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人権口コミ講座 134

アイヌ新法
アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現のために

公益財団法人 世界人権問題研究センター所長
同志社大学教授 坂元 茂樹

共生社会の実現を目指して

 2019年4月19日、いわゆる「アイヌ新法※1」が成立しました。この法律は、「先住民族であるアイヌの人々」と明記した上で、アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現のために地域振興、産業振興、観光振興などを含めた施策を総合的かつ効果的に推進するためのものです。この法律では、アイヌの人々との共生社会の実現を目指すために、アイヌの人々の誇りの源泉であるアイヌの伝統について国民の理解を深めるとともに、アイヌの人々に対する差別行為などを行うことを禁止しています。

理解を深め、継承する

 2020年7月12日、北海道白老郡白老町にアイヌの文化振興などに関するナショナルセンターとして、「民族共生象徴空間(愛称:ウポポイ※2)」が開業しました。同空間には、アイヌの歴史と文化に関する正しい認識と理解を深めるために国立アイヌ民族博物館とアイヌの人々のための慰霊施設が併設されました。このほか、アイヌの伝統的漁法の伝承のために、河川でのサケの採捕の許可について規制緩和を行うことになりました。これらの施策が、アイヌの人々の視点に立って、円滑に運用されることを期待します。

※1 正式名称は、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」です。
※2「ウポポイ」とはアイヌ語で「おおぜいで歌うこと」を意味します。

◎令和2年3月発行の「人権口コミ講座21」の内容を加筆・修正し、再掲載しています。

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