ります。
いろは呑龍トンネル
※貯留状況は府ホームページからリアルタイムで確認できます。

排水施設のない河川などで活躍する「排水ポンプ車」を追加配備

 昨年10月、河川の氾濫や内水などによる浸水被害発生時、現地において機動的に対応できる排水ポンプ車を、中丹東土木事務所(綾部市)と山城南土木事務所(木津川市)に各1台ずつ追加し、合計4台を配備しています。排水能力は1分間に30tで、25mプールなら約13分で排出が可能です。平成30年7月豪雨では福知山市に出動し、排水作業を行いました。
排水ポンプ車

前例にとらわれない組織体制で、先進的な防災・減災を実現

組織の力

昨年起きた、数多くの災害から学んだ教訓を生かし、府では、速やかに意思決定ができるプロセスと、自然災害などに迅速・的確に対応できるような組織体制を強化しました。

臨機応変で対応力のある組織へ

京都府知事 西脇 隆俊
京都府知事 西脇 隆俊

 昨年は、大阪府北部地震、7月豪雨、そして台風第21号など、さまざまな自然災害に見舞われました。これらの災害では、避難の在り方や、交通遮断時の対応など、数多くの課題が明らかになりました。
 府では、これらの課題に迅速・的確に対応するため、「危機管理部」を新設するなど、防災・減災に向けて組織体制の強化を図っています。また、有識者の方からの指摘も踏まえ、課題を検証する会議も進めており、今後の対応策をまとめ、「地域防災計画」や「災害時応急対応業務マニュアル」などへ反映していきます。
 災害の教訓は共通性がありますが、同じ災害は一つもなく、被害が想定を超えることがあります。このため、臨機応変に対応できる組織を整え、「昨年の災害=最も新しい教訓」を生かして、先進的な防災・減災を実現していきます。

自然災害を見据え、今年度再編した組織体制

見出しアイコン 「危機管理部」を新設

 地震、台風などの自然災害や消防・原子力をはじめとする地域防災対策などに迅速・的確に対応するため、危機管理部門を独立させ、「危機管理部」を設置。平時から非常時まで速やかな意思決定の下、的確に対応できる指揮・命令系統を構築することで、防災・減災対策の強化を図ります。
危機管理部のイラスト

見出しアイコン 下水道部門を「建設交通部」で所管

 いろは呑龍トンネルなどの雨水対策事業にも取り組んでいる「環境部」の下水道部門を、「建設交通部」で一体的に所管。総合的な治水対策の推進体制を強化します。
建設交通部のイラスト

見出しアイコン 駐在を出張所に格上げ

 中丹東土木事務所の舞鶴駐在と丹後土木事務所の峰山駐在を、それぞれ出張所に格上げ。管理職が常駐する体制を取り、現場対応力を強化します。
駐在を出張所に格上げのイラスト

見出しアイコン 「森の保全推進課」を新設

 土砂災害の防止など、森林の多面的な働きを強化する森林管理のシステムを推進し、災害リスクを軽減します。
森の保全推進課のイラスト

TOPICS  進んでいます!災害に強い京都府づくり

府の検証会議で、今後の対応策を取りまとめました

 平成30年7月豪雨では、避難勧告などを出しても避難行動につながらなかったほか、「避難するタイミングが不明」「避難勧告を出し過ぎ」といった声が府民の皆さまから寄せられました。府では、こうした課題を解消するため、検証会議を行い、避難勧告など発令の見直しを進めています。
 会議の結果、「避難勧告などは、避難が必要とされる地域に限定して発表する」「具体的に危機が差し迫っている場合には分かりやすくリアルタイムに情報を発表し、避難を促す」などを今後の対応策として取りまとめました。

災害時の応急対応業務マニュアルを作成しました

 これまでの災害対応で得られた教訓を元に、災害時の業務を時系列でまとめた京都府版・市町村版の災害時の応急対応業務マニュアルを作成しました。
 このように、府や市町村災害対策本部が行わなければならない業務を示すことで、応急対応業務の円滑な進捗管理と、迅速・的確な災害対応を行うほか、府と市町村が共通のマニュアルを用いることで状況の速やかな把握が行え、協働した災害対応や相互応援を円滑に行うことができます。

〈 特集内お問い合わせ先はこちら 〉

特集全般に関すること
[お問い合わせ]
災害対策課
TEL:075-414-4475 FAX:075-414-4477

大野ダム洪水調節
[お問い合わせ]
大野ダム総合管理事務所
TEL:0771-75-0143 FAX:0771-84-0239

災害時外国人サポーター
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(公益財団法人)京都府国際センター
TEL:075-342-5000 FAX:075-342-5050

京都府河川防災情報
[お問い合わせ]
砂防課
TEL:075-414-5318
FAX:075-432-6312

いろは呑龍トンネル
マイクロ呑龍
[お問い合わせ]
水環境対策課
TEL:075-414-5206
FAX:075-414-5470

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京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4075

koho@pref.kyoto.lg.jp

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